シネマティックコンサートツアー Chageのずっと細道 東西南北のレビュー・感想・評価
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シンガーソング・ムービースターが見ている未来
2月9日シネマズHAT神戸で上映された「シネマティックコンサートツアーChageのずっと細道〜東西南北」に参加しました。
先んじて福岡県小倉で上映された際に、夜行バスに飛び乗って参加していたので、全く初めてのドキドキ感は有りませんでした。
「缶ジュースだけじゃなく珈琲ボトルも欲しかったなぁ」
と呟く位で、今から思うと完全に油断しきっていました。
ファンクラブでチケットを購入したのに座席が前方ではない事を話のネタにして、久しぶりに会えたchappy友達さんと映画館のフロントで談笑。
上映開始とともに感じた事は「音がとても良い」「前方の席でなくて良かった」ということでした。
かなり昔、Chageさんが5.1皿うどん…サラウンドのイベントで全国各地を回って下さった時の事を思い出して、ほんのちょっと涙が出ました。
Chageさんのライブで、Chageさんの曲と歌声を聴くのが好きです。
それと同じくらい、私はChageさんのお話を聞くのが大好きなのです。
ミュージシャンによってはライブでトークをしない人も居るそうですが、それは十人十色。
皆違って皆良い。
今のChageさんがチャゲアス、MULTI MAX、そしてソロシンガーのChageさんをどのように見て感じているのか?
その答えは映像の中に有りました。
そして三男Chageさんの穏やかな瞳の奥に、映画内で語られ無かった「言葉にならなかった思い」も個人的に感じ取りました。
いつか私の中で言語化されるのか、それともChageさんの口から聞けるのか?
これからのChageさんの活動が非常に楽しみです!
ラストのハイタッチ…ではなく、お見送りの時に、勇気を出して
「身体に気を付けてくださいね!」
と伝えると、Chageさんがちょっと困った風に眉毛が下がった(ここは雰囲気。帽子だから見えぬ)
のが印象的でした。
「映画の内容のネタバレと違うんかーい!」
と思った皆さん、誠に申し訳ない。
私、映像のChageさんは好きですが、生Chageさんの方が1000倍好きなのですよ。
chappyの皆さんは勿論、CHAGE and ASKAを愛し続けている皆さんも是非ぜひ観てください。
そして可能ならラジオ「Chageの音道」も聞いてください。
春の木漏れ日のような温かな気持ちで、さらに愛しく思えるようになる筈です。
Chageさんの今が伝わりました
109シネマズ新宿と沖縄桜坂劇場で鑑賞しました。
冒頭のライブ映像、隙のないカッコ良さで観客を魅了するChageさんから一転、稲刈り作業をするChageさんに映像が切り替わった時、109シネマズ新宿では観客がそのギャップに息を飲み、沖縄桜坂劇場ではあたたかい笑いが起こっていました。
Chageさんのファンクラブ会員であるChappyと呼ばれる私達にはどちらのChageさんも見慣れたChageさんらしい姿ですが、サングラスがトレードマークであるせいかクールな印象を持っていると周囲の人達から言われることがよくあります。坂本監督がまずそのイメージを打壊して真のChageさんに迫って行ったことにとても親近感を感じ、ぐっと映画に引き込まれました。
今回桜坂劇場で鑑賞した後、観に来ていた方とお話する機会がありました。
沖縄ではチャゲアスでのライブから今回映像化されたトップノートでの細道まで22年の間が空いていたので、今のChageさんがどういうスタンスで活動されているのかをこの映画で初めて知ったそうです。
私は常々「今の」Chageさんを、チャゲアスの大文字表記CHAGEの時代しか知らない人達に知って欲しい、曲を聴いて欲しい、ライブを観て欲しいと思って来たので、坂本監督がありのままの(Chageさんの言葉を借りるならどすっぴんの)Chageさんを追いかけて映像化してくださったことが、「正にこれを望んでいた!」という気持ちで嬉しかったです。今回の東西南北ツアーで上映された劇場以外でもロングランとして各地を廻ってくださることを熱望しますし、最終的には円盤化を希望します。
特にガンガラーの谷での細道の映像は、鍾乳洞での幻想的なライティングと、その外側の自然界との対比が素晴らしく、今回密着の中に入れてくださったことに感謝しています。
「終章~エピローグ」を鍾乳洞の外から映していた場面は、内部でライブを体験している時には見れなかった視点で、このような神秘的な場にいられたことに改めて感激しました。
ライブ終了後、観客の間をぬって鍾乳洞の外に向かっていったChageさんは、まるで神話の登場人物のように見えていました。その後、月を見上げる柔らかい親しみやすい表情とのギャップがChageさんらしく、坂本監督にだからこそ撮れた瞬間だと感じました。
いつも映画館で何となく見ているエンドロールですが、これだけ沢山のスタッフさんやライブハウスやイベンター等の皆さんがChageさんを支えているのだと思うと、一文字たりとも見逃したくない気持ちと、この2時間の感動が相まって、心が忙しかったです。
素晴らしい映画をありがとうございました。
今後とも坂本監督の映画作品を楽しみにしています。
ドンッ!
