劇場公開日 2025年2月14日

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ドライブ・イン・マンハッタンのレビュー・感想・評価

全109件中、61~80件目を表示

3.5上級な大人のドラマ

2025年2月19日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

『Drive In Manhattan』というタイトル、世界爆発的大ヒット小説(二人でふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US)作家の『クリスティ・ホール』、『ショーン・ペン』この3拍子で是非観たかった映画。
この『ダコタ・ジョンソン』がとにかく美しい、脚本に惚れ込んでプロヂューサーまで買って出たという。
タクシー車中というたった2名だけの対話劇。美人キャリアウーマンが恋愛熟練の中年男のゲスい会話から不倫という沼に陥り、誰にも話せなかった苦悩を打ち明ける。
上級な大人のドラマ。

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masayoshi/uchida

3.5ずっと見送るショーンペンの物欲しそうな姿に自戒の念沸きまくり。

2025年2月19日
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鑑賞方法:映画館

なかなか首から上だけでこれだけ持たせるのは大変だと思うが、良い脚本と達者な役者だと魅せる魅せる。
ダコタちゃんもエロ系で注目されたがガッツリキャリアを積んでショーンペンとガチでここまで渡り合えるようになったのは凄いと思う。
制作に名前が入ってるしこういう話をやりたかったけど呼ばれないから作る!という覚悟がかっこよいと思う。

ぶっちゃけ自分が女性客だったら真ん中で降りてたと思うけどね。

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masayasama

4.025-027

2025年2月19日
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鑑賞方法:映画館

ダコタジョンソンとショーンペン、
2人だけのタクシー内の会話劇。

ショーンペンの演技力と
ダコタジョンソンのスクリーン映え。
これだけでしっかり観てられる。

ダコタジョンソンを泣かせる男
が許せない😤

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佐阪航

4.5会話だけだけどダコタ・ジョンソンずっと見てられる。

2025年2月19日
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鑑賞方法:映画館

バックミラーに映るダコタ・ジョンソンの顔を見てるだけでも充分満足できる。こんなきれいな女優さんいるんだ。

空港からミッドタウンまで、タクシーの運転手と乗客の会話だけ。こんな映画的でない題材ですが、映画でしか表せない実に映画的な作品。そして映画館で観るべき作品(配信とかだとねむっちゃう?)

何かことがあると怒る人と笑い飛ばしてすます人とがいる。後者になれるように努力しよう。

ほとんど会話だけなのにミュンヘンオリンピックのテロよりもを客が入ってるってのはさすがだなぁ。

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大吉

4.5「機器に接続しない人なんだ」

2025年2月18日
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鑑賞方法:映画館

知的

今年51本目。

冒頭運転手がお客さんがケータイを触らないのを見て機器に接続しない人なんだ。街にふらっとケータイ持たずに出掛けるの試してみるのもいいかも。実践中。タクシーはスマホはかばんにしまって運転手さんとの会話、窓から街の景色、空気、匂い、それを味わう映画だったなあと。

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ヨッシー

4.0引き込まれる率直な会話劇

2025年2月18日
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鑑賞方法:映画館

タクシー運転手と乗客というまさに一期一会なシチュエーションの会話劇です。

ニューヨークが舞台ですが、キラキラした夜景も出てこないし、登場する2人も決して華やかな人生を送ってる感じでもない。爪を噛む癖とかFワードの多い言葉など、細部に人となりが現れていて面白味が増しました。

話すたびに1対2、2対2なんてトーク合戦をしているとあれよあれよと話が広がっていく展開も洒落ていて、この道20年というドライバーが彼女の事情を見抜いて空気が変わっていきました。そしてショーン・ペンの横顔たまらん。

破格のチップを払ったのだから彼女はとても良い時間を過ごせたのだろうし、ドライバーにとっても“ツイてない1日”から一変、“ツイてる1日”になりましたね🚕💨✨

映画のエンドロールが流れて原題がDaddio(おじさん)だということに気付き、そういえば作品のポイントになってるなぁと思い返しました。

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Yum

5.0コスパ最高😆

2025年2月18日
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しかしダコタ•ジョンソン、可愛いですわ♪

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マルキド花菱

3.5ダコタ・ジョンソン素敵ー💕

2025年2月18日
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鑑賞方法:映画館

途中、え?こんなこと聞いちゃうとか言っちゃうタクシードライバー怪しすぎません?と思うこと何回かアリww
そしてずーーーーっと二人の会話劇なのでうっかり眠くなってしまったり…
でもラストはちょっといいな、うん。ダコタ・ジョンソンの持ってる赤いバッグ素敵だな、なんて思ったりしました。

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もけけ

4.0男はこうありたい?

