おいしくて泣くときのレビュー・感想・評価
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キャストはよかったですが
良くも悪くも「アイドル映画」ではありましょう。
冒頭の事故シーンの描写のあり得なさで嫌な予感はしました。
脚本や演出が「手を抜いてる」とまでは言いませんが、「真剣になっていいものを作ろう」としてる感じは伝わってきません。
設定のゆるさやご都合主義的展開、フェードアウトするキャラクターの多さなど、スタッフの方々は真面目に仕事してほしいと切に思います。
「室町無頼」で見た長尾謙杜さんの別の魅力は味わえましたし、予告だけだと少し苦手に感じていた當真あみさんも素敵でした。安田顕さんはややオーバーアクトですが、作品を支えられてましたね。
「おいしくて泣くとき」の伏線回収
つらくて、悲しくて、涙を流してしまうシーンがたくさんあったけど、かなしい物語としては終わりません。うれしくてあたたかい涙も溢れました。
すごく奇跡的な話で、実際にはこんなことないだろうとは思うけど、あのふたりに似た境遇の人、境遇だった人は、たくさんいると思います。います。
「ひま部」があって本当によかった。居場所がひとつでもあれば、人は生きていけて、逆に言えば、居場所がないと、人は生きていけないんだ。
「こどもごはん」として自分の食堂で無料でごはんを振る舞った父。この場所から2人の未来は始まっていた。子どもの不幸は俺の不幸でもあるんだ、と絶対的に味方である父。なんだその目は!と暴力を振る父。色んな父親がいる。だけど、あんな父親じゃなかったら、あんな環境じゃなかったら、出会えなかったよな、とどうしても咎められないのです。
作品名がずっと不思議だったけれど、今は納得。
バター醤油焼きうどんが食べたい。
最後はいい
好きなジャンル
清らかなヒューマンストーリー。観て良かった。
人間に一番悪いのは腹がへること
三十年前に突然姿を消した初恋の人の秘密を巡る物語を描いたドラマ。
出演者がいずれも存在感があった。特に主演心也役の長尾謙杜は、高校一年生の違和感なく存在感もあり、声優でも出来るくらい声が良く、聴き心地が良かった。もう一人の主役夕花を演じた當間あみは、幸薄の難しい役どころだが、彼女の個性がかなりフォローしていたと思う。安田顕の父親役風間耕平も良く、彼の存在は映画の安定感を大きく支えていた。
演出で印象的だったのは、雨。傘を持たぬ心也と夕花の純粋な気持ちへ雨が打つ。自分の人生を自身で切り開くのには微妙な年頃だ。夕花の「秘密」に跳ね返る雨音が聞こえそうだった。
ストーリの根幹に食堂から子供達へ提供されるボランティア食事は、映画では取り扱いが難しいテーマと思うが、物語に一本筋を通す重要な存在だ。有名な漫画のセリフで「人間に一番悪いのは腹がへるのと寒いゆうこと」を思い出した。提供する父親耕平の信念が伝わる。人の想いがこもった食事は「おいしくて泣ける」のだ。
連続ドラマにしてしっかり描いても良かったと感じる程、展開の山あり谷ありが楽しめる作品となっております。
皆さん 絶対見ましょう
ストレートで淀みのない若者の感情が良い
タイトルの意味
當真あみ目当てだったが尾野真千子が凄すぎた
終盤のほんの数分の出演で美味しいところを全部さらっていった
尾野真千子、ただものではないと思った。物語が噓っぽくてその世界に
浸れなかったけれど、もし入り込めていたら自分も泣いただろう。
當真あみの名前を覚えたのは「水は海に向かって流れる」(2023年製作)
を観てから。主人公は広瀬すずだが役柄上愛想の悪い年上女性で、
高校生の男の子が彼女に惹かれる理由がいまいち分からなかった。
その男の子に思いを寄せている同級生の役が當真あみだった。
自分が高校生だったら同級生の彼女と付き合うのになと思ったものだ。
まだ10代で高校生役をやって全く違和感がないのは当然。その年代でしか
表現できない若さ・儚さを感じさせる演技が良くて、彼女の今後が
楽しみになった。
今回はダブル主演なのかと思ったら扱いは男性アイドルの相手役という
位置付けでそこはやや不満。この業界、大手芸能事務所には逆らえないか。
今回の當真あみも若さ・儚さを感じさせて素晴らしい。瞳が輝いている
ところが良い。
出演者では他に安田顕が印象的だった。最近は「35年目のラブレター」
でも味わい深い演技を見せていて、良い役者さんだと改めて思った。
表情筋があるのか?と疑いたくなるくらい演技にメリハリがない出演者が
いた(個人の感想)が名前は伏せておこう。
物語は特に目新しさを感じなかった。ちょっと無理やり感を感じたり
ご都合主義を感じたりもした。そういえば予告編に出てくる場面で
「糸」(2020年製作)を思い出したのは自分だけだろうか?
