「スパイ物にしては地味な佳作」アマチュア クロイワツクツクさんの映画レビュー(感想・評価)
スパイ物にしては地味な佳作
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あんまり、評価が芳しくない印象だったが、結構褒めている人が多いわりに点数が辛いというのは、どういう心情なのだろうか。
それは置いておいて。
これまで、組織の中にいた人物が、個人的な復讐などを行うと、目的を果たしても大抵組織につぶされてしまう、という展開が多かったように思う。
あれだけ暴れた人物が、元通り職場復帰できますよ、というのは、21世紀の現在の世界の趨勢からして、CIAもだいぶホワイトな職場になっている、ということなのだろうか。
妻を殺された男が復讐を行う、という、それだけ言えばよくあるストーリーだが、自分の手で直接殺す、ということが出来ない男が、得意な技術で仇を消していく、という展開。アマチュアというだけあって、どこか詰めが甘かったりして、見ていて結構ハラハラさせられた。一番浮かばれないのは、協力者となった元スパイの奥さんか。
主人公に命を救われたというスパイの男が、どこで登場するのか、と思っていたら、忠告に現れただけで、本筋として影響がなかったのがちょっと拍子抜けだった。
一人目の素人っぽさから、二人目、三人目と行くにつれて、段々手慣れてきて、最後は結構な罠を張った騙しのテクニックまで使って、もうアマチュアではないよな、というレベルになっていた。IQ170のCIAエージェントだけはある、というところか。
レビューの評価はそれほどでもないが、今年ここまで見た映画では一番良かった。他人のレビューは当てにならないものだと改めて思った。
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