「報道の在り方」セプテンバー5 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
報道の在り方
見せるもの、見せないもの。
見せたいもの、見せたくないもの。
見せるべきもの、見せてはならないもの。
そこにはあくまでも誰かの主観(判断)が存在する。
ドキュメンタリー(タッチ)のこの作品も、作り手の、これを見せよう、という意志によって作られている。
報道の在り方が問われる今、考えさせられる作品だ。
こういった実話ベースの映画が好きで、今作は半世紀前の事件を題材にしたものだが、現在起こっている出来事の多くが、今から半世紀ののちには、映画の格好の題材になっているようなことだばかりだと思うととても悲しい。
比べてはいけないが、ショータイムセブンも吉田鋼太郎なんか入れずに今作のような描き方をしていたらもっと緊迫感が出て面白くなっていたかも。あの犯人では無理か。
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