アマチュアのレビュー・感想・評価
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突っ込みどころ満載の都合良い脚本、でも意外と見れます
IQ170の天才?の輝き乏しく、復讐を果たす場面は黒子はどこ?的なご都合展開、飛行機の乗ったり、チケット買ってもなぜか捕捉出来ないCIAの謎、なのにトルコでの大追跡(当然トルコ軍の協力だよね)など突っ込めばキリがない😆
ストーリーも既視感強く、良く言えば安心して見れる点が良いし、テンポは悪くない
スッキリしなかったのは①ロシア再会した同僚の役割、善意の忠告じゃないよね、投降したら殺処分確定だし→ならもう一働きしても良かったし
②ラストの大佐処理→演者のためのいい人着地にしか見えない、処分された感じもないし…😮💨
と不満点あるけど、ライトに見られる点を評価しました
IQ170は頭で復讐する
大味なスパイアクション作品
妻への愛と、愛が裏返った妻殺害に関わった者たちへの怒りを、静かに激しい繊細な感情表現をするラミ・マレックの演技は凄かったし。
展開は面白いのだけれども。
自分的には、主人公にとっての一番の敵は実行犯のテロリストではないと、開始早々に読めてしまったのが難。
また、自分で開発したプログラムによるシステムジャックや、顔認証による人物特定など、いくら天才的ハッカー能力のあるCIA捜査官とはいえ万能すぎて、ご都合主義満載のエスパー状態。
「なろう系アニメのチート能力による無双状態」に類似。
いろんなアメリカスパイ映画同様、武器が「肉体と車と銃」か、「PCと作戦立案能力」かという違いだけの、大味なスパイアクション作品のひとつにしかすぎない。
一番近いのは『ワイルド・スピード』かもしれません。
ラミ・マレックは筋肉のない「ヴィン・ディーゼル、またはステイサム」という位置づけに見えてしまいました。
知性を武器にするなら、もう少し『コンフィデンスマンJP』や『オーシャンズ』シリーズ系のコンゲーム的展開に寄ったほうが面白みは増したかもしれません。
敵とも味方ともつかない教官役のヘンダーソン(ローレンス・フィッシュバーン)が、味のある存在感を示していて良かった。
新感覚リベンジムービー
ほぼ頭脳だけで勝負するスパイ映画
なにげに期待してましたが、ほぼ期待通りの内容で大満足です。
主役も脇役もそれなりな俳優で、敵役もおなじみの悪役俳優で、ギャラ関係は安く上げた感は否めませんが、その分制作側(撮影、脚本、セット、ロケ)に製作費を注ぎ込んだであろう重厚なストーリーと画作りで、いい映画を観ている感にどっぷり浸れました。
スパイ映画ではボーン・アルティメイタムがお気に入りなんですが、そのアクション部分を取っ払って頭脳戦部分を膨らました感じで、身体能力はからっきしでもIQ170とされる主人公が張り巡らした数々の罠や仕掛けに敵を嵌めまくるのが痛快です。
ただ、やはりこの手の映画にありがちなご都合主義的な部分にちょっとしらけるのと、前述通りキャスティングがイマイチとずっと感じさせられたところが減点ポイントですかね。
最後に、たぶんつまらないモノが出来上がりそうなので、仮にヒットしても続編はご勘弁です。
スパイは今日も旅をする
ジェームズ・ボンドもイーサン・ハントもジェイソン・ボーンも世界を飛び回るじゃん?
この映画の主人公もロンドン、パリ、マドリード、イスタンブールとヨーロッパの街を駆け巡ります。
こういう旅したくなるスパイ映画は大好物。
その街に行きたくさせる映画のことを専門的にはデイスティネーションフィルムって言うらしいわよ。これは豆知識!
そう考えると「007は二度死ぬ」が日本で撮られてたのってすごい。高度経済成長期の日本の飛ぶ鳥落とす勢いのもの凄さを感じますね。1ドル360円固定相場時代って拷問みたいなもんじゃんね…。今はもう監督が好きじゃないと日本ロケとかはできそうにないので、悠久の時の流れと失われた30年の大きさを感じざるを得ません。
さて、本作は主人公のバックボーンにひねりがあるだけでいわゆる世界を移動しながら協力者が現れてドンパチあって巨悪が暴かれるって感じなんだけど、ハラハラドキドキ含めいろいろ詰めが甘くて入ってこないというのが正直なところ。殺せないキャラを主人公に設定したなら徹底して全員殺さずに(たまたま死ぬのは除く/ずっとあのノリで行くのかと思ってた)ラスボスにたどり着くシナリオが良かったのにね。残念。あとCIAはもう世界の悪事の総元締めってことで良いのかな?ついでに言うとラミ・マレックの憂いを帯びた目の光はボンドを追い詰める気の触れた悪役の方が絶対似合う。匂わせてるけど続編はいらない。そんな感じ。
それではハバナイスムービー!
