アマチュアのレビュー・感想・評価
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その頭の良さがもはや怖い
上品なジョン・ウィック
至るまで
殺しは出来ない「アマチュア」の復讐、っていうコンセプトは良いんだけどその分実際の復讐に至るまでがちょっと長くて間延びした。やっぱり自分には無理だ、ってことを納得してからになるからまぁしょうがないんだけど。
暗殺部分は頭脳犯で逃走部分はアクションってのもまぁ良かったんでは。予告で出し過ぎてて4人中2人までは殺し方が予想付いちゃった訳だけど。
ラミ・マレックは好演してたし、ローレンス・フィッシュバーンは思った以上に動いてたけど、ジョン・バーンサルは思わせぶりだったな。
そしてインクワラインがとてもとても素敵だったんだけど、「ベルファスト」のお母さんでドラマ「アウトランダー」の主役の方だったか。前者はとても好きだったのに憶えてなかった…
フィンランド、ロシア、アメリカ3カ国の微妙な関係を知っている日本人...
フィンランド、ロシア、アメリカ3カ国の微妙な関係を知っている日本人はどれだけいるのだろうか。
フィンランドはアメリカ側だよね、程度だろう。
私も詳しく知っている訳ではないが。
知識としてそれらをもう少し深く知っていると、さらに考えさせられる、映画が面白くなるだろう。
主人公はぼくのかんがえたさいきょうのIQ170って感じ。
追っ手の2~3先を読んではいるがIQ170あったらもっとでしょ。
映画自体については、同じラミマレック主演の『Mr. Robot』と共通する箇所が多いと感じた。
闇が深い系が好きな方はそっちもオススメです。
Mr. Robotのラミ・マレック、Marvelous Mrs Maiselのレイチェル・ブロズナハン等々キャスト陣は海外ドラマ好きには嬉しい。
緊張感薄いような
今ひとつな内容…
似たタイトルがなぜか目白押しだが推せる作品
今年106本目(合計1,648本目/今月(2025年4月度)9本目)。
今週はなぜか本作品以外にも「プロフェッショナル」や「ベテラン」など、似たような、あるいは混同しそうなタイトルが大集合というある意味ヘンテコな週ですが、来週になるとコナン祭りになって放映回数が一気に減るのでお仕事帰りでも見たい方は推奨ですね。
内容はというと、拳銃すら持ったことはないけどIQは高い主人公の復讐劇のお話。この関係上、ITに関する知識がそこそこ問われ(IT業界3~4年生レベルの知識か)、そこがわからないと全体が詰むのがどうかな…といったところはします。ただ、「主人公が実はそんなにアクションが得意ではない」アクション映画というのは斬新な切り口ですし、だからこその「アマチュア」であって、切り口というか着眼点がうまいなぁ、と思ったところです。
ストーリーも比較的いわゆる「ハズレルート」が少なく、かつ、何らかの続き物ではないので「原作知らない方お断り」にもなっておらずハードルが低かったので良かったです。続編があることは示唆されていませんが(されていましたっけ?)、続編化されるならまた見たいなといったところです。
採点上特に気になる点までないのでフルスコアにしています。
焼き魚定食
つい先日、結婚記念日だった。
これが10年前に公開されていたら、きっと大した事のない映画だと思っていただろう。
が、今は違う。大切な人がいる。
その大切な人が殺されてしまったら…
たとえ大切な人が「復讐しないで」と願っていても、間違いなく復讐したくなるであろう。
ある意味、主人公は恵まれている。
職業はCIAだし、IQは高く、コンピュータに強い。これだけ手持ちのカードが揃っていたら…自分なんてしがない会社員、使えるのはExcelを少しばかり、スマホでネットサーフィンをするぐらい…と、自分が情けなくなりながら、主人公が頑張って復讐を成し遂げていく過程を見て応援してた。
ヒーロー映画や舐めてた奴が最強だった的な映画などの焼肉定食のような映画も嫌いではないが、焼き魚定食のような本作も嫌いではない。90年代映画のような雰囲気も良かった。
あんまり盛り上がらなかったです。
丁寧に描きすぎた復讐劇
秀才技術屋の復讐劇
CIAに勤務する事務職チャーリーは、奥さんが国際テロ組織に殺され復讐を決意。それとは別に、CIAの公にできない裏工作に気づき、身内から命を狙われるという追いつ追われつのありがちなストーリーに展開します。奥さんとの仲睦まじいシーンがちょっとしか無く、すぐに殺されてしまうので、チャーリーの悲しみにあまり感情移入できません。それに、敵がどんな悪い連中なのかわかるシーンもほとんどないので敵の存在感が軽いです。
前半は、話の展開がゆっくりで途中寝落ちしました。復讐劇が始まってから話が動き出します。ホラーではないですが、この映画の目玉は殺害シーンだと思います。テロリストが死んでいくシーンが素晴らしかったです。頭脳明晰な秀才ならではの殺し方で、ユニークで印象的でした。ピンチも頭を使った小技で切り抜けます。アマチュアなのに、時に大胆で爆弾好き。話に新鮮さはないですが、後半は面白かったです。アイアンクローにも出演していた、上司ムーア役のホルト・マッキャラ二ーは、この映画でも存在感があり素晴らしい役者だと思いました。
新感覚ナーメテータ映画
なかなかに
お前には撃てない
最愛の人の復讐を胸に、世界を股にかける分析官版ジェイソン・ボーン。お言葉ですが、希望が欲しいなら変化を起こすのはあなた。すべきことが見えたなら、空高く舞い上がれ…。ギークのヒーロー我らのラミ・マレックが ― ポスト『ミスター・ロボット』のまま ― まさかスパイ・アクション大作で主演を張る日が来るとは!