ステージ映像と舞台袖に控えるChageさんのシルエットが交錯する
Chageさんは言う「何に向かってんだろうね」
ドンッ!某曲イントロ、先ほどから絶妙なタイミングでドラム音が響き、ライブが始まるドキドキとリンクする
ドドンッ!32年前に作られたこの楽曲は、実はこの映画の為だったのではないだろうか?当時、こんな大スクリーンで流れることになろうとは、誰が予想しただろう
そう気持ちが高ぶった途端、スクリーンに映るは別人28号のChageさん、その姿は田んぼで稲刈りに黙々と勤しんでいる、かと思えば細道ツアー楽屋のChageさんへ
緩急が凄まじい、Chageさんは何人いるのだろう
お客さんとして来場したバンドメンバーが言う
「Chageさんのライブってこんなに楽しいんだ!最高!!」
ステージに立つライブと客席で観るライブ、どうやら異なるものらしい
「○○さんと出会って、バンドしか知らなかった僕が、アコースティックギターでもふくよかなライブが出来ると思った」
「このタイトルは終わらしちゃいけない、ずっと旅していられるようなコンセプトで、ずっと細道」
Chageさんの言葉が印象的だ
楽屋でギターの弦を張り替える、発声練習する、ドラムを叩く姿はどれも貴重で、特に軽快なドラムさばきは秀之もとい秀逸、永遠にずっと見ていたくなる
某ライブハウス楽屋壁にぶつかり合う、欲望というパワーを見たChageさん
「叫びが聞こえてきそうでしょう、魂感じるんだよ、これ見ると」
「ライブハウスやって、ホールをやる、次、武道館、原点はライブハウス」
ミュージシャンのセオリーを「自分は経験できなかった」とするChageさん、これも印象的だった
「若い頃出来なかったことを、今やっている」
エスカレーターで上がってきた道筋、今あえてその階段を上がり、そのひとつひとつの筋道を楽しんでいるのだろう
「身体はそのためストイックに、最低限のことはしているつもり」
今のChageさんは序章に過ぎない、これから先、待っている未来への用意周到な覚悟が垣間見れた
「お客さんが少人数だと温度が分かる」
「ホール・アリーナは『塊』になる、細道ツアーは『粒』が見える」
お客さんが楽しんでくれていることが目に見えて、肌で感じられる今を喜ぶChageさん
デビューからこれまでを振り返り、もっとも忙しかった頃にはその『塊』から逃げるように、ライブ終演時には会場から去っていなければなからなかった、そんな貴重な逸話を披露するChageさん
これらの表情・声は、是非大きなスクリーンで観て、もっと多くの人に今のChageさんを感じて欲しいと思った瞬間だった
関係者が語るChageさん、これにもグッと引き込まれた
「45年闘ってきた人の後ろで演奏するプレッシャー」だなんて想像するだけで恐ろしい、脇汗パラダイスになる
『先生vs先生』イスをめぐる攻防、はたして軍配はどちらに…まだ観ていない人には、大スクリーンでこの結末を確認して欲しい
SAPPOR○黒ラベルvsアサ○スーパードライ、このコマケー勝敗も見逃して欲しくない
デジタルなのにアナログ音「カシャカシャカシャ」ツカサシステムにも気づいて欲しい
「いつか『Chageさんみたいなライブをやってみたい』という若手が出てきたら嬉しい」と真面目に語る楽屋のChageさんは、サンタ帽にジャージ、そしてクロックスという装い
このギャップ萌えも大きなスクリーンで確認して欲しい
滑稽に見えるかもしれないが、上辺の言葉ではない、率直にそう思っていることを感じ取って欲しい
笑いが起こる場内、私は真剣に見入っていた
とあるカットで、ライブの盛り上がりと逆行し、鳥のさえずりが静寂に木霊する印象的なシーンがある、これには坂本あゆみ監督の匠を見た瞬間であり、是非スクリーンで感じて欲しいと思う
そして字幕の間奏に封入された、アナログ盤の投げ込み裏表紙のようなオフショットの数々、この監督のセンスにも注目して欲しいし、Chageさんの一芸も見逃せない
Chageさんは言う
「何に向かっているんだろうね、今はゴールが分からない、何かを見つけたい」
「細道もROCKだと思ってる、削ぎ落とされたROCK」
「どこまで歌えるんだろう」
「飄々と歌っていきたい」
映画を観た数日後、ある歌がよぎった
『風をくぐって君に逢いたい 答えはその中にある』
行かれる人には是非、今からでもチケットを買って、映画館で観て欲しい
今のChageさんを、その目で確認してください、お願いします
Chageさんのことがもっと好きになりました
2回観させていただきましたが、素っぴんのChageさんの相変わらず愉快でオチャメなところに爆笑して涙が出たり、これからも応援してくれる人たちと一緒に楽しんでいくために「ずっと」旅をして行きたいって思いにホロッとしたり、Chageさんのことがもっと好きになりました。2回とも夢中になって観ていたみたいで、エンドロールが流れた瞬間ハッと我に返ってなんだか少しぼーっとしていました。もっと観てたかったなぁ。
Chageのずっと細道は私の世界を少しずつ広げていってくれています。映画の中で、私が参加した水戸のLIVEのシーンがあったのだけれど、そこはステージも客席もとても狭くて(楽屋も狭かったですね!)、私には一生縁がない思っていた場所(街もLIVEハウスも)だったから行けてよかったです。Chageさんがいろんな場所に連れて行ってくれているみたいで、早くまた細道に行きたくてウズウズしてきました。沖縄のガンガラーの洞窟も次回は必ず行きたいです!
Chageさんの魅力をたっぷり観せてくれたこの映画の坂本監督にもお礼を言いたいです。次回作期待してます!!
映画だと言うことを忘れる距離感
坂本監督の絶妙な距離感がChageさんのファンへの気持ちや"今"の思いを引き出しているんだと感じた。30年以上大好きなChageさんのまだまだ知らない部分を知れたことが嬉しくて、そしてまた大好きになれたこと…坂本監督に感謝したい。
Chageさんのことを知らない人も、めちゃくちゃ知ってます!って人も"今"のChageさんをこの映画で感じてほしい。
途中からは映画だと言うことを忘れて、私自身が"今"この場で見てるのでは?と映像に惹き込まれてしまう。
特にエンドロール前…スクリーンがぱっと暗くなり自分がどれだけこの映画に入り込んでいたのかに気づく。あの瞬間はなんとも言えない最高な時間だった。
ぜひ、続編…これから先も坂本監督にChageさんの姿を追ってほしいと思った。
Chageさん、坂本監督ありがとう!
