「ゲスなやりとりをギリギリで終わらせた。」ドライブ・イン・マンハッタン ヤマッチさんの映画レビュー(感想・評価)
ゲスなやりとりをギリギリで終わらせた。
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深夜に旅行帰りの若い女性が空港からタクシーに乗ります。
若い女性は、乗り込みメールチャットで到着の返信。中年ドライバーは邪魔をしないようにタクシーを走らせます。お洒落な会話?日常のちょっとした出来事?旅行でのハプニング?と思えば異なります。
気を使いながらも女性との会話を進めたいドライバーは、様々な話をふります。
ところが展開からドライバーの独特の男性思考を語ります。
男にとってスーツ、家、車、女、家族は全ておもちゃでありステータスであると断言します。いいスーツ、広い家、速い車、綺麗な女性、可愛子供を持っ事を互いに競い合う。男とはそんなものと独特な考えを語ります。否定しながらも理解する女性。しかもこの女性は既婚者と不倫をしています。ドライバーからすれば男のまさに都合のいい女であることを指摘するのでした。ここまで話を広げてしまい、どんな結末を持っていくのかとなりました。ドライバーはよくあるパターンの女性にやり直せと促します。これでは安っぽいドラマと思いました。家に送り届けタクシーを降りる女性。見送るドライバー。この後にくだらないセリフがなかった事が救いでした。ハリウッド版「パリタクシー」を期待した事に後悔しました。
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