アマチュアのレビュー・感想・評価
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マレックの目力で緊張感がマシマシ
妻をテロリストに殺害されたCIAのデスクワーク職員が復讐を誓うお話。
デスクワークといっても、その鍛え上げられた体では、運動神経や体力が無いという設定はムリがあるので銃の扱いが下手、そもそも引き金を引けないというキャラ設定まで。
で、IQや科学、化学およびITスキルはものすごく高く、ちょっとしたもので爆弾系を作ってしまう能力はマクガイバーレベル。
なので、じつは並みのCIAスパイよりも優秀なのでは?と思ってしまう。
その能力でテロリストというかCIAと対峙していく。
彼らの裏をかいていくところはなかなかおもしろい。
冒頭からの主人公の几帳面な性格と目力、フィッシュバーンの演技は緊張感を高め、ド派手なアクションがないところを補完してくれた。
地味だけど、面白かったです。
CIAも映画に出てくればその幹部の誰かは黒幕率100%という期待を裏切りません。
怪しい奴が怪しい動きをして、やっぱりワルだったというオチはもはや伝統芸能。
映画界のキングオブ黒幕の名に恥じない皆さんです。
自宅で家族の前で逮捕されるスカッとシーンも含めておつかれさまでした。
アマチュアっちゃアマチュアですけど
出張先のロンドンで妻がテロに巻き込まれたCIAのデスクワーカーがテロリストに復讐するために上司を脅して殺しの訓練を受けるも爆弾作成スキル以外適正無し。
それでもなんとか妻殺害の関係者をジリジリ陰湿(笑)に狩っていくのだが。。。
タイトルがアマチュアで尚且つ、やっつけCIA訓練受けたんで仕方ないにしても最初のメッシュの女の家に入る際にドアの前で動画のピッキング講座見ながらピッキングするのはさすがにどうなんですか?w
二人目の高層ホテルの屋外ガラスプール破壊が見ものだった(尋問失敗したけど)
@ローレンス・フィッシュバーンの扱いが雑だったけど概ね面白かったです。
最近ヘビーな作品が多い中、丁度いい良作
最近アカデミー賞関連作品が多かったせいか
映画を観ては、演出やストーリーや作品のテーマなど
ついつい考えてしまうような作品ばかりで
楽しいんだけどちょっと疲れてた。
そんな時にこの「アマチュア」は久々に気楽に観れるエンタメって感じで、めちゃくちゃ良かった!!
奥さんの回想、多すぎね?とか
プールの人は、主人公の方に泳いで行けば助かったのでは?
(物理では勝てそうだし)
とかツッコミ所が多いもののそれも楽しみながら鑑賞できる。
でもツッコミを楽しむだけの映画ではなく、
ちゃんとグッと来るところもある。
上司の悪い事してるやつらに
「お前みたいなインドア派に現場なんか出来るわけねーだろ」とバカにされて全然相手にされなかったのに、
自分の得意な事・出来る事だけを駆使してミッションを成功させていく姿は、
アクション映画の主人公らしく観客に勇気をくれる。
上司たちを翻弄して「こいつのこと舐めてたけどやっぱすげーやつだったー!」と後悔させる所はめちゃくちゃ痛快!
ラスボスにも「お前のやり方は甘い」的な正論言われるけど結局勝つ。
しかも凄く主人公らしいアイデアでとても好き!
隅々まで気が使われていて隙の無い上質な作品…というのとは
少し違うけど
映画の楽しさってこういうのでいいんだよ!っていう
手ぶらで楽しめる良い作品だった!