つい語りたくなるChageの物語(長いよ)
紆余曲折あった人生である。
というのは、今回の銀幕スターの話ではない。
自分自身の話である。
私個人の話となるが、圧倒的な才能を持つ人々と間近に触れ、密かに夢破れ、
今は多忙なサラリーマンとして日々仕事に勤しんでいる。
そして何の因果か、色々な職種や職場を経て、今は映像の仕事に携わっている。
一応プロフェッショナルな立場なようだ。
だが圧倒的な才能には恵まれることなどもなく、東京の片隅で毎日の業務をこなす小さな人間だ。
さて。
今回の主演、銀幕スターことミュージシャンのChageである。
映像の端々から感じる、プロフェッショナルであることの矜持と努力。
生まれ持った才能という意味においては、紛うことなき天才なのだろう。
だけれども、それだけで45年間もの長い期間、
同じ道を歩めたわけではないことが、ヒシヒシと伝わってきた。
そもそも一本道ではなかった。
彼が(、というよりもこの場合は彼らが)歩んできた道が、
獣道、茨の道であった側面は否定できないだろう。
華やかな活躍の裏で、新たなフィールドを切り拓いてきた開拓者なのだ。
(なお、開拓そのものが表舞台として華やかに映し出されていた時期もある。)
そして、今も挑戦を続けている。
なぜ還暦を過ぎて、なぜこんなにも頑張れるのか。
今までの軌跡をなぞって漫然と活動してもいいはずだ。
これまでの経歴を糧に引退し、夢の印税生活もいい。これが可能な一握りの成功者だ。
なぜ今も頑張れるのか。
45年という長い期間。
私がこの世に生を受けるよりも数年前から走り続けているこのレジェンド。
そのレジェンドの「ド素っぴん」がチラチラと顔を覗かせ、
なんだ、同じ人間じゃないか。このちゃげっていうひと、同じ人間だったんじゃないか。
そう感じることができた稀有な映画だった。
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今回のロードムービーの中に出てきたライブ(ないしイベント)に、自分は都合三度、参加した。
本編では一部順番が入れ替えられていたが、時系列だと、
4月5日の下北沢シャングリラ、4月21日のスパリゾートハワイアンズ、
そして10月13日の沖縄はガンガラーの谷、この3本である。
(しっかりと銀幕デビューも果たしており、とても良い記念となった。)
シャングリラでは、バインダーを持参し忘れるハプニングがしっかりとカメラに収められていたが、
この日はもうひとつ、チカラ姐さんの誕生日ということでステージ上でのバースデーサプライズもあり、
Chageの背中をバシバシと叩いて照れまくる可愛らしい姐さんが見られた。
後者は映画の中では観られず、半分残念、でも半分は参加者だけの思い出となり嬉しい気持ちもあり。
何を残して、何を残さないのか。そこにディレクターの意思が込められる。
記録映像とは面白いものだ。
シャングリラ、そしてハワイアンズの4月のライブにカメラが入っていることには気が付いていたが、
まさか後々こんなにも壮大な物語になるなんて、想像だにしなかった。
北九州の小倉記念館でハワイアンズのドキュメンタリーが上映されるとの話があったが、
関東在住でフルタイム労働者の身からは九州の地など流石に遠く、そもそも行く選択肢はなかった。
今になって幻の映画になってしまったのかと、観にいかなかったことを少々悔やんでいる。
4月時点ではわからなかったが、その後にどうもディレクターに火がついたようで、
よりコアな部分にグイグイと入り込んでくるようになったのが傍目にもわかった。
那覇・Top Noteで、22年振りの沖縄入りを果たした大スターを、
本当に嬉しそうに迎える小さなライブハウスのオーナーにグッとくる。
他地域のライブハウスに比して、ゆったりと配置された客席に、アットホームな空間。
そしてそこで久方振りの大スターとの時間の共有に涙する観客たち。
正直堪らなかった。
「細道」は東京で開催されることが少なく、開催された場合でも規模が大きめのことが多く、
“細道感”には乏しいと常々思っていたのだが、それがなんて贅沢なことだったのかと思い知らされた。
22年振りだなんて、新生児が四年制大学を卒業してしまう期間ではないか。
沖縄のチャッピーたちの想いがとめどなく溢れ出る風景に目頭が熱くなる。
どれほど心待ちにしていたのだろうか。
Top Noteにも参加しようかとわずかに思った。
でも、どんな顔をしてあの場に混ざろうというのか。
参加しない選択肢は正解だった。
そして、それを確信できたのが今回の映画だ。
切なくて堪らないほどの想いが伝わるチャプターだった。
なお、一応記しておくと、各地から参加した方々を責める意図は無い。
あくまで自分の価値観に照らし合わせた話でしかないので、誤解なきよう。
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さて、(恐らく)この沖縄細道のメインディッシュ、翌日のガンガラーの谷ライブである。
個人的には10年以上前にこの場所を知ってから、いつか行きたいと思っていた場所である。
今回を逃したら、死ぬ間際に間違いなく思い出し後悔する出来事のひとつになるだろうと思い込み、
参加を決断したのだが、こちらも大正解だった。
チャゲアス 、Chage、ASKAを中心に、
それなりに様々なミュージシャンによる、それなりに多様な形態のライブを鑑賞してきた。
そのすべてと比較しても、ガンガラーの谷の音の良さは別格、圧倒的であった。
この神秘的な空間をつくりあげている鍾乳洞の主な成分は琉球石灰岩。
この石灰岩には細かい孔が多数あり、適度に音を吸収するのだという。
音が響き渡るハワイアンズの真逆、と自分は理解した。
音が篭らず、反響が絶妙。
また出入口部分がひらけているためか、音がきれいに拡がった後、真っ直ぐに抜けていく。
「遠い街から」で大ちゃんが最初に打つカホンの「トンッ」の音から明らかに違っており、
瞬時にツレと目を見合わせて驚嘆した。
そんな空間なものだから、ボーカルの声が本当に力強く伸びて、信じられない極上の時間だった。
今回の映画で、もしもケチをつけるとしたら、
残念ながら実際のライブの音の方が良かったよ、という一点のみである。
歌舞伎町の、日本最高級の音響施設を持ってしても、である。これは再現技術の限界なのだろう。
