アイツ等ノ会食ヲ、銀河は待っている

解説・あらすじ

本作の監督を務めた鈴木順也が横浜にある老舗ミニシアターのシネマ・ジャック＆ベティで働きながら、4年の歳月をかけて手がけた作品。

シネマ・ジャック＆ベティで働き始めて2年目の「かお」という若者が、鈴木に日記を見せたことから、このプロジェクトが始まった。かおの日記には周囲の言うことに従って生きようとするものの、そのために本来の自分がわからなくなり、迷っている若者の姿が記されていた。テクノロジーが発達し、誰もが何かを発表することができるようになった時代。単調で抑揚のない日々を送っていたひとりの若者が、映画作りに出合う。

かおの日記の内容や実際にあったエピソードなども交えて、無名のキャスト、スタッフが力をあわせて完成させた作品で、現実と創作が融合した物語が紡がれる。シネマ・ジャック＆ベティと同じ横浜・若葉町にある劇場「若葉町ウォーフ」で撮影が行われ、完成した映画はシネマ・ジャック＆ベティで劇場公開。

2024年製作／94分／日本
劇場公開日：2025年5月31日