ドライブ・イン・マンハッタンのレビュー・感想・評価
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グッナイ、マイキー
夜のJFK空港からあわただしくタクシーに乗った20代の女性のひとり客と60歳代のちょい悪オヤジのタクシー運転手クラーク。行き先はマンハッタンのミッドタウンのウエストストリート。
彼女は決して家の前にはつけさせたくないし、入るところを見られたくなかったはず。
ダコタ・ジョンソンお目当ての鑑賞です。
アクリルボードの窓に後部座席から乗り出すダコタ・ジョンソン。やつれメイクながら、相変わらずとても素敵。
ダコタジョンソンは制作、プロデュースにも名を連ねている。
Wikipediaによると、当初、女性役はデイジー・リドリーを予定していたらしい。
脚本に惚れた監督。
原題は Daddio .
それが邦題はドライブ·イン·マンハッタンとは。
なにを狙って付けたのか?
ネタバレを気にしたとも思えない軽さ。
女性はプログラマーでニューヨークのミッドタウンのアパートメントに住んでいる。
妻子持ちのアホ男と不倫してる。
オクラホマからの帰り。
12歳年上の姉の元で2週間の休暇。
6歳の時に姉と一緒に保護されて、毒親と引き離される。
家を離れるときに父親と握手したと思い込んでいる妹。
姉はそんなことは絶対ないと彼女の思い出を否定した。
ダディへのあこがれを持ち続けていた「妹」と正反対の「姉」
姉は先住民の血をひくイーグルと呼ばれる女性と同棲している。
おそらく、12歳年上の姉というのは彼女の実の母親なのだろう。
父親は娘に性的虐待を繰り返し、生まれたのが彼女なのだろう。
姉の元を訪れたきっかけは彼女の妊娠だった。
姉(母)に相談しに行ったのだろう。
しかし、ちょうどオクラホマについたとたんに流産の兆候が始まった。
そして結局、流産した。
そのとき彼女は正直ホッとしたと最後ドライバーに洩らした。
ショーン・ペンの目にじんわり涙。
4対3の勝負は持ち越しか。
チップ込みのカード払い。
そういや、彼女の名前は?
言わないけど、名前を教えたも同然。
車は彼女のアパートメントの前で止まる。
アパートの玄関には暗証番号のキーが。
俺の名前,マイキー (My Key) にしようかな。
アパートの階段の上から
グッナイ、マイキー
閉じたドアの窓越しに手を振るダコタ・ジョンソン🤩
ちょい悪運転手(ショーペン)のきどらない包容力に彼女はわざと飛び込んだのかもしれない。
ファザコンの彼女はまた過ちを繰り返すのか?
それとも父親として付き合うのか?
小さい観葉植物に水筒の水をやる運転手。
いい人じゃなーい?
と思ったら、渋滞中にその水筒はシビンがわりに。さすがショーン·ベン。
日本では自動販売機でJKの使用済みパンティを売ってるらしいってホント?
ニューヨークの高速も首都高速と似たり寄ったり。新宿や渋谷駅あたりの夜景にも似てたミッドタウン。小林薫の深夜食堂、渋川清彦のタクシー飯店の前振りが長~い感じ。
アメリカ映画もやっと日本の深夜ドラマに追いついてきた😎
ショーン・ペン同い年😅誕生月も一緒。
俺もまだまだこれからだァ
ずっと聞いていたいと思わせるし、これ以上の深掘りもできないと思う微妙な終わり方が秀逸
2025.2.20 字幕 アップリンク京都
2023年のアメリカ映画(100分、G)
タクシードライバーと女性客の車内会話を描いたヒューマンドラマ
監督&脚本はクリスティ・ホール
原題の『Daddio』で、「お父さん」もしくは呼びかけなどの「元気か?」と言う意味
映画の舞台は、アメリカ・JFK国際空港
オクラホマから自宅に向かうガーリー(ダコタ・ジョンソン)は、イエローキャブのクラーク(ショーン・ペン)の車に乗ることになった
口紅を塗り直し、寡黙を貫くガーリーだったが、クラークも声をかけることなく、静かな時間が過ぎていった
程なくして、タクシーに乗り慣れていると言う話題になり、そこから最近はカード決済でチップがもらえないと言うクラークの愚痴に変わっていく
ガーリーはそれも静かに聞いていたが、彼女は夜景を虚に眺めているか、時折スマホの来たメッセージに返信をしているようだった
物語は、高速に入って少し進んだあたりで事故渋滞に巻き込まれる様子を描いていく
いつしか会話は弾み「相手を驚かせたら1ポイント」という遊びのようになっていく
そんな中で、ガーリーには恋人がいて、それが既婚者であることをクラークは見抜いていく
かつてクラークも遊びに盛んだった時期もあり、男の手法や本心などを暴露していく
過激な言葉に戸惑うガーリーだったが、そんな時に恋人からズリネタを送ってくれとメッセージが来てしまう
彼女はプライベートフォルダにある裸体の画像を送り、相手は興奮を隠せないと言うやりとりが続いていた