ユニークな設定が生かされた良作
キャスティングにあまり魅力を感じなかったが、予告編を観て設定がちょっと面白そうだなと思いながら観賞。
【物語】
CIAで働くチャーリー(ラミ・マレック)は世界中から集めた情報を分析する仕事に携わっている。 ある日、ロンドンに出張中の愛する妻が逃走中の国際テロ組織の人質にされた挙句殺されてしまう。 チャーリーは悲しみにくれながら独自に事件の情報を収集・分析し、犯人を割り出して上司に報告するが、上司は動こうとしない。
業を煮やしたチャーリーは実行犯4人に自ら復讐することを決意する。チャーリーは上司のある秘密を握り、それを口外しないことと引き換えにスパイの訓練を受ける機会を得る。上司にとって邪魔な存在になったチャーリーはやがてCIAから追われる身になるが、CIAから逃走し、分析済みの犯人の居所に向かう。殺しのスキルを持たないチャーリーは、CIAも予測できない方法でテロリストたちを始末していくが、CIAは執拗に彼を追う。
【感想】
全体の印象として「良く出来ている作品だな」と思いながら観た。
スパイものは「人並みはずれたスキル・能力を持ち、クールでカッコイイ男が主人公」が当たり前だが、それとは真逆な男という発想がユニークだし、(殺しとは異なる)経歴・能力を含めたキャラ設定がしっかりしている。上司が抱える秘密に新鮮味は無いが、チャーリーに与えた設定を踏まえたストーリー展開にスキが無い。 “チャーリー独自の殺しの手法”について、個々の仕掛けはあまり詳しく説明されないのだが、不思議とそれを不満に感じない。 半端に説明すると「リアリティーに欠ける」とかツッコミたくなったのかも知れない。下手な説明を加えるより、彼の経歴や「IQ170」という設定が「良く分からないが彼なら上手くやれそう」と思わせる、脚本の妙か。
ラミ・マレックが“凄腕のスパイ”だと違和感ありそうだが、愛情深く、頭はいいが、頼りなさげなチャーリーにはピッタリハマっている。スパイものに付きものの美女バディー役であるカトリーナ・バルフも華やかさは無いが、イイ感じ。
スパイものにしては派手さはないが、娯楽作として十分楽しめる。
自分に備わっているものが最強の武器
スリル満点、めちゃくちゃ面白い‼️
単なる強いヒーローが勝利するストーリーではないので、逆にスリル満点、めちゃくちゃ面白かったです。肉体的なパワーはないけれど、知能指数170を駆使しての戦いは鮮やかでした。CIAの分析官としてチャーリーは、ごく普通のサラリーマンのような存在。ただし、監視カメラで犯人を特定する技術は天才的です。天才的な能力であるが故に、ロンドンでテロに巻き込まれた愛する妻(これがまた本当に素晴らしい天使のような人。旦那のために軽飛行機をプレゼントしてます)が殺される画像を取得してしまいます。その動画を見ていた時の彼の張り裂けんばかりの嘆きは、激しく観るものに伝わってきました。そこから彼の感情が復讐する執念に変わっていく姿が秀逸でした。そしてハラハラしながらも、ずっとチャーリーの復讐劇に飲み込まれて、そのままついていったというようなイメージです。この作品では、もう一つCIAの内部における悪事も並行して描かれます。いわば獅子身中の虫のような存在のチャーリーの上司ですが、最後は全て白日の元に晒され鉄槌が下される爽快感は半端なかったです。そしてラストの妻を殺害したテロリストとの対峙では、チャーリーは見事な解決策でそのテロリストを断罪しました。いわば普通の人間としてギリギリの解決方法だったと思われます(確かに4人のうち一人だけは自分で殺害していますが?)。
追記 最近CIAの陰謀論が喧伝されていますが、もしその組織に支配されている国(日本?)があったとしたら怖いかもしれませんが、そんなことも考えさせてくれた作品でした。
懐かしい感じのする映画
アマチュア…か?
