アマチュアのレビュー・感想・評価
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物足りなさはあるが、エンタメ作品としておもしろい
ずいぶん前から何度も予告を見せられていたので、それなりに期待していた本作。今回はちょっと奮発してIMAXで鑑賞してきました。
ストーリーは、愛する妻をテロリストによって殺された、CIAのサイバー捜査官チャーリー・ヘラーが、捜査に本腰を入れない上層部に業を煮やし、自ら復讐を果たす覚悟で特殊任務の訓練を受け、持ち前のスキルを生かしてテロリストたちを追い詰めていく中で、事件の裏にある真相が明らかになっていくというもの。
捜査官が私怨から犯罪者に復讐を果たすというのはありふれたストーリーではありますが、主人公がCIAのサイバー捜査官であるという設定がおもしろいです。冒頭から夫婦の仲のよさ、チャーリーの妻サラへの愛が描かれ、復讐の動機は明確で、職場でのチャーリーの卓越したスキルもしっかりと描かれ、このあとの展開を予感させます。
一方で、人を殺すには不向きである性格も描かれ、終盤への伏線としていると同時に、鬼教官ヘンダーソンを登場させる流れも悪くないです。この手の役をやらせたら右に出るものはないローレンス・フィッシュバーンの起用もバッチリです。
その後、じりじりとテロリストを追い詰め、主犯にたどり着くさまもスリリングでよき。アクションもそれなりにありますが、それを情報戦で引き立たせているのが興味深く、ラストも彼らしい頭脳プレーで決着させているのが心地いいです。
チャーリー一人に翻弄されるCIAがややおマヌケに映る面もありますが、組織の根本を担うシステム自体を彼が開発したということなら、それもしかたないことと飲み込めます。それにしても、わずかな映像やデータを手がかりにさまざまな情報を読み解く能力には脱帽です。ITスキルだけでなく、基礎知識、洞察力、それらを統合する推理力がすばらしいです。たとえ最前線にいなくても、彼もまた立派なプロ捜査官として描かれている点も好感がもてます。
ただ、全体的にはちょっと物足りません。チャーリーが最前線で体を張るのはいいのですが、うまく運びすぎるのは説得力に欠けます。劣勢を強いられながらも、ヘンダーソンやCIAの同僚らによる絶妙なアシストによってミッションを完遂するというような展開でもよかったのではないかと思います。インクワラインにしても、扱いがちょっと雑だった気がします。あと、CIA上層部の動きもなんだか中途半端な印象を受けました。
とはいえ、多少の物足りなさはありますが、エンタメ作品としては十分に楽しませてもらえたので満足です。
主演はラミ・マレックで、愛する妻の復讐のために不慣れな前線捜査に身を投じるチャーリーを好演しています。脇を固めるのは、レイチェル・ブロズナハン、カトリーナ・バルフ、ジョン・バーンサル、ローレンス・フィッシュバーンら。
殺し屋を殺しても犯罪にならないの?
CIAで働いているニューヨーカーのチャーリー・ヘラー、チャールズなんだけど自分でもチャーリーって言ってたね。妻のサラがロンドンでテロリストに殺されてしまう。あら、映像あるんだ!?妻の復讐を決意したチャーリー、銃の訓練を受けるが、下手くそ〜!こんなんじゃ、すぐ殺されちゃうんじゃないかと思っちゃった。テロリストを追い詰める為にロンドンに到着したチャーリー、アメリカとイギリスで行ったり来たりになるのかなって思ったら、違ってた。チャーリーが向かった国は、イギリス、フランス、トルコ、スペイン、フィンランド、ロシア、ルーマニアなど、随分移動したね。それぞれのお国柄が感じられて楽しかった。いろんな人達との会話も楽しかった。アクション映画と思っていたが、アマチュアなのでそれほど戦えなかったね。でも作戦のおかげで負けなかったのが、結構意外だったわ。最後も何処へ飛んでったのか意外だったわ。笑えはしなかったけどソコソコ楽しかったです。
じっくりとハラハラしていて楽しめた
普通に面白かったです。続編も期待。
ガバガバCIA vs 頭良い設定主人公
見ごたえ十分な映画でした!