想像を絶する深い喪失から全てを捨てて生涯追われるかもしれない身になり、何より人の命を奪うという一大決心なのに、所謂"普通の人"がそうするという大きな一線を越える上での、共感を呼ぶような主人公の感情の流れ(苦悩・葛藤のさま)が読めず記号的な扱いに思えた。想像を絶するほどすごくエネルギーの要ることだろうから。けど、作品が進むほど次第に"プロフェッショナル"(コッチは原題、向こうは邦題だけどリーアム・ニーソンだし偽り無しまさかの日本同日公開!!)らしさは垣間見えて、最後は衣装黒色。
(撮影やプロダクションデザインとして狙ったものだろうが)全編通して些か地味で華に欠けるし、手堅い面白さのご都合主義で新鮮味にも欠けるけど、全くもって嫌いじゃない。むしろ好き、こういうの何歳になっても大好物。入りの設定や殺し方(仕方ないけどそれを予告で大々的にやっちゃうネタバレっぷり!!)こそ新しく・面白くても、他は結構ジャンルあるある紋切り型感で最後の最後まで期待を超えてくる感じはない。最後の勝ち方もあんまり格好良くない。ジェームズ・ホーズ監督らしいトーンもまた安定感。
適材適所とはこのこと。にしても、歩く貫禄ローレンス・フィッシュバーンに追いかけられるの怖すぎ…、見つけ(られ)たとき絶望だろうな。原作未読だけど、続編あったら2人で共闘する様子が見たいな。最大限の激励ヘラー✕ヘンダーソン=最強の師から、最高のパートナーに。あと、他にも豪華キャスト共演だけど、全員出番少なめで薄味。何か見逃しているのかもしれないけど、もっと活躍してほしかった感!長演説のマイケル・スタールバーグに、ホルト・マッキャラニー似合いすぎ…だけど、ジョン・バーンサルはゲスト出演?という意味でも続編に期待。従来であれば男性キャラにしてしまいそうなキャラクターが女性✕2であり、そこに良い意味での現代らしさを感じた。まだまだ追いつけていない気もするから、現実もこうあってほしい。続編製作したらもっと面白くなりそうで観たい!!
P.S. 漫画とかド・フィクションの世界で「IQ200」とか消費されすぎ・聞きすぎて、IQ170の凄さが数値だけではちょっと霞んじゃう問題。
情報源インクワライン
HANDLE WITH EXTREME CARE
私の謎(パズル)をパズルに
This is a yes.
INTO CLOUDS
もう少し深みが欲しいと思うのは求めすぎ?
今週公開が始まった映画に「アマチュア」と「プロフェッショナル」、そして「ベテラン」もあったりする。タイトルでこんな混雑した感じはあまり記憶にない。とりあえず初めに「アマチュア」から。ドルビーシネマで観たが、あまり意味はないかも(時間帯が一番都合がいいのでこの劇場にしただけ)。
本作は、妻を殺したテロリストに復讐しようとするCIA職員の物語。妻を殺したテロリストたちをすぐに特定することで彼の能力の高さを示す手法はよかった。上官の弱みを握って、殺しの教育を受けるところもちょっと新鮮。初心者的な意味合いのアマチュアかと思っていたが、仕事としてではなく結局私怨のためにテロリストたちを殺そうとする。そんな報酬のないアマチュアの仕事という意味合いもあるのかもしれない。銃などで殺すことは苦手だが、知力で様々なことを計画し殺すことには長けている。そんな主人公の姿は意外と魅力的だった。
ただ、妻を愛するが故に復讐を決意するのはわかるが、教官やインクワラインとの関係性が少し浅い印象。インクワラインが出てくるシーンがよかっただけにあそこらへんの深みが欲しかった。あの太ったCIA職員(報道陣が待ち受ける中車で送ってくれたのに)に助けを求めないのも不思議。そう考えると、徐々に後半になるに従って尻すぼみ感が強くなるのは残念だ。あの同僚と偶然?遭遇するシーンも意味がわかりづらかった(偶然ではないならもう少しわかりやすくしてほしい)。最後も強引にまとめた感じがしてあまり好きではない。不正は許しません!と言っても説得力がない。
結局、予告編を超えるシーンはなかったかもしれない。だからというわけではないが、少しフラストレーションがたまる映画だった。復讐を果たしたからといってスッキリするわけではないが、キチンと決着をつけてほしいとは思う。ここらへん、少し肉体派の考え方なのかもしれない。
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