「期待は裏切られた。」アマチュア うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
期待は裏切られた。
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もっとゴツゴツしたアクションを期待していたが、やや当てが外れた感がある。
予告編を見て、第2の『ジェイソン・ボーン』を期待していたが、そんな映画じゃなかった。
ストーリーの進行上、単独行動が基本で、それを説明する人がいない。こういう時、だいたい素人同然の相棒がくっついていちいち疑問を解き明かしていくものだが、あえてそうしないのは、玄人受けを狙ったのか。
相棒らしい存在はいたが、途中で亡くなる。気ごころを通わせた途端にだ。
それなのに喪失感もそこそこ、割にさばさばしているし、自分が生きるのに必死な感じだった。死に直面しても、主人公の恐怖心が感じられない。
そもそも、彼の妻がテロに巻き込まれて死亡してしまうところから、主人公の復讐を兼ねた冒険が始まるが、遺体との対面や、殺害されるシーンがダイジェストになっている。意図的な演出だったのか。
テロと妻の間に、なにか特段の秘密が隠されているんじゃないかと勘繰ってしまう。途中で、妻の幻影とからむシーンもいくつかあるし、ひょっとしてまだ生きてるんじゃないかとさえ思った。
妻の遺品や、夫にあてたメッセージも、いかにも謎が隠されているような暗号のパズルに見える。途中で、意外とあっさり解けるが、普通に励ましのメッセージだったりする。拍子抜けだ。
とにかく、期待を裏切ってくれるのだ。なにやかやと。
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