「もっと頭脳派の作戦を観たかった!ヘンダーソンの扱いも。ラストシーンに託す想い。」アマチュア ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
もっと頭脳派の作戦を観たかった!ヘンダーソンの扱いも。ラストシーンに託す想い。
先週は同日公開で「アマチュア」<「ベテラン」<「プロフェッショナル」<「レジェンド」!(<「ゴーストキラー」レジェントの後は死んで幽霊)という不思議なアクション映画惑星直列状態が起きてて面白い。
妻の復讐のため、戦闘力ではなく「高IQ頭脳」を駆使するCIA捜査官の物語。
1人目の処刑でのあまりにも間口の狭い凝った手口や、いつものローレンス・フィッシュバーン、ヘンダーソンにバーに追いつめられたところで脱出する手口などが面白い。
しかし、予告でも見まくってた、いかにも「映画的見せ場のために作りました感満載の」屋上ガラスプールで一気に興ざめ。
当然のように、ヘンダーソンがいつ合流して共闘するのかと待ってたら、それは無し。
あのパズルがメッセージ入りメタルが入ってましたと言うだけで、肩透かし。もっと生かし方があるでしょうに!
せっかく、武闘派では無い復讐を期待していたのに、知的好奇心を満たしてくれる工夫したネタが足りない。
そこは、もっと観たかった。
ラスボスを殺さなかったのは、評価に迷うところで、殺しちゃったら、普通過ぎたかもしれない。
超B級凡作にならなかったのは、ラミ・マレックの演技、キャラクター造形に尽きると思う。
終始、おどおどとして敏感におびえている感じ。
ラスト、妻のプレゼント、見事にレストアしたセスナで飛び立つところ、マレックの表情が唯一の救いで良かった。
強く印象に残る、とても重要なシーンでした。
パンフレット制作無し、入場者プレゼントも無し、でまた悲しかった。
予告でローレンス・フィッシュバーンとのバディ物と思いきやハンドラー役。もっと血反吐を吐く特訓ではなくかなりあっさりでしたね。
オリジナルが見たくなりましたがレンタルビデオだけ…。