生きる希望を得られたのだろうか
復讐劇と言うのは古今東西安定して人気のあるジャンルである。
それはつまり我々は常に復讐までとはいかずとも、誰にも明かす事の出来ない暗い感情を抱えて生きているのかも知れない。
この作品は愛する妻を殺されたCIA職員であるチャーリーが冷静に緻密に時に大胆に、怯え葛藤し苦しみながらそれでも静かに計画を実行して行く。
そうする事でしか前を向けないから。
この手の作品によくある「弱く経験もない無力な主人公が最高の理解者であり最強の師匠に出会い成長して行く」ストーリーなのかと思いきや、チャーリーの持つ武器は最後まで変わらない。
自身の持つその頭脳と、CIA分析官として培ったスキルと、妻を愛すると言うただ純粋な気持ち。
作中何度もチャーリーはサラの幻覚を見る。
これはチャーリーの心が壊れていく描写なのかと思ったが、きっと逆で、心が折れそうな時、気持ちが揺らいだ時、自分の信念を思い出す為なのだ。
愛する妻はもういない、何故なら理不尽に殺されてしまったから。
自分が後悔している責任を誰かに押し付けたい、あの時一緒に行っていれば、でも行かなかった、だから妻は殺されてしまった。
ならば自分が殺すしかない。
復讐なんてものはどこまでも身勝手で、これくらいシンプルであるものなのだと思う。
大義名分などいらない、思い知らせてやりたい。それだけでいい。
その為に誰かを利用しようとも、それで何もかもを失っても、それでもいい、止まれないから。
この作品はミスリードを誘う演出が多く見られた。
それはチャーリーの優秀さを裏付けると共に、私達に思い知らせるのだ。
「チャーリーを見誤った」と。
妻を殺され自暴自棄を起こす哀れな主人公ではなく、どこまでも冷静に、時に人を利用し、虎視眈々と標的を狙う。
その姿は、まさしくプロであった。
最後まで引き金を引く事のなかったチャーリー。
それは彼の甘さでもあり、優しさと人間らしさを感じさせた。
どれだけ復讐が成功しようとも、彼の傷が癒える事はないのだろう。
それでも、あの晴々としたラストシーンの大空はチャーリーの生きる希望にも感じられた。
アマチュア…でした。
主人公はラミ・マレック、超がつくほど愛妻家のCIA暗号分析官。ある日、主人公は職場で重要機密文書を見付けてしまう。そんな時奥さんの出張先でテロ事件が発生…人質になってしまった無抵抗な奥さんが銃で殺されてしまう。テロ実行犯に復讐していくストーリー。 一般人の彼は復讐を実行する為、奥さんの捜査をうやむやにする上司に戦闘訓練させて欲しいと重要機密文書で上司を脅す…戦闘訓練受けても銃で撃てない。訓練講師のローレンスフィッシュバーンからもCIAからも過小評価されるが…
銃の使えない殺し屋vsテロ実行犯+CIA。優しい人間を本気で怒らせると怖いんだぞ…と納得出来た作品でした。
1981年刊の原作と比べて
原作の時代とは、およそ50年の開きがあるから、国際情勢も情報戦の形態もまったく違う。
でも、テロリストだけは本質的に変わらない
というのは、皮肉な現実。
だから、50年経っても
この物語が成立するんだろう。
ラミ・マレック自らプロデュース。
気合いが入ってる。
冷戦と、「東側」の「チェコスロバキア」なき今、
追跡の舞台はヨーロッパ各地。そして
世界の緊張を生むのはテロ、という設定。
工作員としては「アマチュア」ながら
テロ・グループに復讐したい、
というチャーリー・ヘラーの動機は同じだが、
進化したコンピュータとネットワークを駆使するのが現代。
スノーデンが暴露した国際的監視網は
米国家安全保障局(NSA)によるものだったが、
CIAも同様の監視網を持っていて、
世界中のネットワークをハックできる、
という設定も、あながち空想とはいえないだろう。
チャーリーの人物像については、
「人殺し」に抵抗がある一途な男
という側面を、原作より前面に出している。
かなり変更されてるとはいえ、
原作のネタもポツポツ仕込んであるのを見つけてニヤリ。
途中ダレることなくあっという間の2時間。
面白かった。
驚いたのは、
結末はきっと同じだろう、という予想に反して、結末も違ったこと。
まあ、そうだよね、よく考えたら
そもそも「東側の保安警察」がないんだから「教授」もいるわけないし、
CIAの立ち位置もだいぶ変わってるし、
「情報」に対する世間の意識も変わってるし。
というわけで、
結末に驚いたのだけれど、
でも、いいのか?
その結末のつけ方で。
賢いけど、強すぎない
IQ170のCIA分析官。
妻がテロリストに殺され、その復讐を
試みるがタイトル通り殺しはアマチュア。
頭脳明晰で頭の回転も早いがかなりの凡人。
素直にパニクるし、鍵開けにはYouTube見るし
居場所もばれる。等身大で良い。
賢いけど強すぎなく人間味ある設定が
好き。
またひと味違うスパイ・サスペンスでした。
アマチュアではなかった
殺された妻の復讐のために訓練を受けるが、射撃の腕はアマチュア。しかし、ある能力ではプロフェッショナル。IQが高いからこそ出来る技。しかし、相手が犯罪者とはいえ、四人も殺害しようとするのはアメリカだからこそ。悪人を殺す人は正義なのか、悪人なのか。こんな危ない知能犯をCIAに残したら危なくないか。だからラストは不満。飛行中に爆弾で、吹き飛ばされるかと思っていたのに。
すべきことが見えたんだ
こないだ鑑賞してきました🎬
CIA分析官のチャーリーが、妻を殺されたことをきっかけに、犯人一味に復讐を決意するストーリー。
チャーリーにはラミ・マレック🙂
妻サラを愛する心優しいデスクワーカーの彼が、彼女を殺されたことで復讐を計画する男になります。
戦闘能力は皆無に等しいですが、持ち前の頭脳を駆使し犯人グループを追い詰めるさまは抜群の緊迫感。
マレックは怒りと悲しみが同居する男を、情感たっぷりに表現していました😀
サラにはレイチェル・ブロズナハン🙂
明るい雰囲気の女優さんですね。
マレックとの夫婦役を自然体な感じで演じていて、好感を持ちました😀
チャーリーを鍛える教官にはローレンス・フィッシュバーン🙂
モーフィアスにバワリー・キングを演じた彼が、今回は戦闘訓練役で登場😳
基本強面なのであってますが、決して脳筋ではない、芯がある男として存在感を発揮しています🫡
頭脳派のチャーリーが、どうやって復讐を果たしていくかが見どころの本作。
一方で復讐することの意味を問うようなシーンもあり、ドラマパートにも力を入れている印象🤔
サスペンス・アクションものとして、及第点な1本でした👍
体調万全で見て下さい
ローレンス・フィッシュバーンなんだから。
ローレンス・フィッシュバーンとツーマンセルでやってくのかな?→あれ敵だね?→死んだね????????→まさかね?????→撃たれた箇所ぼかしてるし死んでないよね?????→ローレンス・フィッシュバーンよ????????
