「ボタンの掛け違い」デッド・エンド 完全封鎖 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
ボタンの掛け違い
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巨大橋で発生したテロ事件。偶然居合わせた元軍人の活躍を描く物語。
マイナーですが、しっかりとお金をかけたと感じられるアクション作品です。
銃撃戦を中心としたアクションもしっかりとしていて、一定の評価は出来る作品だと思います。
それだけに設定のいい加減さが目立ち、とても残念に感じられた作品でもありました。。
例えば、犯人グループ。本人達なりの大義を抱いた犯行。人質にも危害を加えずにいます・・・しかし、何故か内通者だけは無慈悲に射殺する矛盾。
主人公が早々にテロリストに挑むのも謎です。人質に危害が加えられたわけでもなく、隣にいる妹を危険に晒す行為を当たり前にしながら・・・「妹は守る」と叫ぶ矛盾。
妹は妹で、特に理由もなくスマホを隠すのも意味不明。
人質がいる車の間での銃撃戦を当たり前のようにするのも驚き。人質に死傷者が出ていないわけはなく、それを映さないのであれば興ざめすら感じてしまいます。
警察も警察。犯人グループにスナイパーがいるのは分かっているでしょうに、その射線で平然と指揮する指揮官には呆れてものが言えなくなります。
犯人グルーブに大義があるなら、狙われた女性に問題があることになるのですが、結局そのような描写もなくウヤムヤ。
この内容なら、犯人は無慈悲な殺し屋集団にした方が納得感があります。主人公が立ち上がる理由が出来ますから。銃撃戦中に起こり得る人質の犠牲を映しても、納得出来るかもしれません。
私的評価は厳しめです。
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