アマチュアのレビュー・感想・評価
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孤軍奮闘‼妻の復讐に燃えるCIA暗号分析官
CIA職員が、テロ組織に殺された妻の復讐に燃える、スパイ・サスペンス・アクション。冒頭、アメリカから端を発し、イギリス、フランス、トルコ、ルーマニア、ロシア、そしてフィンランドを舞台に、欧米を駆け抜けたワールド・ワイドな作品として仕上がっている。
と言えば、『ボーンシリーズ』や『M:Iシリーズ』の様な、肉体派の腕利きエージェントが、緻密な作戦やアイテムを駆使し、派手な戦闘シーンの果てに、爽快に敵を打ちのめす物語を想像する。しかし、本作のCIA職員は、パソコンとにらめっこしている暗号分析官。暗号解読に関わる頭脳は明晰だが、実践の戦闘能力は0。これまでにない、ひ弱なCIA職員の主人公が、パソコンを駆使した頭脳勝負で、敵の裏をかいて追い込んでいく、と言う面白さがある。
その、主人公・チャーリーには、『ボヘミアン・ラプソディー』でアカデミー賞を受賞したレミ・マレックが演じている。最初は、全く戦闘には向かず、敵を目の前にしても拳銃の引き金を引けない、線の細かったチャーリー。しかし、次第にチャーリーなりに敵に対する抗い方を見出して、泥臭く敵に立ち向かってく姿は、レミ・マレックの風貌にはピッタリの役柄。
チャーリーは、妻が殺されたテロ事件の捜査を、CIAの上司が重しい腰を上げない為に、単独で犯人を見つけ出し、妻の仇討ちに乗り出そうとする。しかし上司が、捜査に躊躇していた裏には、テロリストと上司との間に、武器に関わる癒着と陰謀が隠されていた。その情報を掴んだチャーリーは、上司を脅す。そして、妻の復讐を果たす為に、殺しの特殊訓練を受けていたが、陰謀に気づかれた上司が、チャーリーの抹殺を計画する。
だが、いち早く抹殺計画を察知したチャーリーは、隙を見て単独で敵の元へと乗り込んでいく。チャーリーの動きに危機感を抱いたCIAの上司は、チャーリーに刺客を送り込む。その結果、テロリストとCIAの刺客の両方を敵に回し、妻の復讐の為に、命掛けで孤軍奮闘していく。そんな時、ある女性がチャーリーの危機を救ってくれたのだが…。
主人公のレミ・マレックの他には、チャーリーの特殊訓練の担当で、刺客にもなったヘンダーソン教官に、ローレンス・フィッシュバーンが、ベテランらしいいぶし銀な役を演じていた。また、チャーリーを助けた女性には、最初のシリーズからずっと見続けてきた大好きなテレビドラマ『アウトランダー』のクレアを演じてる、カトリーナ・バルフが務めていたのは、個人的に嬉しかった。
スリムにしてポイントを押さえて欲しかった
主人公の暗号分析官ヘラーの奥さんがテロに巻き込まれて亡くなる。そこからヘラーが立ち上がるまでに時間がかかり過ぎている。
我が家を外から眺めてキッチンの窓に奥さんの幻を見たり、階段でうずくまってしょげてたり。出先(潜伏先)のホテルの部屋にも奥さんの幻影(幽霊?)が出てきたのは余計だった。ヘラーが情報提供者との初めて会った時も海辺の家の辺も抒情的で。
この監督は多分女性客を意識して映画を撮ったんだと思う。現に当日自分の後ろの席に中高年女性3人組がいた。
ヘラーとパリの街角の花売りの会話がユーモラスだった。「ヒマワリを全部。百合も全部」「よほど悪いことをしたのね」「これから悪いことをするんだ」
お花をこんなことに使えるとは!と感心した。
蓋を閉じてもそのまま逃げても爆発する爆弾。ビルとビルの屋上にまたがるプールを圧力で破壊する装置。
それを制作してるところや、その装置をプールのいずれかに仕掛けるシーンが無いのが残念。(計算式だけ出されても一般人には???)