2025年2月18日
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鑑賞方法:映画館

お下劣上手な紳士?紳士なのにお下劣?ほぼ車内のみなのに退屈感なし。好きな作風なのでリピート。夜間鑑賞おススメです。

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コバキ

3.5サレ乙な会話劇

2025年2月17日
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鑑賞方法:映画館

にんまり笑いながら結構ドギツイ事を言うショーンおじ
負けずにキックの強い返しをするダコタネキ
オサレな会話のやり取りに、いや~眠くなる眠くなる
睡魔との闘いに四苦八苦
変態チャットに顔をしかめながら、ノリノリで返すネキにチグハグ感
結局ネキにもおじにも何にもドラマが起きずに終わっちゃったよね
ネキも今の関係を続けるだろうし、
おじにとっても日常の一コマ以上でも以下でもないだろうし
ショーンのにんまり顔を観る映画だったのかな

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みのまる

2.0ダコタ・ジョンソンが美しい…だけ。

2025年2月17日
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鑑賞方法:映画館

ダコタ・ジョンソンがホント美しい!
相手のタクシードライバーはショーン・ペンか…、物語の設定から考えると…?、少し違和感を覚え…鑑賞。
ウェットな会話劇か、じわっとくる小品を期待していたら、駄目な女と駄目な男がひねりもなく話すだけで終わってしまった。
女は何か教訓を得る訳でもなく、ドライバーにとっては、ただ美しい女性客を乗せて会話を楽しんだだけ。
いっそのことショーン・ペンでなくロバート・デ・ニーロにしておけば作品自体がシャレになったかも?なんて。

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ケージ

3.0アメリカ的な、あまりにアメリカ的な

2025年2月17日
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鑑賞方法:映画館

マッツを観る予定で家を出たが、軽い頭痛がして、あんまり重い話はなー……と心変わりしてコチラへ。
こんな若い美人が深夜タクシー選ぶかぁと訝るが、空港→ミッドタウン定額料金という字幕。(今ってそうなってんの)
自分もJFKからトランプタワー近くのホテルを何度か往復したが、タクシーに良い印象は無い。ただ、白タク、ダブルメーター、ぼったくりが横行していた頃とは違うのだろう。一度だけ運転手と他愛もない会話の中で、名前を尋ねられ*“デューク東郷”といったら“オー、コワイネ”と日本語が返ってくる。聴けば、赤坂のレストランで10年も働いていたとか。すっかり打ち解けて下車。ホテルの部屋で運転手から買った“格安のROLEX”をながめていたら数時間で針が動かなくなった。

まず、この会話はショーン・ペンの常套手段だと勘繰りたくなる。自身の不遇な生い立ちや女性遍歴を語るのは、詮ないが、たぶん繰り返し いろんな客に聞かせているうちに、ワイルドさと知的ゲームを取り混ぜた会話術を洗練させていったのだと推察する。まあ、とっておきのネタやジョークはだれでも持ってるが……
彼女の爪のかみ癖や、カレシの名前を言わない ことから年上の既婚者と不倫している典型的なファザコンだと看破したところまでは良かったが、調子に乗ってツッコミすぎ、辟易させてしまう。ふつうなら気まずい雰囲気のままだが、ここから先につなげられたのは、彼女のサインを見逃さなかったからだ。彼女自身、誰にも言わないとしていた秘密を、いつかは、打ち明けられる相手と邂逅できるのではないかという期待を匂わせていたから。
さして深くはない会話の応酬で高額チップを得たという結末はどうかと思うが、いい 大人が甘い甘い菓子を頬ばったり、あり得ないようなメルヘンが大好きなアメリカ人は多いものだ。本作は小洒落れた会話を楽しむ小品という位置づけだろうか。

やっぱりマッツに行くべきだった!?

