TM NETWORK Carry on the Memories 3つの個性と一つの想い

バンドの良さが映像化されていて、微笑ましく観ていられました。絶頂期ではなくて、今だからこそ表現出来るものが有る事を観れたのが非常に良かったです

ファンなら楽しめる内容です。本作はライブ映画ではなく、40周年プロジェクトに密着したドキュメンタリーです。1つのライブでも会場ごとに演出を考えたり、その練習風景、ライブ後の打ち上げなど彼らがどの様に考え、どうしようとしているのか普段見えない部分が見えてタイトルにある様に3人の個性と1つの想いを凝縮した感じで、途中、懐かしい曲が入ってきたりするとついついリズムをとってしまいました。彼らがGet Wildをどれくらい大事に、高い壁として想っていて、Whatever Comesはそれに対するオープニングの曲なんだと言っていましたが、改めて歌詞を思い返すと確かにこれから始まる、そんな曲だと思いました。古参のファンですが、10周年のプロジェクト終了時は彼らの言葉が伝わりにくかったことを考えると、今作はその言葉が伝わったので本当にいい作品だと思います。

音楽はCD、ライブで聴くことは出来ますが、それらが出来上がるまでの過程を見られる初めてのドキュメンタリーで貴重過ぎました！
三人それぞれの信頼しあってる関係性や仲の良さが溢れていて、素敵だなぁ〜とほっこりしました。
あと、劇伴の音楽が素晴らしかった！

久々にTMネットワークにどっぷり浸かれる貴重な2時間でしたが、できればもっと演奏してる所や歌も聴きたかった。
当時のコンサートに関わった年配のオジサマの「（彼らのコンサートを見て）いやもう度肝をぬかれた」というコメントが、いちファンとしてすごく嬉しかったです。