そんな中、本編で取り上げた一曲が「終章」だったことには拍手を送りたい。
あの曲はあの時、本当に神がかっていたのだ。
暮れゆく薄暮のロケーション、また最低限の照明というシンプルな演出もあって、
このまま時間が止まって欲しいと願うような、そんな凄まじい5分間であった。
これを会場の外から、環境音と共に聴かせるという映画での演出には舌を巻いた。
ライブに参加していても、参加していなくても、
どちらの立場の人であっても新しい感情と出会える長回しのワンカットだったように思う。拍手。
ちなみに音響の話で言うと、PAさんがとても良い仕事をしたのだと、某スタッフさんから聞き、
このステージに合わせた音響を作り上げた担当者様にも最大限の感謝を述べたいところである。
時空を飛び越えて湊川人にも聞かせたいものだ。
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その後映画は、静岡、水戸、岡山、高知と各地での様子をつなげる。
行ってみたいとは思いつつ、縁もゆかりもない地域に乗り込む勇気と時間と金のない自分としては、
その一端を垣間見れるのはとてもありがたかった。
毎度変わらずライブのクオリティを維持しているChageではあるが、
その土地土地での表情は少しずつ違うように見えた。
自分の数少ない遠征参加のライブ先を思い返すと、東京近郊とは少し違った各地のChageを思い出し、
あちらこちらに遠征する人々の気持ちもわかったというか。
Chageが「ずっと」という言葉を付けてまで、
各地、それもそれなりに田舎の地域も含めて、各地を巡るのには、
彼の遅すぎる青春のカケラ探しがあるのではないかと思う。
自身が口にしていた、
人気絶頂期に、ライブの終演まで会場に残ることができず、逃げるようにその場を去った経験。
初めて知った話であり、結構な衝撃であった。一瞬意味が理解できないほどに。
還暦ライブの時に話してくれたんだったか。
初ソロツアーの終演後、観客がBGMに合わせて「トウキョータワー」を合唱。
しかしそこに混ざれず、ステージの袖で耳を傾けていたというエピソード。
これを本人が曰く「喉に小骨が刺さった」状態だと。
今この人は、喉とか、指とか、脛とか、至る所にチクチクと刺さった小骨やら棘を、
ひとつずつ抜く作業をしているのではないかと思った。
(あ、やばい、書いてて泣けてきた……。)
まだまだ元気とはいえ、70の足音が聞こえてくる歳の頃。
この先に後悔を残さないよう、自分の人生を歩んで行こうと決心したのだろう。
「たった一度の人生ならば」と、その人生観を素直に歌い上げる曲までつくっている。
「遠景」と呼ばれていた頃に、坂本監督がコレを喰らってしまい、心に深く突き刺さったのもよくわかる。
……あのMVは最高だった。「幸せな不条理」よりも自分にはぶっ刺さったな。
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人生を謳歌するように、歩き続けるChage。
その眼前には無限大の可能性が拡がっており、
振り返るにはまだ早すぎる――そんなふうに続きを渇望してしまう映画であった。
私にはわからないだけで、Chageも紆余曲折あった人生なのかもしれない。
しかし、音楽という一本筋だけは決してブレることなく、踏み締められた街道が前後に延びる。
それを紆余曲折と呼ぶには、あまりにも太く、強く、真っ直ぐ過ぎやしないかい。
自分も今この時をしっかりと踏み締めて歩こうと思わされた、極上の2時間であった。
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ここまで長々と書いても、まだまだ想いを書ききれない。
ので、以下つらつらと、取り留めなく。
映像は、比較的スタンダードな見せ方で、きちんと感情を揺さぶるように構成されており、とても良かった。緩急の付け方、曲のチョイス、音の乗せ方や被せ方。FIXでの長回しでも観客の目を釘付けにする画角やそのセレクト。視線の誘導、伝えたい意図に合わせた映像選び、全体の流れ…上げたらキリないな。観ていてストレスなく、適度なテンポ感、ラフさがあり、諸々良き。
使っている機材が気になる。白ホリの座姿、すごく好き。画角メチャクチャ真似したい。ディレクターにやらせるか…いや、どっかで自分で真似する! 引きの定点固定撮影、何使ってるか聞きたい。ライブの音は何で押さえていたんだろうか? 等々マニアックトークしたい。なんちゃってへっぽこ映像マンですけど。
振り返ると2024年は自分的にも激濃かった。初シャングリラ、もっと昔じゃなかったっけか、くらいに。2025年はどこに行こう?
フーバルしゅうちゃん、サイコーだった。「あの素敵なおっさんにかっこいいジーンズ履かせたろ」はマジサイコー。すっげーわかる。よっ!シャチョー!
大ちゃんが想いを吐露するところ、たまらん。なにあれ。どんな気持ちで支えてるのかと常々思っていたが、なんかもう泣けて仕方ない。引き続き、一緒にやりたいと思わせられるように頑張って欲しい。心の底から応援。
チカラ姐さんは引き続きChageちゃんとマジ友達のトーンではしゃいでて欲しい。Chageちゃんがいつも笑顔である一要因は、間違いなくチカラちゃん。ふたりとも可愛すぎ。なんだあれ。
アコースティックギター好きなので、弦交換に死ぬほどテンション上がった。手際いいし、切断の思い切りがいいし、ペグを回すと音階が上がるその音が自分の作業時とも一緒でなんかキュンとしたし。毎ステージ交換してたらお金かかるなぁ、そらステージ上でちょいちょいチューニングするわな、とか。どこの弦使ってるんだろうなぁとか、いい音だなぁとか…。アコギ好きには地味にたまらん。
ああ、語り足らない! 2時間に収めた監督に拍手!
4時間版ディレクターズカット、こっそり見せて欲しい…。
贅沢なChageさんからの活動報告
歌舞伎町で鑑賞しました。
とても音が良かったです。それは綺麗な音であることはもちろん、今回はドキュメンタリーなのでいろいろな会場の映像がありました。
ライブハウスの音と野外だったりガンガラーの⾕の音の響きの違いを体感できました。
もしかしたら現場の会場よりクリアな音なんじゃないかと思うほどでした。