映画は、ガーリーに何かあると感じたクラークが、自分の妻の話を持ち出したりしながら、彼女の懐に入っていく様子が描かれていく
クラークは二度結婚していて、一回目の相手は男に都合の良い女だったと言う
だが、ガーリーはその奥さんは頭が良いと言い、何かが起こった時に笑顔になるか起こるかと言う選択肢において、彼女はクラークを笑わせる選択をしていたと言う
クラークも一度妻に悪戯を仕掛けられたことがあったが、その時は笑顔を返したと言い、ガーリーは「懐かしい?」とその顛末にふれることなく、空気を壊さずにいたのである
本作を面白いと思えるかは人生経験の豊富さと、タクシーで込み入った話をしてしまったことがある人のように思う
タクシーと言うもう二度と会わないと思う人との会話は、意外なほどに敷居が低く、何でも話せてしまう雰囲気がある
聞き上手な人もいれば、語りたがる人もいて、そう言った空間だからこそ、また他人だからこそ言えることというのもある
生きた人の反応と、自分に肯定的な共感を与えてくれる人にのみ心を開ける状況と言うのがあって、今回のガーリーのケースはそれに該当するのかな、と思った
いずれにせよ、奥深い会話劇が好きな人向けの映画で、ほぼリアルタイムに感じられるひとときを愛せる人向けの映画だと思う
英題の『Daddio』は1950年代に流行った呼びかけ方で「おまえ」とか「よお、元気か?」みたいな意味になっている
ガーリー目線だと「お父さん」という意味になるが、クラーク目線だと「元気か?」と言う意味になるので、あくまでも疑似父娘の関係がそこにあったのだと思う
傍から見ていると、女性のターゲットゾーンに入っている中年男性が「ワンチャン」あると思って口説こうとしているように見えるのだが、最後の告白で全てが砕け散って、お父さんにならざるを得ないのは笑った
握手をすることは父娘の関係を強調するゆえにガーリーはそれを拒んだので、クラークにその気があるのなら「ワンチャン」残っているようにも思える
彼らが再会を果たすかはわからないが、その時にどんな話をするのかは楽しみな反面、これ以上怖い話が出ないことを祈りたいものだ、と思った
たまラン!悟られ、見透かされ、すっかり変心させられ、そして実は狙われているw
大雪で交通網マヒ。
そんな時はタクシ-の出番・・・なのかな。
最近タクシ-の姿 随分と減った気がするけども。
今日はそんな タクシ-運転手と乗客の映画「ドライブ・イン・マンハッタン」を観ましたよ。
こんな運転手と乗客だけの話って”ドライビング ミス デイジー”位だったでしょうかね。いや 他にも有ったかもですが。
------MC 見事な二人-----
タクシ-運転手:ショーン・ペンさん
乗客:ダコタ・ジョンソンさん
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展開流れ:
ニューヨークの夜。ジョン・F・ケネディ空港から一人の女性が
タクシーに乗り込む。
運転手にマンハッタンへ向かうように告げる。
車は動き出し、マンハッタンへ進んでゆくのだが
この女性は誰の所へ向かうのか、目的は何か、抱えてる悩み、想いを見事に運転手が悟っていく。
女性の素性を次々に見透かしていく~ そして心に変化が。
やがて タクシ-は目的地へ着いた。
料金は既に契約済み、あとはチップ・・・500ドルって オィオィ(;´・ω・)
この金額を見て 彼女が忠告をくれた事に対しての感謝の表れが見えて来る。
建物へ入る前に振り返る彼女、そして
最後に ”マイキ-” ~ いつでも俺は空いてるぜ!?
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う-む、こんな美人を狙う 新手のナンパドライバ-って感じが
最後に思ったのは俺だけかも。
一見 良いおじさん運転手。人生経験豊富。そりゃ成功も失敗も多ければ
一目見てコイツは~ って 分かるもんさ。誰でもね。
そして 引っかかる女性タイプも既に熟知してるんだろうね。
今を言い当てる ⇒ お前の人生 この先はこうだ ⇒ 考えて行動しろ(忠告) ⇒ お前の事が心配だ ⇒ スッカリ彼の言い成りに ⇒ オレと付き合えば ⇒ 何か思ってたのと違う ⇒ 最終捨てられる ⇒ 運転手のまんまと心理作戦にハメられた(後悔だけが残る) 悔しいよぅ~ (ノД`)・゜・。
こんな流れに成らぬ様、お嬢さん お気をつけて。
ダコタしっかりしろ~ 俺がツイてるぞ~ そう思う映画でしたね。
この運転手、ダコタさんの様な綺麗な女性じゃ無くても
同じ様な事(話)???してたでしょうかね (´-ω-`)
ハハハ・・・笑うしかない!、話の裏側を想像して楽しむのも有かも。
二人に興味ある方は
劇場へGO!