*デューク東郷=ゴルゴ13

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ノーキッキング

3.5会話劇(英語が理解できれば尚良し⁈)

2025年2月17日
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予告から非常に気になっていた本作。

内容自体は、期待し過ぎたのか案外ノーマルでした!
とはいえ、俳優二人の演技をシンプルに楽しめる良作です。
(恐らく、英語のスラングが多く、字幕が追いついていない印象でした。名前も意味があるのだろうか?)

D・ジョンソン(マダムウェブでも思いましたが、キュートですよね!)のメール相手が中学生で…w

うーーん、惜しい作品。脚本で暗喩だったり、伏線(軽い)だったりが有れば、更に楽しめたでしょう。
私が大好きな「フォーン・ブース」的な…

とは言え、観て損はありません!
是非、映画館でご観賞ください!!

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白長須鯨

3.5ショーンペンもそうそうお目にかかれないかも

2025年2月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

大好きな2人の共演💞

でも意外とどちらもそんなに魅力的ではなかった。

ダコタは間違いなくキレイだったが
ショーンも久々で老けたなー😳

全体的にBGMが重く、
相当深刻な話になりそうな所が、
確かに深刻と言えばそうなんだが、
終わった話だったし、
もう少し柔らかめなBGMにして欲しい。

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クリストフ

3.5うざいオッサンと良いオッサンのギリギリのところ

2025年2月17日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

空港からニューヨークのミッドタウンまでのタクシー運転手と女性のお客さんの会話劇。
どこまで真実を話せるかの会話合戦。

結果、いい映画なんだけど…
うざいオッサンと良いオッサンのギリギリのところなんよね。
特に、走っている間は運転手は基本前を向いているから話ができるけど…
渋滞にハマって、思いっきり後部座席を見られて話されると、それは無理だわぁ~って思う。

映画館で観たから最後まで字幕を追えたけど、家なら吹き替え版で観たい。

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キブン

3.5Goddamnに始まりGoddamnに終わる

2025年2月16日
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悲しい

楽しい

幸せ

空港から自宅へ向かう夜のタクシーで繰り広げられる、歴20年のドライバーの男と20代女性客の会話劇。

JFK空港からマンハッタンの44丁目9番街と10番街の間の自宅まで、定額料金で乗った女性客に、ドライバーが他愛もない会話を投げかけて始まって行く。

世知辛い世の中のこととか、名前のこととか、どこに行っていたとか、どんな仕事とか、最初は軽い話しだったけれど、鋭い観察眼をみせたドライバーが女性客のリアクションをみながら、深い会話に引き込んで行く。

色々自分も経験し色んな客をみてきたイケオジの、人生相談という感じでしょうか…。
カウボーイがなぜ触れられなかったのかとかは自分には明確には理解できなかったけれど…。

それにしてもキモい彼氏に対するリアクションに、あまり変化がなかったのは残念だったけれど、色々と思い当たる節バリバリの彼女の、最後の吐露は今後の変化に繋がる予感がしてとても良かった。

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Bacchus

4.0一度きりの出会いだからこそ話せる事もある

2025年2月16日
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泣ける

幸せ

夜のニューヨークを舞台に、ジョン・F・ケネディ国際空港でタクシーに乗り込んだ女性客(ダコタ・ジョンソン)と、粗暴ながら鋭い観察眼を持つタクシー運転手(ショーン・ペン)が、マンハッタンへ向かう車中で交わす会話を描いたワンシチュエーション劇。乗客と運転手、ただそれだけだったはずの2人の出会いは、やがて互いの抱える人生の苦悩や後悔を打ち明ける旅へと向かってゆく。
主演のダコタ・ジョンソンがプロデューサーも務め、脚本には劇作家出身のクリスティ・ホールが初監督も務める。

ほぼ全編が車内での会話のみ。しかし、時にシニカルに、時にユーモアを交えて交わされる会話の心地良さ。時折挟まれるニューヨークの夜景の中を走るタクシーの映像と、それを彩るディコン・ヒンチリッフによる美しい音楽が、2人の短い旅を最高の形で演出している。
最初はバックミラー越しの視線のやり取りで交わされた会話も、事故による渋滞に嵌った際には運転手が仕切りの窓を開け、乗客の方を向いて語り出す。そうした次第に近付いていく心の距離の演出が上手い。クライマックスで語られる、乗客の抱えていた“誰にも話していない秘密”の驚きも見事。