映像の中ではやはりライブの場面がとても印象的でした。
何箇所か、同じように客席の後方から撮影された映像はカメラとステージの間にいるお客さんの頭もたくさん映っていました。
そしてカメラは動かず、しばらくそのままステージを映していました。
今回映画館で鑑賞したので私とスクリーンの間に他のお客さんもいました。
ですから、私からスクリーンで演奏するChageさんたちを観ると、
私より前に座っている現実のお客さん、スクリーンの中でカメラの前に座っていたお客さん、そしてChageさんたちが繋がって、本当にライブ会場にいる気分でした。
動かないカメラがシートで動けない自分とピタリと重なったのです。
何度も声をあげそうになるのを堪え、歌が終わって思わず手拍子を、、、慌てて小さく。
それくらいスクリーンの中に入り込んでいました。
Chageさんはこれからもあちこちで歌い続けてくださるので、またそのうちある期間を切り取った「活動報告」を鑑賞できる日を楽しみにしています。
Chageのずっと細道〜東西南北〜
109シネマズプレミアム新宿で3日連続見ました。
坂本監督がかなり間近で密着しており、Chageさんやスタッフさんの日常を垣間見れたようでバリカタのあとにヒミコ様〜なChageさんに切り替わる姿や犬に舐め回されたりめちゃくちゃ楽しかったなぁ٩(♡ε♡ )۶
4月からの細道もますますタノシミになりました☆
監督ぜひ番外編や映像化お願いしますm(_ _)m
→3日目は花束をChageさんに渡された映像チームの方が隣でぜひ番外編や映像化をと伝えました。
ちゃげっていうひと
ヒミコさま~なChageさん
ワンコにペロペロされるChageさん
シンガーソングファーマーなChageさん
先生なChageさん
カメムシ触って「手が臭っ!」なChageさん
サンタ帽のかわいいお姿で真顔で語るChageさん
歌うカッコいいChageさん
等々…
どれもこれも全部Chageさん。
色々なChageさんが沢山観れました。
(私のお気に入りはワンコにペロペロされてるChageさん)
ちゃげっていうひとはとても魅力的。
だいすけさんのChageさんに対する思いにもとても感動しました。
コメント後の本番へ向かう前のだいすけさんとChageさんのカットに「Chageさんの相棒がここにいるじゃないか👀」とはっとしました。
個人的にはチャゲアスのライブが長いエンドロールで終わっていた理由のひとつが知れたのも興味深かったです。
何気ない会話から聞けた人気すぎるが故の納得の理由。
ここ数年のChageさんは特に今をとても楽しそうにすごされているなぁと何となくは感じていたけどこうして映像でみる事ができてとても嬉しかったです。
あんなChageさん、こんなChageさん沢山見せてくださってありがとうございました。
会いたいと思った時に会える場所を作ってくれている事に感謝🙏
また会いに行きますね。
期待をはるかに凌駕
名古屋と新宿で都合3回鑑賞いたしました。
なるほど「映画館で観て欲しい」と監督が仰ったわけだと思いました。
コロナ禍以降久しぶりの映画館での映画鑑賞でした。大きな画面と回り込んで来るような良い音響をとても心地よく感じました。
ファンとして堪能出来たのは勿論のこと、長い間音楽の道をひたすら歩んできた一人の男性の生き様に感嘆。柔らかさと頸さを併せ持ったChageさんを本当によく捉えた映像で、「巻き戻しも一時停止も出来ない」(監督談)中で1秒たりとも見逃すまいと食い入るように鑑賞しましたが、期待を遥かに凌駕する作品でした。
7年前、突然Chageさんに惹かれたその理由が自分でも漠然としていましたが、この映画の中にその答えを見つけたような気がします。
何ヶ所か撮影現場におりましたので撮影のご苦労、膨大であろう素材からよくぞあの尺に纏められたと編集のご苦労が忍ばれます。坂本監督の作品は緩急の取り方が絶妙でとても好きです。
残すところあと3箇所での上映となりましたが、再上映(出来れば各都道府県で)を熱望し第2弾の作品を待望します。
Chageさんを知らない方にも見てほしい
Chageさんの歌はもちろん、歌やお客さんとの向き合い方、周りの方を和ませる雰囲気などの人間性がとても素敵なことが伝わってくる映画でした。ライブの裏側も覗かせて頂いた気持ちになりました。おしゃれなChageさんの衣装も楽しめました。
一人の人間を掘り下げるドキュメンタリーとしても面白かったので、Chageさんを知らない方にも沢山見てもらいたいです。予備知識全くない方へ向けては少し解説字幕などを入れればより多くの方が楽しめるものになるのではと思いました。
ライブにも是非行きたいと思います!
ちゃげっていうひと
やっぱりChageさんはChageさんのまま。
率直にそう感じました。
表も裏もない。そのまんま。
そしてChageさんからの目線だけでは無く、ファンからの目線だけでも無い。両方の目線からを監督のレンズを通して届けてくれる。だからChageさんをとても身近に感じられる。とてもリアルに。誇張するわけでも無く、カッコよく見せようなどというものでもなく、ほんと、ありのまま、だからとても共感できました。というとおこがましいでしょうか。作品としてとても濃厚でした。この一年のChageさんの活動をずっと追いかけられてきたのでしょう。どこを切り取るのかがものすごく悩まれて大変だったかと想像します。だって、Chageさん、どこも削りたく無いほど素敵なんですもの。編集がとても大変だったんじゃないかなと思いました。私だったら、悩みます。。とても2時間じゃ収まらないもの。。観て、とてもじんわり心があったかくなりました。Chageさんもライブに運んだファンの方々の表情もキラキラしている。日常と非日常の狭間を感じられるライブという空間、Chageさんの言葉も印象的でした。改めて思います。Chageさんの人柄が素敵な人たちを引き寄せているのだと。だから、Chageさんの周りの人たちは皆笑顔。フラの『終章』の場面は、何度見ても涙が溢れます。美しい歌声から生まれるあのフラたちの舞はほんとに美しい。。足を運べなかった地方の細道の様子も垣間見ることができて嬉しく思いました。
ずっと細道、最高ですね。また足を運びたくなります。
109新宿のシネマズ、音響も映像も最高でした!!また日曜日も観にきます!