フレディ・マーキュリーを熱演した俳優が今度はCIAのエージェントを演じるというニュースに、期待と好奇心を抱きながら映画館に向かいました。評価は星3.5前後と聞いていたため、過度な期待はせずに鑑賞に臨みましたが、結果は予想を大きく超えるものでした。映画を見ている最中から、これは間違いなく星5点の作品だと確信し、2時間の間、興奮に包まれました。
主人公チャーリーは、類稀なIQとITスキルを駆使して、妻を殺した犯人たちを鮮やかに追い詰めていきます。その手腕は爽快で、CIA内部の策略も絡み合い、一瞬たりとも退屈させません。伏線が巧みに回収される展開は、まさに「なるほど、あの時のこのシーンはここにつながるのか」と納得させられるほどです。2回観ても十分に楽しめる作品と言えるでしょう。
また、映画「マトリックス」でネオのトレーナー役を務めた黒人俳優が、今回もトレーナー役を好演しています。以前よりもかなり太っているように見えましたが、その存在感は健在で、物語に深みを与えていました。
シリーズにさせたい気配…
不謹慎ではあるが、正直スッキリした(笑)。
国際テロリスト達に愛する妻を殺されたCIAの後方支援部署に所属する主人公チャーリーが、彼らに復讐を果たしていくストーリーです。
題名にある通り、チャーリーは対人戦闘スキルについては間違いなく「アマチュア」で、非合法に武装し闇の勢力から資金援助を受けているだろう国際テロリストには単独では歯が立たないのは想像に難くないです。しかし、彼のデータ分析能力、業務上関係を持った闇の情報屋の協力、生まれ持ったステルス性能(笑)、趣味の機械工作技術?・・・などを最大限駆使して立ち向かう姿は、元特殊工作員のチートで派手な戦闘シーン、方法論を見慣れている一映画ファンにとっては大変新鮮でしたね。
仮に仇敵であってもいざ人を前にしたら、拳銃の引き金を弾けない弱さ、また復讐のためとはいえ◯人に手を染めざるを得ない追い詰められた精神状況は、同じ心優しい一般人?として深く共感し心が痛みました。
が、彼が選択する「最も得意な殺傷手段」が、非合法かつド派手なエフェクトでちょっと不謹慎ではありますがスッキリしてしまったのも真実でして(笑)・・・このあたりはエンタメとして映像的にもインパクトがあって良かったと思います。
持てる手段、能力、人脈をフル活用し、非合法に突き進むチャーリーですが、いろんなテロリスト含む敵対勢力から命を狙われることとなり、今日の味方が明日の敵・・・みたいなサスペンス要素もあって終始飽きることなく観賞が進みその点も評価したいですね。
おすすめいたします。では。
銃は苦手だけど、頭脳はキレキレ! 王道のジェットコースターアクション映画。
『アマチュア』観てきました!
久々にハリウッドのアクション大作です。
アクション大作だけど、主人公は銃もまともに撃てないオタク系。
CIAの情報分析部門に努めるIQ170の彼は、テロ組織に妻を殺され、その復讐に乗り出す。その明晰な頭脳とハッキング能力を使って。。。。というお話。
主人公は、『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディを完コピしたラミ・マレック。今回は陰キャのCIA分析官を好演しています。
やはりアクション映画は面白い! これが感想ですね。あっという間に映画の中に入り込んで、ジェットコースターに乗っているようにラストまで連れていかれる。ダレることのない構成と、ハデな演出。ある意味分かりやすすぎるくらいの悪役設定。アクション映画の面白くなる要素をふんだんに盛り込んで、でも、主人公はまったく強くなく。
あえて少し弱い点を言うと、ラストのどんでんがちょっと読みやすい展開だったところかなぁ。でも、映画らしい演出で悪役をとっちめるところとか、十分に楽しめます。
朝8:50の上映を見たせいもあるのだろうけど、観客はお年を召した方がとても多かった印象。たぶん、「007」とか「ミッション・インポッシブル」とかがお好きな方が、アクション映画に飢えているのではないかな、と想像しました。
文句なく面白いおススメ映画です。
ズブの素人
現在のAIや諜報技術、無数のカメラからフードや帽子だけで欺く事が出来るのだろうか⁇ そこがどうしても気になってしまった。
しかし復讐する側がゴリゴリのコンピューターオタクで頭脳明晰と言う点と殺しに関してはズブの素人でどうしても銃の引き金を引く事が出来ない事などが新鮮で面白かった。途中協力者が現れるが何故彼女は助けたのだろう⁈彼女にメリットは全く感じられなかった。。同じ境遇だからか…⁇
それと主人公が復讐をしていく上でもう少し感情の変化を追って欲しかった。そうすれば最後のひとりを殺さない事へ繋がる様に思うし最後立ち直るきっかけへと続くのでは。
ローレンス・フィッシュバーンは相変わらずいい味出してます。
情報収集が凄い
愛妻家のチャーリー・ヘラーは、CIA本部でサイバー捜査官として働いていたが、現場での戦いの経験がないデスクワーカーだった。そんな彼は、最愛の妻とともに幸せな日々を過ごしていたが、ある日、無差別テロ事件でロンドンに出張中だった妻を失い、彼の人生は光の無いものとなった。テロリストへの復讐を決意したチャーリーは、上司の秘密を掴み、その事を公にしない見返りとして特殊任務での戦いの訓練を受けた。しかし、教官のヘンダーソンに、お前に人は殺せない、と言われた。チャーリーは彼ならではの方法でテロリストたちを追い詰めていくが、CIAの上司に歯向かったため刺客を送られ、インクワラインと名乗る協力者も現れ・・・さてどうなる、という話。
原作がある様で、もちろん読んでは無いが、スパイってここまでやるのかという奥の深さが素晴らしく、ストーリーが面白かった。
チャーリーは何ヶ国を訪れ調べ回ったのだろう、というくらい行動力があり、妻を愛する強い気持ちが伝わって来て素晴らしかった。
日本でもこれくらいのスパイ情報収集能力を持っているのだろうか?、日本では公安になるのかな?、大丈夫なのかな?、そんな心配をしてしまった。
主人公チャーリー役のラミ・マレックも弱々しいデスクワーカーかと思ってたのに知識は素晴らしく上司を翻弄するほどの腹の座った行動が良かった。それと、インクワライン役のカトリーナ・バルフが魅力的だったのと、妻サラ役のレイチェル・ブロズナハンが美しかった。
コンセプトがハマらなかった
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