「小池ルパン最終作どうしてこうなった」LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族 うちさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5小池ルパン最終作どうしてこうなった

2025年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

コミカルな2ndシリーズよりもハードな1st(それも大隅正秋演出)シリーズのルパンが好き。宮崎駿のカリオストロも面白いけど渋い複製人間の方が好き。TVSPはダークなワルサーP38が好き。そんな私にとって小池健監督のOVA『次元大介の墓標』は素晴らしかった。またこんなハードでカッコいいルパンが新作で見れるなんて・・・と狂喜した。あれから11年、小池ルパンが劇場公開作品でフィナーレを迎える、それも複製人間に繋がると聞いて楽しみに見に行った。OVAより劇場版の方が予算も潤沢な筈である、ところが・・・・。本当に色々な意味でゴミのような映画だった、次元、五右衛門、不二子の見せ場は皆無、ただ苦しんでるだけ、ルパンも行き当たりばったり、敵の魅力も皆無。主役のルパンよりヤエルの戦闘シーンの方がよっぽど多い。脚本はTVSP後期の駄作と同レベル、何で傑作揃いだった小池ルパンがこんな事に。金曜ロードショーのTVSPが後期つまらなくても、もはや慣れて驚かなくなっていたが、小池ルパンでこれは期待が大きい分落胆も激しい。複製人間への繋げ方も雑。これなら直前の「銭形と2人のルパン」を広げて映画にした方がいいと感じました、この偽ルパンを複製人間の冒頭の処刑されるルパンにすれば良かったし。

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