→ラスト!!!!
という思考でした。
敵対していた相手側でありながら、最後は認めて去るのは素晴らしいな…美味しいところを持っていったな…と思いました。
インクワラインについて、「本人の死亡は、妻の暗躍が疑われます」って言ってた割にはインクワライン(妻)その後すぐリタイアしましたね。肩透かしでした。
インクワライン(妻)がテロ側で、チャーリーを誘導してるのかと思ってた…。事が起こる前から接点があったのでそれはまぁ確かにありえない話なんですけど…。
序盤に射撃訓練を受けたところ、間近でやっと急所を狙えるってんで、「これはラスボスを間近で撃つフラグだな」と思ったら撃たない!!!!!!!
敢えて撃たない方か!と理解はしましたが…相手の心の底から折れた表情で溜飲をさげてましたが…それが正しい選択って話なんですが…ここまで殺しといて…!と正直思いました。まぁ振り返ってみれば他の人を殺してる描写はないか。プールの落下地点に人がいて巻き込まれた可能性があるくらい?インクワライン(妻)はポッと出てサッと消えたけど。
長官は味方なんだ…!とチャーリーが認識するタイミングなかったなぁ、あの長官の「信頼できる部下」と少しでも会話するタイミングがあれば味方と認識出来たのかなぁと思います。
IQ170なりのプロ集団への対抗策の数々は簡単な銃撃戦にするわけでもなくらしさがあって好きでした。
IQ170への訓練が短過ぎてびっくりしたけど。
リアルな復讐劇かも・・・
復讐はこれで良かったのか?
随分前から映画館で予告編を見せられてたし、銃なんか撃ったこともないCIAの分析官が殺害された妻の復讐に立ち上がる話ってのも面白そうと思い期待して観にきたが、残念ながらイマイチでした。レビュー投稿するからにはなるべく酷評はしたくないが、面白かったのは復讐する相手を懲らしめる方法(密閉空間への花粉攻撃や屋上プールの破壊等)が斬新だった程度で、ロンドン、パリ、イスタンブール、マドリードとか駆け巡った割にはサスペンス映画とかスパイ映画とか特有の世界観が感じられないし、ありがちなCIAの不正隠蔽も中身の意味がよくわかんないし、脇を固める役者さんも皆んな中途半端な登場と退場ばかりで印象薄いし、。Netflixの映画かリミテッドシリーズなら、まぁ良かったと言えるんですけどね〜
復讐劇でスカッと痛快!とはいかないが…
私は好きですね。
最初の復讐展開とか、逃げ回る過程のハッキングとか、そもそもCIAの捜査網より先回りしてテロリストとコンタクトできたりとか、真面目に考えれば考えるほど都合良すぎな展開はあるものの、
そこは舞台装置として割り切れるし、復讐の対象であっても直接人を殺せない感受性の高いナード男がどう復讐の対象たちに立ち向かうかという主題がぶれることなくスピーディに展開する気持ちの良い映画でした。
男がいつまでたってもナヨナヨしすぎというレビューがありましたが、そもそも彼は最初から個人による制裁を是としてはいません。
亡くした妻に報いるため法や国家で裁いてほしいというのが彼の思いだったのは描かれていますし、組織のエゴでそれが叶わないと理解したから自分でなんとかしようとしただけです。
裁くことが目的であり、誰の手によってかは手段でしかありません。結果誰もやってくれないことを察したので自分でやるしかなかった。
なので仕方なく彼が彼のできる可能な方法で成し遂げていくのは気持ちが良かったですよ。
ただの復讐マンだったらCIAより先に会いに行って近くでバンバン銃撃って終わりですからね。
復讐の過程で盛大に人が死にまくってるけど仮に成し遂げても未来なくない?どうやってオチつけるんだ?と思いながら見てましたが、最後はなるほどそう持っていったか~となりました。
復讐者の末路なんていくらでも暗くできるだろうし、もっとビターな方向も覚悟してたのでそこは拍子抜けという気持ちと、良かったねという気持ち半々で、エンタメに振り切った構成だなと思います。バッドエンドが苦手な人も安心して見てください。
やっぱり頭のいい人には勝てない!
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