「イヌにも事情があったんだなあ」プロジェクト・サイレンス ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
イヌにも事情があったんだなあ
高確率でハズれのない娯楽映画としての韓国映画。本作もパニック・サスペンス映画としてレベルの高い作品に仕上がっている。
複数の登場人物たちの各々の背景にあるドラマを描きつつそこに伏線を埋め込み、それらを後半でじわじわと回収していくプロットのまとまりはお見事。風呂敷がきれいに畳まれていく快感がある。
最後には悪役のイヌたちの伏線もしっかり回収して「ああ、そう言えばこいつらにも暴れるそれなりの事情があったんだなあ」と思わせてくれる。
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