アマチュアのレビュー・感想・評価
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最弱の暗殺者?
現実離れな無双の強さで敵を圧倒するジェイソン・ステイサムのまるで対極に位置するような最弱アクション俳優ラミ・マレックと言うことで今後はよろしくとかでしょうか?
何故かすごく期待していたのだが、残念の方が強めにの結果だった。
最愛の妻を殺され復讐の鬼になる筈がなりきれず、ただ何となく結果として目的を成し遂げてしまったという感じで「お前の気持ちはそんなものか!」と途中で気合いを入れてあげたくなった。
入れ歯無しで本作に臨んだラミ・マレック演じる主人公チャーリーはIQ170の天才で暗号解読のスペシャリストの設定なので、わざわざ暗殺の訓練を受けなくても元々持っているスキルだけで何とでもなるのではと思いながら観ていた。(解錠のスキルは動画でw)
花粉攻撃は斬新で感動したし、これからどんな彼なりの復讐が見られるのか期待してしまったし、ハイテクの真逆のクラシックな飛行機が趣味とかいいところもたくさんあったのに。
最近のこの手の映画ではどこへでもハッキングでき、粗い画像を容易に補正し、顔認識で世界中のどこにいるかを特定出来るのが当たり前の設定になっており、ほとんどのスパイアクション映画はこれらを多用しているが、いい加減何とかならんものかと思う。
まあ確かに犯人特定に時間がかかったり、隠れ場所を見つけられなかったりすると話は面白くなくなってしまうのでわかるんだけど。
Into the clouds. Sarah
ラミ・マレック は007ノー・タイム・トゥ・ダイでダニエル・クレイグ最後の強敵を演じた。
今作ではCIAに所属はしてはいるが、スーパースパイでは無いデスクワーカーの気弱な暗号解読者・チャーリー。
そんな大人しい主人公が自分の持ち得る能力を活かして、テロ事件で殺害された妻の復讐を果たそうとする物語。
今迄のスパイの人間像は、組織の陰謀を暴いたり、危険な国際ミッションに挑むとても強くクールに見える人物。しかし実は人間的で、抑強扶弱を行う正義漢。
そんなステレオタイプからパラダイムシフトした感のあるのが本作。
(現実に映画も対外諜報機関であるCIAが、その制作過程に深く関わっていると言う話しも有り、自らのイメージを操作すべく暗躍している事実は、あまり知られていない。
そう言う意味では、新たなCIAのイメージ戦略かも?)
復讐の戦いを進めて行く中で、多くの妨害や障害が有るが、アマチュア・スパイが段々とタフになっていく姿が頼もしい。
度々、サラとの回想シーンがあるが、最後はチャーリーの目的をやり遂げた安堵の表情。
しかし復讐は達成したが二度と戻って来ない大切な人を想う悲しい気持ちが置いてけぼりになって、行き場を無くしまった様を描いている。
ラストシーンで、サラから貰った最後のプレゼントのセスナ機で初フライトをする。
「空高く舞い過ぎて、迷子にならない様に」とチャーリーを心配してくれた、亡き妻がくれたコンパスが切ない。
75~80点ぐらい。スパイ・テクノロジー
スパイ復讐モノって感じの映画だけど、スパイ・テクノロジーがカッコ良くて、世界を股に掛ける壮大なスケールで描きます。
ラミ・マレック目当てで観ようと思ったら、カトリーナ・バルフも出てることを知って嬉しかった。
ラミ・マレックはCIAのコンピューターオタクを演じてますが、カトリーナ・バルフの役柄は秘密にしときます(笑)
『ベルファスト』観てから彼女のファンなんだけど、今回の役カッコ良かったし、いい役だった。
出てくるのは後半だけど、お楽しみに(笑)
IMAXで鑑賞したけど終始ずっと通常画角で、この映画のIMAX上映は通常カメラで撮ったものをIMAXスクリーンで上映してるだけ、ご注意を。
通常画角だと分かってたら通常スクリーンで観たのに、損した気分。
毎回思うけど、画角のアナウンスしてほしい。
映画自体のスコアは、75~80点ぐらいです。
戦闘力、暗殺力がゼロでも!
ラミ・マレック
「ボヘミアン・ラプソディ」でアカデミー賞を受賞したラミ・マレックが...