最初の一撃からエンドロールの最後の一音一文字まで、、、
この映画は私にとって、自分の中の
Chageさんの存在を肯定してくれる、
Chageさんの存在に寄り添ってくれる、
Chageさんの存在ごと新しいChageさんで
そっと包み込んでくれる
Chageさんの心にちょっとだけ触れた気に
させてくれる、、、そんな映画でした。
そして、
Chageさんが、どれだけひたむきに音楽と遊び楽しんでいるのか
Chageさんの想いが込められて生まれる楽曲を、ステージ(人前)で歌い、みんなで笑顔になるという、Chageさんの消えない情熱を、何度となく伝え届けてくれる、最高の2時間でした。
予告編で、「柴田秀之なのかChageなのか」「Chageはどこに向かっていってるんだろう」とあったので、映画を見る前は、「ちゃげっていうひと」、その答えがこの映画を見れば分かるんだ!と、ちょっと肩に力入って、意気込むような感じになってました。実際、観終わって出た答えは、、、分からない(汗)と書くと身も蓋もないですが、つまりは、正解がないと思いました。向かう方向は定まっていて、突き進まれています。これは、そうかな、、、と思える節がたくさんありました。が、そこに辿り着くまでに、どの「道」「路」なのか、はたまた「筋」「通」なのか。デコボコ、乱高下、くねくね、ぬかるみ、砂、いくつもの道程があります。今は、その何処をどのように楽しんで進んで行っているのか…という過程を観せて頂けてるのかなと。その日その場所でChageさんが何を感じ、何を伝えたいのか。「ちゃげっていうひと」は変幻自在、創造的進化。その時その時、その場その場で「ちゃげっていうひと」は違うから。だからこそ、細道でのあの距離感。バリカタのパワフルでけしからん感。Billboardでの豪華絢爛。ライブで何回も聴いている曲たちに、やっぱりグッとくるし、イイなぁと思うし、好きだなぁってなるんだと思います。そして、全ては何事にも代え難い多幸感へ繋がり、何回もChageさんのライブに行きたくなります。映画館で聴けるこれらの曲も然りでした。Chageのずっと細道が始まってから、変わらず定位置に君臨する Silver / Musician〜オープニングのインスト〜Chageさん登場〜遠い街から。もうこれだけで、感情のバロメーターは振り切れんばかりになります。それは、さっきも書いたように、毎回「ちゃげっていうひと」が違うから。これから始まる、Chageさんと行く歌旅行の発車ベルにドキドキするからです。まさに「一期一会」。細道のテーマ。この事の証明です。どんな
Chageさんに出会えるかは愛縁奇縁なんです。こんな分かりきったことを、今更ながら、ハッとなって観ていた私はモグリです、、、ね。(沈)
これは、ChageさんがChageさんである為に基本的な事をストイックにされてるからという事も分かりました。ご自身としっかり対峙され管理されてるからこそできること。激動の中にある音楽業界で、Chageさんの考え方は柔軟であり続け、変わりゆくもの、変わらないもの。それが、割とはっきりされていると思いました。その中でも「ライブが大切、ライブが大好き」これはずっと言い続けられてる事。不変です。「ステージからの景色が好き」「お客さんの笑顔が好き」今更ですが、Chageさんの変わらない事は、こういうシンプルな事なのだ!と改めて思いました。細道で、Chageさんが歌う旅人ならば、それを観に行く私たちは、茶屋で一緒になったお客さんのような感覚です(笑)
沖縄のインタビューでは、周りのざわめきがいい感じに演出し、その場に居て、一緒にインタビューを聴いてる感覚でした。Chageさんのお話しされてる内容も「飾りのない言葉」たちで伝わり易く、自分自身に響いてきました。自然の音に溶け込む「終章 エピローグ」はこの映画を観なければ聴けなかったものではないでしょうか。街頭インタビュー、関係者さん、スタッフさんのお話しでは、あぁーやっぱりそう思いますよね!分かります!同じです!と激しく同意したくなるものばかりで、Chageさんに対する皆さんの想いを、きちんと知る事ができました。そこには、確固たるChageさん愛が溢れていました。Chageさんと細道で音楽で繋がった方々が、どんどんChageさんに惹かれて「Chageさんの為に何かしたい!」と心動いていくさまは、本当に心満たされました。そして、初めて知るChageさんの顔や想いには、いい意味で裏切られ、バラバラだった自分の中のChageさんのイメージを繋げてくれました。譜面の中身を観られるのは恥ずかしい…というような事を、以前何処かで言われてたような気がします。が、それもお構い無しに、あんなに大胆に。ここまで、Chageさんが心許してしまえる坂本監督の熱意と存在に本当に感謝と尊敬です。ありがとうございます。
ひとたびライブシーンになると、平面のはずのスクリーンが、急に奥行感を出してきて、まるで、ライブ会場にいるような錯覚が起きました。横から後ろから、音が回る感覚で、座席を通して伝わる音振に映画館という事を忘れそうでした。こんなにも大画面でChageさんを観られてライブそのものに近い音が聴けて、何回も観たくなる映画です。
最初の一撃からエンドロールの最後の一音一文字まで、とても美しく愛おしくパワーを感じる時間でした。最高の作品をありがとうございます。今すぐにでも、Chageさんのライブへ行き、Chageさんの音楽を皆さんと共有したいです。あの唯一無二の一体感を感じたいです。
がっつりネタバレ。多くの人に観てほしい!
映画はまずChageさんのシルエットが映り歌やChageさんの言葉がどんどん流れてくる。それはまるで自分のそばでChageさんが語って歌っている錯覚さえ起こさせる始まり方だった。そしてワクワクしていると見覚えのあるシーンが。それは去年の9月に開催された「ちゃげっていうひと」のLIVEだ!音響がいいので当日の記憶が鮮明によみがえり今まさに生のLIVEを目の前で体感している気持になる。
そしてテンションが上がったところで愛知県豊根村で行われたお米作りの稲刈り編が流れてくる。つなぎを着て上手に鎌で稲を刈りファンと一緒に稲を干す。その姿は普段のLIVEでは見られない自然体で素に近いChageさんを見ることができファンとの近い距離間も伺える。
チャゲアス、MALTI MAX、細道についてのインタビューが。この時に吉川忠英さんと出会わなければ細道はなかったと語られている。その吉川忠英さんのサインが入ったTシャツを沖縄で着て海や市場や楽器屋さんに行くシーンもありとても嬉しくなった。
そして映画のタイトルにもなっている細道の密着が始まる。下北沢での細道から密着が始まりリハや発声練習など普段は見られないシーンを見ることができる。Chageさんが坂本あゆみ監督だからこそ撮影ができたというのも納得できる。
下北沢の公演日はピアノの力石さんのお誕生日だった。そのお祝いを楽屋でサプライズで行うなどこっそり楽屋をのぞかせてもらった気持になる。
沖縄での細道は22年ぶり。リハの音が外まで漏れ聞こえており私も少し聞いていた。インタビューを受けている地元の方も覚えている。
坂本監督がステージ裏でLIVEが始まると大急ぎで移動し撮影をしているのもこうして撮影していたんだという裏側も知ることができた。
沖縄の細道は今まで参加した会場の中で一番の盛り上がりだった。細道ではなくバリカタLIVEのような盛り上がりだったので参加できなかった人にもどれだけの盛り上がりだったのかを観てもらえるのが嬉しい。
終演後は会場付近でお友達と感想を言い合っているとそのまま誰も帰らない。そしてChageさん達が出てきたのでお見送りをする状態になっていた。あれは自然と起きた状態だった。打ち上げの様子では横顔の月の前にチカラさんと大ちゃんがなにやら話していたことの答え合わせもできこういうことだったのか!と時間が経ってスッキリすることも。