【真夜中のタクシー。向かうのは<愛とは何か>の答え】
本作の日本でのキャッチコピーだが、正直、本作が示しているのは<愛とは何か>ではないように思う。ともすればラブストーリーにも受け取られかねないようなキャッチコピーだが、本作が示しているのは、<誰かに話すことで、自らの苦痛を癒すこと>の大切さ。そして、親しい間柄ではなく、見ず知らずの他人、一度きりの出会いだからこそ曝け出せるものがあるのだという事ではないだろうか。
予告編で受けた印象とは裏腹に、かなり作中で下ネタが飛び交い、乗客の不倫相手の中年男性が性欲丸出しのメッセージを写真まで載せて送り付けてくる様は、ある種ホラーですらあるのだが…。日本の広報はラブストーリーを連想させた方が客入りが良くなると思ったのだろうか?

「1は真、0は偽ー。」
オシャレでスマートな印象を与える乗客は、実はプログラマーとして働いており、コンピュータに疎い運転手に説明を求められた際、このように説明する。
2人の会話の中でも、何が真で何が偽か、それは本人の感じ方次第だと思われるやり取りがなされる。乗客が幼い頃に父親と交わした握手の正否、2度の離婚歴のある運転手が最初の妻と過ごした日々。しかし、それを確かめる術はもうない。美しい思い出として記憶の内に留めておく方が、時に幸せな事だってあるだろう。

ダコタ・ジョンソンとショーン・ペンの演技が素晴らしい。特に、会話中心の本作においては、2人の僅かな表情や仕草の変化が重要になってくる。焦りを感じると指を口元に運ぶ乗客、音楽でもやっていたのではないかと思わせる運転手の指遣い。その中でも特に、ショーン・ペンの目の演技が凄まじく、1人目の妻との思い出を語る中で、乗客からの問いに次第に瞳が潤んでいく姿は間違いなく本作の白眉。

そんな運転手のキャラクター設定も非常に魅力的。台詞の中で度々「Fuck」「Fuck'n」と口にする言葉遣いの悪さ、乗客の不倫相手と同じく自分も過去に2度の離婚歴があるというロクデナシぶりだが、長いタクシー運転手業で培った鋭い観察眼がある。 乗客の慣れた様子で行き先を告げる様子や無闇に車内でスマホを弄らない様子から、彼女がニューヨーク生活が長く賢い女性である事を瞬時に見抜く様は、まるで、シャーロック・ホームズを見ているかのようでワクワクさせられた。
また、乗客の年齢を「26歳くらいに見える」と見立てるが、彼女は「24歳と34歳じゃ違うの。30過ぎたら女の価値は半減する」と返す。これだけで、彼女の年齢が34歳なのだろうという事は推察出来るので、運転手はそれ以上踏み込まない。粗暴な言葉遣いで下ネタも平気で言う彼だが、そうした距離感の見極めはキチンと行うのが良い。

ラスト、流産という辛い経験を語った乗客は、運転手との別れの際に差し出された手を握らず、彼の頬に触れてみせる。それは、かつて育児に無関心だった父親との別れの際の記憶、不倫相手に父性を求めていた脆さから、一歩先に進めた証拠ではないだろうか(リアルな話、運転手立ちションしてからで洗ってないよなとは思ったが)。

互いに痛みを経験してきた2人。だからこそ、この先の2人の人生に幸あれ。そう願わずにはいられない。

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緋里阿 純

3.0A282 パリタクシーには及ばない、けど

2025年2月16日
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鑑賞方法:映画館

2025年公開
ダコタ・ジョンソン自ら製作。
登場人物あとショーン・ペンだけ。
女の子の不倫に対するアバウトな指摘をする
タクシードライバー。
でも感極まるそうな。
こちらもウトウトとなりそうだが
目を開ける度にダコタ・ジョンソンのどアップが
画面中に!
こんなサービス満点の映画はない。
やっぱりダコタ・ジョンソン綺麗やわー
幸せな気分になりました。
ちなみにケネディ空港からマンハッタンまで
24km。渋滞なしで30分だそうです。
でもその撮影に高解像度のLEDパネルを使って
*****で撮影する?
ありなん?
60点
鑑賞 2025年2月16日 アップリンク京都
パンフ購入 ¥1,000
配給 テアトル東京