よくわからない作品…良さが
何かのおすすめで、めっちゃ評価高く観に行ったが、終始退屈な作品だった。
女優さんは、チャーミングで可愛いが、何がいいたかったん?ってハテナがいっぱいつく作品。
ハッピーエンドなのかも、わからないし、会話の意味もわからない部分多々あり。
かなり下品な表現あるので、付き合う前とか、
付き合いたてホヤホヤのカップルは観ない方が安全かと。
75,815.59 円 ※at that time2月17日
こんなにチップを弾む話なのかはどうかは意見は分かれるが・・・ もしかしたら自分の観賞の勘違いかも知れない
当たっているかどうかはご指摘請う
何の因果か、タクシー運ちゃんになって1年一寸・・・ 羽田から都心に向かう首都高の車中をこんな会話に埋め尽くされたら・・・なんて絶対起こらないフィクションをなんでこうも他人事ではなく観賞できるのか、全く馬鹿馬鹿しくもそして我が事の様に切実に感じる作品であった
中絶の話、そこまでに至る小粋なニューヨーカーの建前、何度も繰り返される下劣な下ネタ まぁ、馬鹿アメリカ人のいつものケース
"好きだ"、"愛してる"なんてものは、イマジネーション、幻想の世界でのみ存在しうる単語 「♪他人の為に死ねるか?♪」なんて杉良太郎が唄っているのが絵空事なのは明白である
そんなセンチメンタルジャーニーをタクシーの中で繰広げられるこの作品に、それでも夢を見せてくれた感動を覚えずにはいられない
二度出会う事無い関係
粗暴で下品な人生経験豊かなタクシードライバーと若くて綺麗でスマートなプログラマーの女性乗客のタクシーで目的地に辿り着くまでの会話だけのストーリー。
全く正反対のバックボーン持つ2人が道中の会話からのやり取りで最後はお互いを慮る姿に心が温まる映画でした。
主役2人の演技力は素晴らしい。
特にドライバーの下品な発言や行為に引きながらも、段々と心を開いてゆく女性乗客のこころの揺らぎをダコダ・ジョソンが見事に演じてます。本当に素晴らしい。
ドライバーの下ネタ的な発言は拒絶するけど、隠れて不倫相手とのエッチなチャットには応じている女性乗客の姿が矛盾していて興味深かった。女性とはそんなものなのかなぁ。
本当に派手な演出も無い2人の会話と表情だけのシンプルな話でこれだけ惹きつける映画は初めてでした。
ニューヨークタクシー‼️
夜のニューヨークのタクシーを舞台に女性客とタクシーの運転手による会話劇‼️まるで「パリタクシー」のニューヨーク版かなと思ってしまうけど、今作で語られるのは女性客の過去と現在のリアルな事情‼️11歳上の母違いの姉と暮らし、父と疎遠になっていた過去と、既婚者である恋人との関係に悩む現在‼️運転手も2度の結婚経験者であり、色々と女性客に助言をする‼️そして女性客は妊娠している事を告白‼️もうチョット奥深い人生のドラマかと思ったのですが、複雑な生い立ちや不倫、そしてそれ故の妊娠など想定内のドラマですね‼️ただヒジョーにリアルではあります‼️摩天楼の枕元には同じような悩みを抱える女性がたくさんいるんでしょう‼️そしてショーン・ペンとダコタ・ジョンソンの素晴らしい演技で、1時間40分飽きることなく魅せてくれます‼️ただ女性客と恋人のメールのやりとりや、運転手とその妻の昔話などが露骨な性表現をされてて、まぁ文字やセリフではあるんですが、その辺が好き嫌いが分かれそうですね‼️
2度と会うことはないから。
ジョン・F・ケネディ国際空港からタクシーへ乗り込んだ独りの女性と、そのタクシーを運転する男性ドライバーの話。
空港から自宅まで、深夜のニューヨーク街を走りながらタクシー車内で語る男女の会話劇。
タクシーに乗るや否やのタクシードライバーから始まる下ネタトークに…初めましてなのによくそこまで暴れるなと思いながらもお国柄の違いを感じたり。
ドライバーの会話中に気になるスマホ、そのスマホに届くメッセージに下ネタめいたメッセージが届いて困った顔を見せるものの、素敵な画像返信と…♡
本作の解説、打ち明けられなかったことを打ち明けるってワードを見て…、今までのストーリーの流れ、こりゃあるな!こりゃあると!きっとこの女性はとんでもないド性癖があるんだ!きっとあるね!と、思ったんだけど全く違った!残念(笑)
ダコタ・ジョンソンさん綺麗、素敵!