「ボヘミアン・ラプソディ」でアカデミー賞を受賞したラミ・マレックが主演を務め、戦闘や暗殺については素人のCIA職員の男が、殺された妻の復讐に乗り出す姿を描いたアクションサスペンス。
内気な性格で愛妻家のチャーリー・ヘラーは、CIA本部でサイバー捜査官として働いているが、暗殺の経験もないデスクワーカーだ。最愛の妻とともに平穏な日々を過ごしていたが、ある日、無差別テロ事件で妻を失ったことで、彼の人生は様変わりする。テロリストへの復讐を決意したチャーリーは、特殊任務の訓練を受けるが、教官であるヘンダーソンに「お前に人は殺せない」と諭されてしまう。組織の協力も得られない中、チャーリーは彼ならではの方法でテロリストたちを追い詰めていくが、事件の裏には驚くべき陰謀が潜んでいた。
原作は、スパイ小説を多く手がける作家ロバート・リテルの小説。監督はドラマ「窓際のスパイ」や映画「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」を手がけてきたジェームズ・ホーズ。主人公チャーリーをラミ・マレックが演じ、上官のヘンダーソン役で「マトリックス」のローレンス・フィッシュバーンが共演。
アマチュア
2025/アメリカ
配給:ディズニー
傷ついたアマチュアの復讐
妻大好き夫♡
復讐の仕方が面白かった (☆o☆)
ヘタレな時代のジェイソン・ボーン
予告編で「妻を殺されたCIAの暗号解読専門の職員が犯人に復讐しようとするが、殺しに関してはまるで素人。しかし…」というところまで周知されている。
蓋を開けてみれば、予告編通りヘタレ気味の主役(演:レミ・マレック)は銃を撃ってもまともに的に当てられず、格闘技もからきしダメ。
圧倒的に頑健で無敵なヒーローが大暴れするエスピオナージュ・アクションがお好きな方には口に合わないと思う。
しかし私は非常に楽しめた。
これ、たぶん脚本家や監督が『ジェイソン・ボーン』シリーズから影響を受けているか、あるいはオマージュのつもりかもしれない。孤立無援で世界各地を転々と舞台にするところも似ている。
ただし設定はボーンのようなオールマイティなヒーローではない。IQ170という頭脳によって追ってくる者やターゲットに周到に罠を掛け、追い詰め、不利な状況で逆転に次ぐ逆転をしまくる。この逆転のストーリー・テリングはなかなか巧みである。
ネットへのハッキングはもちろん、生成AIの活用?悪用?も今風w
ただ、亡くなった妻の幻影がしつこいのと、ローレンス・フィッシュバーン(モーフィアス!)の役どころの位置づけが曖昧なのが残念。ということで星を0.5減らして3.5。
最早プロの仕事
なんと今日はアマチュアと云う映画とプロフェッショナルと云う映画が同時に封切なので2つとも鑑賞しました。
アマチュアはボヘミアン・ラプソディでフレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックが主演です。
IQ170と天才だが内気な性格のチャーリー・ヘラーは、CIA本部でサイバー捜査官。
最愛の妻とともに平穏な日々を過ごしていたが、ある日、無差別テロ事件で妻を失ったことで、ヘラーはテロリストへの復讐を決意し特殊任務の訓練を受けるが、何故か組織の協力が得られないがIQが高く色々な方法でテロリストたちを追い詰めていくが、事件の裏には驚くべき陰謀が!
この陰謀や犯人を特定する方法が凄かったです。
頭脳を武器に闘うのは良いんだけど…
Filmarks抽選のジャパンプレミアイベントにて鑑賞!
ジェームズ・ホーズ監督、主演のラミ・マレック、その妻役のレイチェル・ブロズナハン
そしてスペシャルゲストとして三宅健さんも登壇(特に吹き替えをしているわけでもなく何故ゲストだったのかは謎…)
ラミマレックさんの役作りなんかの話がじっくり聞けたイベントで良かったー
最後のリボンバズーカ監督とラミマレックの分だけうまく発射できなかったのが残念だったけど、登壇イベントはとても良かった。
予告でもわかるけど、肉体ではなく頭脳で復讐していく男の話。
恐らく手先も器用なのかな?爆弾なんかもうまいこと作っていくし、
居場所のカモフラージュにも防犯システムなんかもハッキングしていく。
そのハイテクな感じの闘い方はいいのだけど、追い込まれたトイレで簡易的に爆弾作ったりする、その詳細が描かれないので、いやトイレの何使ったのよ?(混ぜるな危険的なやつ?)って感じがあったり、
防犯システム自体の自動認識とかがそもそも優秀過ぎて、さすがにまだここまでのハイテクにはなってないのでは?という感じでスパイ映画としてはあるあるな防犯システムとかだけど、そこから抜け出せていない感故に既視感も強く感じてしまった…
CIAレベルだと防犯カメラ?AI?あんなすごいのか??
