リボルバーのレビュー・感想・評価
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何もかもイマイチ
夢に見たマンションへの入居を待ちわびていた女性警察官スヨンは、恋人の裏金問題に巻き込まれ、すべての罪をひとりで被ってくれるなら大きな補償を約束する、と謎の男アンディに持ち掛けられた。スヨンは恋人を助けるためこの提案を受け入れ刑務所に服役した。
そして2年後の出所日、刑務所の前で彼女を待っていたのは謎の女ユンソンだった。何かが約束と違うと直感したスヨンは、大金も家も失った事がわかり、すべてを取り戻すために、補償を約束したアンディを探す事になった。さてどうなる、という話。
警官の汚職や麻薬を扱う裏組織などが出てくるが、あんな理由でスヨンが警官の職を棒に振ってまで罪を被る必要が有ったようにはどうしても思えなかった。
警棒による攻撃と金属バットの闘いは有ったが、アクションはイマイチだし、銃は使っても銃撃戦は無いし、そして悪役が弱すぎる。
裏切り者だらけで、誰がスヨンの味方かわからないのは良いとして、ラストの秋刀魚食べた相手は誰?そしてユンソンへの分前は?
全体通しても浅くてイマイチな感じだった。
ユンソン役のイム・ジヨンが面白かったくらい。
悪、虚無、タイトロープ
期待外れ
70~75点ぐらい。ウイスキー
復讐劇ではなく回収劇な点が不満
女性が復讐しようとする映画は好きなジャンルの一つだ。大好物と言っていい。体格的に劣っていても、女性主人公が武器や武術を駆使し男をなぎ倒したりぶち殺していく姿に爽快感を覚えるからかもしれない。
本作は、愛する上司のため罪をかぶることにした元刑事が出所後復讐する物語と聞いていた。たしかに大筋はそうだ。でも、なんか違う。残念ながらあまりハマらなかった。
まず、約束された報酬を受け取るということがメインの動機だったところが引っかかる。もちろんそこは大事な要素ではあるが、そこがメイン?という気持ちになった。次に、アクションがしょぼいところ。剣道をやっていた(刑事として当然かも知れないが)特徴があまりアクションに活かされていない。報酬を確保することが目的だから襲いかかってくる敵をバッタバッタと殺したりはしない。元刑事というモラルを失っていないからかもしれない。でもあれじゃ物足りない。
そもそもリボルバーというタイトルにもっと意味を持たせてほしい。むしろ警棒の方がメインと思えるアクションだった。これならリボルバーというタイトルにしなければいいのに。
敵がそれなりに嫌なやつだったけど、あまりスカッとする終わり方ではない。たぶん復讐ではなく、報酬を回収することが目的だから。この手の映画のカタルシスを得られなかったことはやはり不満が残る。
チョン・ドヨンの好演
韓国映画に飽きてしまったらおすすめか。
今年69本目(合計1,611本目/今月(2025年3月度)3本目)。
今週の韓国映画の枠としては、どうしても「プロジェクト・サイレンス」より差がつきやすいのかな…という気はします。
要は濡れ衣で刑務所に入っていた女性とその復讐、またその人々にかかわる裏は何…といった趣旨の映画になります。
気になった点は2つで、まず1つは登場人物が妙に多く誰が誰かわからず混乱しがちなことと、2つめに野外行動シーンがいくつかあるところ(この点は、いわゆる人質解放や不法なお金の流れなどが夜間で行われるという「常識」から仕方がない)このために1の問題と重なってますます誰が誰かわからないといった状況がどうしても起きるのは避けられないかな、といったところです。
運悪くよりお客さんが来そうな「プロジェクト・サイレンス」の影には隠れる形にはなりましたが、韓国映画特有の「ノワールさ」や「あなたが犯人かと思っていたら(一部or全部)違うじゃないですか」というどんでん返しはままあるので、アクション映画の要素は少ない(ないわけではない)ものの、その向きにもおススメです。
採点上特に気になるものはないのでフルスコアにしています。
えぶりてぃん
警察と企業の裏金問題に巻き込まれ、対価を条件に罪を被って服役した元刑事の女が、果たされなかった約束を履行させようとする話。
2年間の服役を終えた主人公が出所したところに、後輩刑事とクソバエ女がやって来て始まって行くけれど、まだ姿も見せていない人物の名前とか状況もわからない過去のことを話されて、なんだかチンプンな序盤。
チョロチョロと時系列いじらないで、もっと早くそれをみせろよ!な流れがあって、いよいよ話しがみえたら、なるほどなかなかドロドロだしそれはクソ野郎ですね。
主人公の気の強さやスリリングな駆け引きはお見事だし、賑やかしのマダムも掴みどころがないけれど良いツボをおさえているし、ホントの意味での賑やかしなマンディとシンのから騒ぎにある意味振り回される保護者たち?と面白かった。
絶叫するまで、しばいたる
チョン・ユンソンがイメージ通りのバカ女を演じて、予期せぬハプニングを起こして面白くしてくれる。
だけど、全般的にストーリーがつかみずらい。主人公が暴れまくるところを期待しているんだから、余計な謎はいらない。
ワルツがBGMで流れて、眠気を催すシーンが多いんだけど、主人公のスヨンが、警棒を持つとパチっと目が覚める。
あるシーンでは、アンディが絶叫するまでスヨンがシバキまくる。警棒がしなって肉を打つ音が響くたびに、拍手を送りたくなる。それくらい、アンディがクズ野郎ってことなんだけど。
結局のところチョン・ドヨンのアクションシーン以外は眠っていてもよかった。しばかれるバカ男を見たい人は、かなり満足できる作品でございます。
約束を果たすまで追い詰める
静かなハードボイルド
前半は暇、後半は良い!
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