殺しのテクニックを教えたCIA教官を他のキャストにして欲しかった。教官が刺客になるといってもローレンスフィッシュバーンがそんなことするわけないと冷めた。
教官が最後にヘラーに「またな」と言うので続編があるんじゃないかな。
プロットの記号でしかない登場人物たちの映画。
ネット情報分析オタクで陰キャCIAの主人公が、愛妻を殺害したテロリストに復讐するサスペンス。
絵作りはしっかりしてて、海外ロケの映像は旅行気分で観られるものの、脚本が薄っぺらくて驚いた。こんな適当な脚本で多額の製作費を投入できる度胸が凄い。
プロットの流れに合わせて、登場人物を配置している感が強すぎて、どのキャラクターも脚本のために存在して、脚本のために動くだけの記号でしかない。
それこそ主人公の、妻への愛情もさほど伝わらないから、復讐する動機もやたら記号的。プロットにあるから復讐するみたいな感じ。
彼を訓練する大佐も、主人公をプロに育成させたいのか、偶発事故を起こしたいのか、どっちつかず(まーローレンス・フィッシュバーンだから人情味ある役柄に見えてしまうのもある)。
全体的にゴージャスなテレビドラマな印象でした。
地味なアマチュアスパイ
妻を殺害されたCIA分析官がテロリストへの復讐に乗り出すスパイアクション。殺しの経験が無い地味な素人スパイが国際テロ組織に独りで立ち向かう設定が非常に興味深いがストーリーも地味目で面白みに欠ける印象を受けた。
2025-60
良くも悪くもない、とても地味で至って平均的なサスペンス作品
作品のジャンルとは裏腹に静かなシーンが多く、大して盛り上がる所もなく淡々と進むストーリー展開、かといってつまらないわけでもない・・・みたいな微妙な後味
ラミ・マレックさん演じる主人公はCIA分析官で現場経験が無い割にはヨーロッパ内を飛び回り1人2人と復讐を果たしていく、しかも相手は殺しのプロ達というのが現実的ではなく、入り込めなさすぎて萎えた
ローレンス・フィッシュバーンさん演じるキャラもなんだか中途半端で結局何だったの?とツッコミたくなるし、CIA上層部の不祥事も絡んできて話がムダに複雑になっている上にいろんな事が回収しきれずに終わった、みたいな印象
ロンドン、パリ、イスタンブールなどヨーロッパやロシアの各地が舞台となりちょっとした旅行気分が味わえるのが楽しかった
主人公の奥さんを演じたレイチェル・ブロズナハンさんが綺麗な人で素敵でした、出番が少なくて残念だったけど、直ぐに今夏 世界待望の『スーパーマン』でヒロインのロイス・レイン役で出てますので、そっちではガッツリ見られると思い楽しみにしてます
見て損はない作品
悪い映画ではないですが...そんなにうまくいく??
新しいスパイ映画?
予告で出しすぎてない?wってのはあったけど 面白かった! 頭脳戦闘...
アマチュアではないがプロでもない
妻を殺されたCIA分析官が復讐のため
殺しのレッスンを受けるという話
面白かったんだけどちょっとモヤモヤ
レッスン受けて『お前にゃ人は殺せん』と落第判定
それでも『いざとなったらヤレる』😡
と復讐開始するんだけど…
最初のおばちゃんを仕留めた時は
なるほど…この路線か(ニチャァ😃)
と思ったのだけど2人目からは普通に殺してた
しかも殺しといて相手を直に殺す覚悟がみえない
…わかりますよ。どんなに憎くても
直接殺すとなると絶対悪夢にうなされるよね
でも主人公はなんかスマートに殺そうとしてて
覚悟が見えないっていうか
なんか少しだけ違和感があった
最後のターゲットには殺される覚悟があった分だけなんか主人公との覚悟の差が見えちゃった
やっぱりヘンドの言う通り向いてなかったんだよ
偉そうな事言ってるけど自分が同じ立場なら絶対に上司が何もしてくれないって愚痴って泣いてるだけだと思うから行動するだけ主人公は凄いよ
でも可能であればその智略で誰も殺さず復讐を果たし、ヘンド、インクワラインと新チーム結成して黒幕を逮捕、CIAを牛耳りますみたいな展開が見たかったな笑
整然とした作風が心地良い。
「プロフェッショナル」と同時鑑賞、あちらはアナログだけどこっちは超ハイテク、真逆の内容だが映画的ジャンルとしては滅茶苦茶似てる作品だと感じました。思ったよりレビューの評判が微妙、個人的にはかなり満足度が高い一品です。この手の作品、近年は上映時間が長くなる傾向がありますが、本作は無駄が無く上手くまとまっている。どこまでリアルに近いかはともかく最新ガジェットをこれでもかと見せられるのは面白い、最早ありがちと言えばありがちなんだけどコールオブデューティみたいなゲーム的な画作りもワクワクしました。頼りなかった主人公がどんどん自信をつけてゆくストーリーもカタルシスがある。ローレンスフィッシュバーンはやっぱりモーフィアスでしたね。
なんでこんなに人気ないか、わからない
ラミ・マレックさん、その個性的な風貌ゆえの「ボヘミアン・ラブソディ...
ラミ・マレックさん、その個性的な風貌ゆえの「ボヘミアン・ラブソディ」のフレディ役で、オスカーを獲得しましたが・・。そのイメージが強すぎて、以降の作品には恵まれなかった・様な・・。
本作で、ようやく、「ボヘミアン・ラブソディ」の呪縛から逃れられたかも♪
妻の復讐を目指す、デジタルオタクのお話♪ その行動力や、創造力、なす事全てが「プロフェッショナル」なので、「アマチュア」じゃないのですが♪醸し出される、頼りなさそうな、雰囲気が「アマチュア」に見えるのでしょうか(笑)
ラミ・マレックさん、この作品で、若い頃の ダスティン・ホフマンをちょっと連想させ・・ハリウッドでの、しっかりした立ち位置、ポジションを獲得したかもです。
スパイ映画???としても、緻密に作られていて、十分楽しめました。
インクワライン役のカトリーナ・バルフさん、素敵♪
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