まぁもちろん何使って爆弾作ったとか、実際の防犯レベルがわかるような作品をは公開出来ないんだろうけど…なんだか残念でした。
プロじゃないアマチュアとして身近にあるものや、その辺で買ったものを「こんな使い方が…!?」的なもっと意外な闘い方が見たかったかな…
またアマチュアらしく非常に復讐に対して悩みつつも、進行していくのでスカッとする話しでもなく。
最終的にはなんだか爽やかに終わるんだけど、そんな爽やかで良いのか?って感じもあったかな…
本作が公開の4月11日は本作の「アマチュア」
の他、全然関係ないけど「プロフェッショナル」「ベテラン」となんだか似た系統のタイトル作品が公開なのでキャリアの違うそれぞれの闘いを見比べても良いかも。
本当の意味での新しいスパイ映画の誕生
試写会にて鑑賞。
映画史においてスパイ作品は
一つのフォーマットが完成つつある。
言うまでもなくそれは
007、ミッションインポッシブルの
二大シリーズによる
輝かしい功績であり、ある意味では呪いでもある。
近年のスパイ映画はこのフォーマットに
王道ハリウッド、男顔負けヒロイン、など
それぞれ独自のアレンジを施して
生み出されている印象を受けている。
余談だが、その中でも主人公が孤独に無双する
ボーンシリーズの誕生には
フォーマットからはみ出た新しさを覚えたが、
これはこれでジョンウィックシリーズなどに繋がる
“無双モノ”と言う新ジャンルを生み出し、
リーアムニーソンの主演作では
把握しきれないほど量産されてきた。
要するにエンタメはフォーマットに依存しがちだ。
それは決して悪いことではないが
最近では“本当の意味での新しいスパイ映画”は
もう誕生する余地はないのだろうと
考えるようになっていた。
前置きが長くなったが
本作はそんな予想を
鮮やかに裏切って見せてくれた。
私は本作のテーマは
“新しいスパイ映画の創造”だと感じた。
主人公のチャーリーはCIA分析官。
理系的な能力では優秀だが内気な性格で
銃を撃っても的に当たらなければ
至近距離で人に向かって発砲すら出来ない。
従来のスパイ映画の主人公とは真逆の性質。
だが亡き妻の復讐に乗り出す。
分析官の能力を駆使して犯人を追い詰め
理系ならではの方法で仇を1人ずつ討つ。
本筋とは関係のないシーンではあるが、
途中で肉体派の捜査官が現れ
復讐をやめて今後は俺と手を組もう
と持ちかけられ、チャーリーはこれを断る。
チャーリーは007で言うところのQであり
ミッションインポッシブルで言うところの
ベンジーとルーサーなどの
サブキャラと同要素を持つ。
このやり取りは
チャーリーの復讐心の強さを描きつつ
従来のスパイ映画への決別宣言のようにも思えた。
ちなみに“仇を討つ主人公”と言うと
カンフー映画や昨今の無双モノがそうであるように
敵の多下たちとの激しい戦いを経て
クライマックスでラスボスと壮絶な死闘、
という、
これはこれでフォーマットが完成している。
だが、本作はこのフォーマットにも乗らない。
激しい銃撃戦や格闘シーンもあるにはあるが
そこで見せようとはしない。
あくまで見せ場は理系スパイならではの暗殺方法。
途中でふと「ヒットマン」と言う
テレビゲームを思い出した。
同ゲーム内でプレイヤーは各ステージに用意された
多彩な暗殺方法の中からパズルを解くようにして
ターゲットを暗殺する。
チャーリーもまた
作中に登場するテロリストやCIA、
そして観客をも翻弄しながら
奇想天外な暗殺を繰り広げていく。
観客はその瞬間を待ち望む。
そして創造的な暗殺を目の当たりにすることで
新しいカタルシスを味わうことになる。
これ以上、詳しい内容には触れないが
ラストシーンでも
気持ちの良い裏切りを見せてくれる。
チャーリーにとっての復讐とは何だったのか。
ここでもまた
一味違ったカタルシスが用意されている。
私たちがスパイ映画に求めるものは何なのか。
あるいは映画に求めるものは何なのか。
人によっては確認なのかもしれない。
スパイ映画といえばこれだよな!を求める
人も少なくないだろう。
もしかすると本作ではそんな人たちによる
「物足りない」と言った
否定的なレビューが散見するかもしれない。
私自身は常に新しいものを求めている。
映画の進化を最前線で観たい、
だから劇場へ足を運び続けている。
本作は私のようなタイプの
映画ファンのために作られた
紛れもない“新しいスパイ映画”である。
その誕生を祝福したい。
開始から盛り上がる一方で面白かった。
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