頭が悪い自分でさえ「俺って予知能力があるんじゃないか?」と思うくらい
次にどんな場面が来るか分かってしまう親切な(?)脚本・演出。
映画の題が意味することも(頭が悪い自分でさえ)途中で察しが付いた。
映画の中身はともかく出演者の演技に惹かれたからある程度の満足感が
得られた点は「片思い世界」と同じ。
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全くどうでも良い話だが海へ行く場面での彼女の衣装が妊婦さんみたいだった。
大号泣
感動するには、えげつなさが足りず
キレイな涙がこぼれます
さまざまな社会問題とそれぞれの背景、胸が苦しくなる内容ですが、主人公の二人のピュアで一途な思い、人と人との思いやりがとても心温まる作品でした。映像もとてとキレイでした。感情で涙があふれると言うよりも、心がギュッとなり勝手に涙がこぼれるとゆう感覚でした。気づいたら涙がポロポロと、この感覚は、『おいしくて泣くとき』で涙したヒロインと同じ感覚なのかもしれません。さまざまな年代、立場で観て感じていただけると思います。是非劇場で涙して下さい。
15歳の感情は大きくて、15歳は無力だ
残念。アイドル映画だった。
わりとしっかり作られているけど・・・
十代女優で最も注目している當真あみなので、迷いなく観賞。
【物語】
心也(ディーン・フジオカ)は父親が経営していた跡地でカフェを開いていた。カフェでは恵まれない子供に無料で食事を提供する「子供食堂」を父親から引き継いで行っていた。心也はカフェを経営しながら、30年来店を待ち続けている人が居た。高校時代の同級生でその後行方知れずになっている夕花だった。
30年前、高校1年だった心也(長尾謙杜)の父親が営む飲食店で行っていた“子供食堂”に、同級生の夕花(當真あみ)は幼い弟と供に時々顔を出していた。ある時、クラブ活動をしていない2人は学校の行事の担当を押し付けられる。それをきっかけに「ひま部」を結成し、孤独を抱えていた2人は心を通わせる。やがてお互いが大切な存在になるが、2人に起きたある出来事をきっかけに転校した夕花は、ある日を境に家族とも音信不通になってしまう。
大人になっても心也の心には、夕花が住み続けていた。
【感想】
なるほど、青春純愛+社会派テーマという作りの作品。
“アイドル的俳優主演ラブストーリー”ジャンル作品として考えれば、しっかり作られた作品と言えるが、「大人が観る」作品とすればちょっと物足りない無さを感じるかも。新鮮味は無い。 俺は當真あみ観賞が目的だから、まあ文句は無いが。
TVドラマデビュー当時から注目している當真あみ、本作でもキュートな魅力を味わえた。ただ、デビュー当時、もっと一気にブレイクするかと思ったけれど、中ブレイクくらいでとどまっている理由は本作でも垣間見えた気がした。演技はこの年代では良いと思う、少なくとも相手役の長尾謙杜より数段良いと思う。 ただ、十代女優に期待するキラキラ感はいまひとつ。今回の役柄が“元気溌剌”ではないせいもあるが、その中にもきらっと光る瞬間が欲しかったかな。
それは彼女には高みを期待しているから感じることだが、本作で一番物足りなかったのは相手役の方だ。長尾謙杜はアイドルグループのメンバーらしいが、オジサンはもちろん知らない。 十代が主人公の作品だし、アイドル起用に文句を言うつもりは無いが、本作の心也は魅力が無かった。なんか煮え切らない感じの少年で、こちらもキラキラ少年の役ではないのだけど、「なるほど夕花が惹かれるわけだ」と感じさせる魅力を発散してくれないと作品としてはちょっとね。大人になったディーン・フジオカの方がずっと魅力的に映ったのはオジサンだけ?
悪くは無いが今ひとつ褒めるところが見つけられない作品でした。
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