ガンガラーの谷では鳥のさえずりに気づかなかったけれどこうして歌の時に聞こえていたのかという発見。素敵なシーンになっていることに感動した。
終演後は客席を通って去り最後に一緒に写真撮影。そして去って行くChageさんをいつまでも見送るお客さん。バックには青い空だけじゃないが流れていて。夜空にはお月さんが出ていて帰るまでChageさんに「またね。」と見送ってもらっている気持になれた。
密着が始まってから唯一いけなかった水戸市での細道。どんな場所でどんなLIVEでどんなMCがあったのか。こうして知ることができるのは嬉しくなった。
スパハワイアンリゾートも。フラダンスの方の練習にお邪魔し早川先生から「Chage先生」と紹介されそこからずっと先生と呼ばれるChageさん。フラの方にも先生と呼ばれ恐縮しっぱなし。でも最後には「Chage先生です!」というシーンは面白かった。
フラの方達もリハを見ている時も出番前の舞台袖でも楽しく見ていてこういった裏側を見ることができるのも貴重だ。そしてフラダンスの方とコラボした終章~エピローグ~。このシーンが短かったのだけが唯一残念な点だった。フルで観て衣装ついての早川先生のコメントも観たかった。
楽屋でチカラさんとチャゲアスのLIVE終わりの話をしているのは貴重だった。本当に大変だったんだなと。だから今の細道では一つ条件を出したその土地場所でしか体験できないことや景色を観たいというのには誰もが納得すると思う。
清水公演が終わった翌日は豊根村での収穫祭。リハは9時頃とかに始まっていたはず。私がついたときには始まっていたのでラジオ体操は初めて見た。ご飯もおいしかったし。この日は本当にあったかくて気持ちのいいお天気だった。リハ中もファンに歌ってと言ったり「すごくこまるんだ」ではへいっ!というように!と指導したりもありました。本番ではミスをしてやり直したりも。映画では映っていないけど一般参加の人も後ろで一緒に観ていました。ラジオの収録も楽屋になっている部屋でこうして録音していたのかと裏側を知れるのは面白くもあり嬉しい。
最後はバス組は時間が決まっているので先に帰ったけど自家用車組の人達でお見送り。
普段の楽曲アレンジができた時も仲良くやり取りしているんだなというのを伺えたのは面白い発見だった。ほんとうに仲がいいのが伝わってきて自然と笑顔になっていく。
岡山での細道MCでは語られなかったカメムシの話もこうして映像で見るとさらに楽しく笑えた。カメムシが入ったのも豊根村で分解しても出てこなかったのもチカラさんから聞いていたし東京で確認してもいなかったのに岡山で出てくるとは!映画では指が臭い!まででしたがこの後ファブリーズも会場にふったそうです。
イベンターさんとも長い付き合いなのが伝わるし仲間として信頼しあっている関係も伺える。
高知に行くシーンでは全く同じ景色を見ながら移動したのが映画を見ながら自分の記憶とも重なり一緒に移動している感覚にもなれた。電車がアンパンマン号で止まるというハプニングもあったんだよなと。居酒屋さんで磔磔の話をしているのもそうそう!!と聞きながらうなずいたり。一緒にその場で話を聞いている感覚にもなれた。車で会場まで移動するシーンも同じようにタクシーで会場に向かったので同じ景色を見ながら同じことを感じた記憶も蘇った。
高知公演終了後にインタビューを受けていた人がわフレンチブルの飼い主さんだったということも映画で知ることができ色々と自分の中の記憶にある疑問も解決されていくのも不思議な感覚になる。
大ちゃんの言葉もとても心に響いた。これからもずっと一緒に支えながら同じ景色を見てそしてそれを見せてほしいと思った。Chageさんが真摯に因果うと向き合いファンと向き合う姿勢を一番近くで見ているからこそ出てくる言葉なのかもしれない。
これで終わりかと思っているとBillboardの映像まで映画で見ることができる驚き。「坂本あゆみ監督がBillboardの映像も入れたいと言っている。」という話は聞いていたけれどほんとうに入るとは思ってはいなかった。大阪の会場に来て撮影はされていたけれど。
音源化も配信もされていないクリスマスセットリストのBillboard公演。年明けには聞けない曲を少しでもこうして映画で映像を観ながら聞けるのは嬉しい。
そしてBillboardの「横顔の月」からCD音源に変わりエンドロール。合間には本編には入らなかったシーンもありエンドロールも見逃せない。エンドロールに「横顔の月」はピッタリで歌詞にある通りまどろみの中で映画の余韻に浸ることができる。
エンドロールが終わり真っ黒になったスクリーン。そして明るくなる客席。どの会場も自然と拍手が起きた。この拍手が何も言わなくともお客さんの観終わった後の気持ちが伝わってくる温かい拍手だった。
ChageさんがMCでよく「こっち(ステージ)から見るお客さんの顔がすごくいい顔をしている!」と。インタビューではChageさんは見てもらう側と言ってるようにお客さんは見る側なのでChageさんの見えている光景は見ることはできない。
でも映画ではChageさんが見ているお客さんの顔を見ることができたのも嬉しかった。円盤化されたライブ映像でも客席は映るので見ることはできるけれど映画で観たお客さんの表情は円盤化されたものでは観られない顔だと思う。このお客さんの表情を撮れるのも坂本あゆみ監督だからなのだろうと思う。
映画の中ではスタジオで語る言葉はもちろん。沖縄の打ち上げであろう場所でのインタビューが一番自分には心に響き印象にも残っている。
自然体で語る言葉は今のChageさんの想いでありこれから先の道につながる言葉なんだと思う。「Chage」というアーティストを俯瞰でもしっかりと見ていてどこに進んでいくのか。それは今のChageさんにもまだわからない。どこかに進もうとしているその道や行きつく場所が見つかった時こそ「Chage」というアーティストが迎える最後なのではないかと思った。
だからこそその道や場所が見つかるまではずっと模索しながら自分のやりたいことを自分らしく楽しみながら進んでいくんだろう。その進む道をこれからも一緒に歩んで行きたいと思う。
上演後に舞台挨拶がありChageさんも上映前からいろんな場所で話している通り坂本あゆみ監督はありとあらゆる場所に参加し撮影をされていました。全てではないけれど私が参加できた場所ではLIVE中だけでなくお客さんが会場前でしゃべってたり、終わった後に帰っていくところを撮影したり。どこまで撮影するのか?と思ったぐらいだった。
去年の細道は年明け最初の小倉から年内最後の高知まで。全部で24か所のうち18か所に参加した。後半のほとんどがこうして映画でまた振り返りながら参加するだけでは知ることができない部分を知ることができる。
内容はどこで観ても全く同じ。それなのに観るたびに新しい発見や違った感じ方や言葉が染みたり。一回として同じ受け取り方はできない。Chageさんも二回は絶対に観た方がいいと言っていたのにも納得です。まだ映画は観ることができるので足を運んでください!私はまだまだ観に行きます。
『「映画」を「映画館で」観てほしい!』という坂本あゆみ監督の言葉通りこの作品はただのドキュメンタリーではなく「映画」なんだと観終わってから改めて思う。最高の音響で映画館でこの作品を一人でも多くの人に観てもらいたい。
そして「Chageってどんなひとなの?」というのを自分の目で見て聞いて「ちゃげっていうひと」を知ってほしい。
広島からは好評であればChageさんのなかでは第二弾も考えているそうです。昭和館で上映された映画も今回のも円盤化を願います。そして映画の第二弾も期待しております!