人を選びそうだがおススメ枠(オンライン試写会の類は全てネタバレ扱い)
今年26本目(合計1,568本目/今月(2025年1月度)26本目)。
結局、初動が遅かった割には月単位で見ると30本はいきそう(32本までは確定している)んですよね。
さて、オンライン試写会に招いていただいたfansvoiceさまには感謝を。
女性の主人公(タクシー運転手の男性を主人公に取る向きもありましょうが)がタクシーに乗って降りるまでの会話、それだけです。それ以外のシーンはまるで存在しないので(女性がスマホを使うシーン、それに伴ってテキストチャットのシーンはある)、解釈に混乱することはなくほぼ楽しめるかな、といったところです。
ただそのことは裏を返せばストーリーの起伏がどうしても平坦になりがちという部分は抱えているわけで、ここは好き嫌いあると思います。といっても、こうした「わかりやすい」作品も良かったかな、といったところです。
一方でこの映画は「妙なところ」で混乱させる部分があり、そこがどうかな…といったところがあります(後述)。
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(減点0.3/スペイン語に関してある程度の考察力を要する)
まず、ストーリーの99%は英語(アメリカ英語)の展開で、スペイン語は2か所(だったか)でしか登場しません。ただ、その2か所とも、英語を話す2者(この映画に2人以外の登場人物はそもそも存在しない)の中で登場するスペイン語なので、スペイン語と英語の混成言語のようになっており(だから、スマホ(iphoneのように見える)でタイプするときに、スペルミスを示唆する赤波線が引かれている。英語設定にしているとそうなる)、そこの理解がやや困難です。
> 「すまないけど、混雑していて(時間通りに)つきそうにない」
ここの lo siento, stuck in .... の部分、「混雑に巻き込まれて」の stuck in は英語表現ですが、「申し訳なく思う」の lo siento はスペイン語表現で( siento は sentir の直説法現在の1人称現在の活用。「感じる」「相手の感情を察する」等のフランス語他と共通する意味のほか、スペイン語では「申し訳なく思う」の意味がある。不規則活用)、ここはある程度配慮が欲しかったかなというところです(フランス語でも3群系不規則活用)
> 「スペイン語を流暢に話してみたい」
聞き取れる範囲では(オンライン試写会である以上、何度か巻き戻しはできる)、 I want to habla espanol perfectamente. と言っているように見えるところ、ここもスペイン語と英語の混合表現です(want toと、それ以外)。
ただ、want to は助動詞に準じるものなのでその後には動詞の原形(辞書形)がきますが、habla は、hablar((言語などを)話す)の「直説法現在の3人称単数」(辞書形でも1人称現在の活用でもない。後者は hablo になる)の活用なのですよね…。 want to hablar か、want to hablo なら理解できても、want to habla はかなり謎です(ただ、それ以外の解釈ができないし、ここで英語とスペイン語の混合表現が出てくることはスペイン語との混合表現に慣れてしまっているというようにとることはできるし(なお、スペイン語がどうこうという話はそもそも出てこない。このあと、「そして、南米に行って観光をしたい」といった話だけしか出ない)、この部分は結構謎ではあります。
※ 日本では、スペイン語を母国語とする方はほぼいませんが、スペイン語とある程度の互換性があるポルトガル語(ブラジルポルトガル語)は、愛知静岡ほかで当事者がいるので、その部分を援用するとそうした方たちも何を言いたいかわからず混乱する。
※ ポルトガル語(ブラジルポルトガル、イベリアポルトガル語)でも、「話す」はかなり違い falar という語ですが、英語とポルトガル語(世界の実態として、英語とブラジルポルトガル語との混合でしか通常生じない)の混成言語としても、want to の後には動詞原形が来るので、そのときでも want to falar (三人称単数現在の fala には当然ならないし、一人称単数現在の falo にもならない) になるはずなので(この点、英語「だけ」が動詞の活用を失った(実質、三人称単数の-sと動詞の過去形の-edルール以外が消滅している)だけであり、ここはポルトガル語でもスペイン語でも極論フランス語でも、一般的に助動詞(言語として助動詞とは言わなくても、その後に動詞の原形が来る、英語でいうところの助動詞)の概念がある言語(ドイツ語含む)ではかなり違和感のあるところです(特に、この例でいえば、want to hablo なら理解できるが、 want to habla だと「彼・彼女の誰かに願う」という意味になるので(英語でいえば、 want her/him to (動詞の原形) の形)、そもそも論として「スペイン語を流暢に話してみたい」という「自分の願望」からずれてしまいます)。
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