斬新ではないけれど、切り口が異なっていて新鮮
「今こいつはどこにいる?」個人の特定方法についてはジェイソン・ボーンシリーズ初期の頃とそれほど変わりは無くて、ただ、その頃は「いやいや、まだ映画の中のお話しでしょ」みたいなイメージだったのが、本作では「確かに、現代ならあり得るのかも」みたいにリアルなイメージで迫ってきたくらい、自分の中でも意識が変わったのだなと思いました。
そして、行動を起こすのが超人的な教育を受けた者ではなく、分析犯の頭脳よしお君なのが新鮮でしたね。
けれどやっぱり人は死んでいくのに変わりはなく、一緒に観たパートナーは「プールの割れたガラスの下敷きで何人死んだかね」と現実的な感覚を言っていましたが、そのとおりで、巻き添えになった人の無念は動機がどうあれ報われませんね。
ストーリー的には「殺しのプロじゃないCIAが妻を殺されたらどうやって復讐を果たす?」のテーマと、ラストの犯人をどう始末するか?が決まるとそこからは逆算的に葬り方の強弱がつくだろうなと思うので、予定調和的には感じました。
それでもヘンド教官は最終的にどっち側の人?(予想通りだったけど)とか、犯人から国の不正にどう辿り着く?といったハラハラ感はあったので、最後まで緊張感をもって観られました。
あとはラミ・マレック、ひょろっと見えるけど脱いだら結構な細マッチョで、普段きっちりした暮らしをしているのだろうななんて、別のことも少し考えてしまいました。
だいぶん、渋い
知性俳優
秀作だ。ラミ・マレックの知的な風貌が見事にマッチしている。重鎮ロレンス・フィシュバーンの存在も理に叶っているが、もう少し役柄を深めて欲しかった。折角の重鎮の扱いが、少し物足りなかった。ラミ・マレックはヴィジュアルの知的さが素晴らしい。もう絶対的と言っても良いほど、マッチョな雰囲気は皆無だが、知性の聡明さはスクリーンから溢れ出している。マッチョズムではなく、知性で戦う復讐劇が新鮮だった。007の時も知的な悪どいヴィランに徹しただけに、彼の悪漢は寧ろ楽しみにしていた。彼の業績はアカデミー賞主演男優賞を取った「フレディ・マーキュリー」だけではない。ダスティ・ホフマンに通じるものを感じるのは私だけだろうか?
期待値が高すぎたか
地味で普通の主人公が暗号分析・ネットワークを駆使してアクションしていく展開かと思いきや全然違う。
本当に地味な普通の主人公。少し賢くて暗号解読・分析が得意なだけ。身体能力は一般人程度。
軍人や工作員のような訓練を積んでいない一般人特有の描写が描かれている。
家族(パートナー)を 失った時の喪失感。
自分ではどうにもできない時の無力感。
自分の手で人を殺そうとする時の緊張感と、出来なかった時の絶望感。
上司に報告しても何もしてくれなかった時の怒り。
人が苦しんでいたら手を緩めてしまう時の優しさ。
殺してしまったことが頭から離れない時の自責の念。
前半、実にもどかしい…
アクション作品の、テンポよくターゲットを始末していく展開は無い。
スパイ作品の、道具やネットを駆使した展開は無い。
ストーリーも迷子気味で、なにを目指しているのか分からなくなった。
どれもが微妙で、期待値が高かっただけにとても残念。
ストーリーが迷子に
アマチュア(映画の記憶2025/4/13)
愛する妻をテロリストに殺されたCIA分析官の復讐劇って感じの作品。 本年度ベスト級。
出張先のロンドンで妻を失ったチャーリーの悲しみと復讐心の作品。
主演はラミ・マレックさん。
その心の動きの演技に心を揺さぶられた感じ!
CIA分析官としてのチャーリー。
監視カメラの映像から瞬時に犯人を特定するプロ意識が凄い(笑)
愛する妻が事件に巻き込まれる映像を目の当たりにした時の彼の感情を思うと、胸が締め付けられた!
復讐を誓うチャーリーのお話。
殺しのプロ。ヘンダーソンと出会い、協力してテロリストを追い詰める2人の関係性が面白かった!
テロリストへの報復と並行して描かれるCIA内部の陰謀も見所って感じ。
この2つのストーリーが絡み合い、緊張感あふれる展開に引き込まれたっ!
ラスボスとの対決のシーン。
手に汗握る緊迫感に引き込まれた!
チャーリーが下した決断。
観る者にとって最高のカタルシスを与えてくれた感じだった。
本作はアマチュアだったけど、最近公開された「ベテラン」や「プロフェッショナル」も鑑賞する予定です( ´∀`)
奇しくも同時期公開に「プロフェッショナル」ありw
本作は映画プログラムが作られていないのが残念
実に面白かった
アマチュアというタイトルだが、リーアムニースンの同時期公開
「プロフェッショナル」よりも内容がプロフェッショナルであるw
※リーアムの映画の原題は「プロフェッショナル」ではないので
配給会社側がアマチュアに対抗して付けた?などと邪推
愛する妻をテロで失って、夫である主人公はその犯人を自分の
非凡なる分析力で追い詰めていく
但し、彼が「非凡」であるのはゆっくりと描かれていきその
能力の本質は映画の終盤まで段階を追って積み上げられていく
以前フレディマーキュリーを演じた、主人公ラミ・マレックは
その大きな目で私達を引き付ける
マーキュリーを演じた時も、最初は違和感でしかなかったその
特徴的な目が、最後はフレディにしか見えなくなってしまった時のように
今作でも、その目が最高の演技をしている
怯えた弱々しい子羊のような目から、すべてを見通す千里眼を彷彿させる
怖く力強い目へ徐々に変化していくのだ
平凡で、ただのいち公務員にしか見えなかった彼が、周りの人も
観客も皆騙しながら物語を駆け上っていく様は圧巻だった
そう、タイトルを「アマチュア」にしたのは正解だ
ちなみに、「プロフェッショナル」のほうも良い映画だと思うので
全くテイストはちがうけど、アマチュアとセットで見てちょーだい
全255件中、121~140件目を表示