Chageさん内面の良さまで表現
109HAT神戸に行ってきました。
シネマティックライブという事で単なるライブ映像かと思っていたら全然そんなことはありませんでした。
ファンとChageさんの距離感というか、三木さんや力さんの距離感も含めて等身大のChageさんが表現されていました。
Chageさんの歌はもちろんですが、Chageさんの内面的な要素が僕はとても好きで男として格好良さを感じていて、映像を通じてChageさんの良さが引き出されていて何度も見たいと思いました。
また、作品中には沢山のchappyさんが出てきますが本当に素敵なファンの方に囲まれていて、その中の1人に自分もいるのかと思うと嬉しくなりました。ブルーレイで販売して欲しいととても思いました。第二作も本当に楽しみにしています。Chageのずっと細道は僕にとって永遠です。
観ている人もポジティブに…
MULTI MAXの曲を歌う渋カッコ良いChageさんから始まった!と思ったら、次の場面は豊根村で稲刈りをするツナギ姿のおじちゃんChageさん…そのギャップが最初から面白かったです。
ライブ前のリハーサルや発声練習、ライブ直後の乾杯、打ち上げでお食事…一緒に旅をさせていただいているような感覚になりました。
「まだまだ知らない日本の良いところをもっと知りたい!楽しみたい!色んな人に会いたい!」というChageさんのポジティブな想いを沢山感じました。子育て中で遠征が難しいのですが、また自分が住む街にChageさんが来てくれる日まで…毎日一所懸命やるぞ!と、前向きに何でも頑張れそうです。とても心温まる素敵な映画です。この映画に関わる全ての皆様、Chageさん、ありがとうございます。
Chageさんの表と裏の魅力がたっぷり詰まった作品でした
Chageさんが心を許した人にだけ話していることをこっそり聞いている感覚になりました。昔から水面下の水かきは決して見せず、多くを語らないChageさんがこんなにも心の内をさらけ出している映像は大変貴重だなと思いましたし、私が30年以上Chageさんの活動を通じて自分なりに解釈していたものが間違ってなかったんだ、と答え合わせにもなりました。
坂本監督のChageさんへの愛が大きなスクリーンを通して全面から伝わってきて心が満たされ、もしかして監督はファンとの関係性、繋がり方も好きなのかなと思うほどグッとくるシーンもありましたし、語られる言葉と奏でられる音楽に対しての映像の重ね方が素晴らしく、何度も心を動かされました。
Chageさんのとある一言がとても深く心に響いて、その一言でこれからのChageさんの様々な活動を今よりもっと温かな気持ちで応援出来ると強く心に刻まれました。
映画を見終わり「Chageさんに会いたい」という想いが溢れているところにヒョコッと御本人登場のシステムがとても良かったです。
何度でも観たいと思えたし、もっとたくさんの人にChageさんの魅力を知ってほしいと思いました。様々な事情でどうしても映画館に足を運べない方々のためにもこのツアーが終わったら是非円盤化していただきたいです。
これから先、Chageさんの音楽人生を語る上で絶対に外すことのできない作品だと思います。監督様、スタッフ様、是非とも前向きなご検討をしていただけますと幸いです。
今のChageさんの全てが凝縮されている素晴らしい作品です!
映画、すごかったです
新宿での上映を待ちきれず、仙台へ。
つい前列を選んでしまうサガで、45度の角度で見上げる前方でかつてないほどの大きさでスクリーンに映るChageさんを鑑賞、拝聴、傾聴。うっとり、まどろみそうになるのは、大好きな音楽を聴いていると副交感神経が優位になるからなんだなぁと妙に納得、Chageさんも前にライブでそう言っていたっけ。
2024年の、Chageさんの活動をみながら、自分の一年も振り返る。参加できたライブ、参加できなかったライブ。特に沖縄でのライブは行きたかったけれど、どうしても無理だった。その無念さがふきとびました。こういう場所でのライブだったんだぁ。ファンのみんな、いい顔してるなぁ。Chageさん、力石さん、だいすけさん、ライブ後の打ち上げではこんな感じなんだなぁ。楽しそうだなぁ。
舞台挨拶では、「僕が数字に弱いのがわかりましたか?」とおっしゃっておりましたが、ゼロの数を間違えただけで、ファンを笑わせてくれるひとは、やはりChageっていうひと。黄色のセーターにワンちゃんのチョーカー、おしゃれでかわいいのがChageっていうひとだなぁ。
細道のライブ映像や楽屋でのChageさんに見入っていると、インタビューシーンがカットイン。普段、ライブMC、ラジオやファンクラブ会報やインスタ、XなどChageさんからの発信をしっかり受け止めているつもりだけれども、「そういうことなんだぁ」「意外!」など、聞いたことのないChageさんの心うちがたくさん聞けました!
坂本監督がビデオカメラをまわしていることを忘れさせるように撮影された数々のオフのChageさんにも、初見感が満載で、まだまだ知らない部分がたくさんある魅惑のChageっていうひとを感じました。
大阪のビルボードの楽屋と思われる場所で、スポーツウェアにサンタの帽子をかぶってたのは、なぜなんだ?!思い出して何回も笑ってしまう。こういうところが、Chageさんだなぁ。
ファンクラブ動画やインスタなどでギターの弦を張り替えていることは聞いたことあったけど、ほんとにナチュラルにライブ前などに自分で張り替えしてステージに立っているんだなぁ、職人だなぁ。すっごいなぁ。
2回目を見るのがすでにとってもとっても楽しみ。
どこかの楽屋で手元に持ってた白いハンディガンっぽいものは、やっぱりハンディガンなのか、次回はしっかり確認しようっと。
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