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NWFchamp1973

4.5言語化できない感情

2025年2月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

登場人物二人の会話劇。ただの会話で物語が成り立っている。

狭い車内に男女が二人…何も起きないはずがなく…

なんてことはなく、本当に何も起きない。
それでも不思議と退屈しない。

脚本の軽妙さもさることながら、二人の感情を表す何気ないシーンの切り取り方がうまいのだと思う。舞台劇ではなく映画だからこそできる見せ方だと思った。

最初は人生経験の浅いねーちゃんを老いたタクシードライバーが諭す流れかぁなんて思いながら見てたけど、最終的には二人の心情に絆され、すっかり感情移入してしまっていた。
最後の告白のシーンでグッとくるものはあったが、泣くまでにはいたらなかった。

…のだが、エンディングのスタッフロールが流れる最中に涙がとめどなく流れ出て止まらなかった。本当に驚いた。
なぜ涙が止まらないのか全然わからない。
必死に止めようと思っても後か後から溢れてくる。不思議な感覚だった。

会話の中身も世間にはありふれた話で、二人の生い立ちが特別なわけでも、波乱万丈があるわけでもない。本当によくある話だ。
それでも世の中の一人一人に人生があり、感情があり、ドラマがある。
きっとスマホの向こうのしょうもないおっさんにしてもおそらくそうだろう。
人の姿は一面では捉えられない深さがある。そう思わせるのに十分な映画だった。

ここまで感情を揺さぶられたら文句なく★5にしたかったけど、正直なんで自分の心がここまで震えたのか全く説明できないし、どうやって他人にお勧めすればいいのか悩ましいので0.5だけ減ずることにする。

脚本・演技・構成、どれをとっても本当に見事な映画だった。

それにしてもなぜこんなにも自分に刺さったんだろう…不思議だ…。

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クックー

3.5社会(制度)がいくら変わっても、男の性がいつまでも残念ながら変わらないのなら、女性が変わるしかない

2025年2月16日
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今この時もどこかで悪い恋をしている世の女性たちに、もっと自分を大事にして、目を覚まして!という女性応援映画にメッセージとテーマ、作り手の切なる願いを感じる。時は流れる、時代は変わる…。けど、男女平等を妨げている図式を気まずいところまで踏み込んで真理を洗いざらい曝け出す。いくらハード(ルールや仕組み作り)が整えられていっても、それを使うソフトも変わらないと。
始まって間もなくから主人公の見る上下反対にうつる手鏡が、彼女の心理状態をよく表していた。そして、事故渋滞時の後続車両からのクラクションやライトに振り返るショットもまた同じで、つまり彼女が後ろ髪を引かれているということ。それでも、タクシーは前に進んでいく。
一期一会たまたま出逢った、自立した賢い女性と粗野なタクシー運転手。助手席から切り替える形から、同じ画に入るようになり、2人を挟む小窓を開けて正面から見据えた切り返しになり…と次第に2人の心理的距離感が近くなっていくのを表す。タクシー運転手側から観たときの小窓が、視点を絞るための手前の障害物となっていて良かった。
ズケズケと相手の神経を逆撫でする気まずい話題をあえて選ぶお喋りクソ野郎。とりわけ普通にセクハラ発言していて途中下車してもおかしくない。けど、「夏みたいな人だった」って表現がとびっきり素敵で心に残った。ショーン・ペン名優ここにありなカットで鳥肌も立ってしまった。
主演2人の力がすごい。車中の注意深く当てられた照明が彼らを映し出して、2人の抱えているものや事実が次第に見えてくる。製作も兼ねているダコタ・ジョンソンの本気っぷりと悩める様子、爪を噛む仕草に眉間に寄った皺。水中の中で息が苦しくても息をし続ける、難破船にならないために。
人生は真と偽の連続、つまり0と1、そして2。スコアは2対0から始まる。時間稼ぎの事故にも考えようによっては、この病める現代社会への意味を見出せそう。正直、邦題や日本の宣伝方法もあって鑑賞前に思っていたような作品とは違ったけど、原題がヒントや多くを物語っているし、本作もこれはこれでよかった。何より製作意義を感じるし、これだから人間だって捨てたものじゃない。

P.S. チップ額に隣の人が「え〜!」と驚嘆の声を漏らしてしまっていた。久しぶりに会話劇主体の魅力・力強さを感じて、自分もそうした脚本が書きたくなった。

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とぽとぽ
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