新幹線大爆破のレビュー・感想・評価
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思いのほか良かった
リブートというのか続き物というのか分からないが、うまく現代風にリニューアルされてた。路線や進行方向の変更、車掌視点、などの設定スライドもうまくいってる。
犯人の動機や実行方法などは微妙なので目を瞑るとして、犯人のドラマパート以外は秀逸。トラブル回避や救出アイデアも旧作踏襲ありオリジナルありでハラハラさせられる。SNSの絡め方もいい。斎藤工はカッコよく、事件解決後にはすぐ他の処理にかかる。のんも自然で良かったし、最後の指を剥がしてほしいなんてのも良かった。前作は全員汗だらけでむさ苦しかったが本作はかなりスマートに。犯人のお父さんだけ大根役者なのが謎。
シン・新幹線大爆破
日本映画屈指のパニック・アクション・エンターテイメントである1975年の『新幹線大爆破』。
あの『スピード』にも影響を与えたという名作がリメイクされる…。
このニュースを聞いてから楽しみにし、今年のNetflix映画で最も期待の一方、一抹の不安もあった。
監督は樋口真嗣、主演は草彅剛。2006年のリメイク版『日本沈没』のタッグ。
『新幹線大爆破』オリジナルとほぼ同時期でこれまた日本映画屈指のパニック・エンターテイメントであり重厚で終末感あった1974年の『日本沈没』を凡作にしてしまったタッグでもある…。
一度ならまだしも…いやいや、一度目も許せなかったから、二度目は尚更。『日本沈没』に続いて『新幹線大爆破』までも...?
期待と不安の中、遂に鑑賞。率直な感想は…
ツッコミ所は多々あるし、やはりオリジナルには及ばない。
が、思ってたより上々。
『のぼうの城』や『シン・ゴジラ』は共同監督。『シン・ウルトラマン』も庵野色が濃く。それら以外の単独監督作での手腕は今一つだったが、樋口真嗣の単独監督作としてもベストなのでは…?
何より名作であるオリジナルへの並走を見せ、よくぞ頑張った!
意外だったのはリメイクと聞いていたが、そうではなく、“続編”であった事。
オリジナルがかつてあった大事件と認知され、今回の新たな事件でも引き合いに出される。
これにはオリジナルファンとしては嬉しく、巧い作りに唸った。
さて、その“75年事案”では東京から北上したが、今回は逆。それも何だか面白い。
新青森発東京行きの東北新幹線“はやぶさ60号”。
多くの乗務員乗客を乗せて発車した矢先、統轄するJR東日本にある一本の電話。
はやぶさ60号に爆弾を仕掛けた。一定のスピードに達すると起爆装置が入り、時速100キロを下回ると爆発する…。
嘘ではない証明の爆破事件も。本当に爆弾が仕掛けられている…。
要求額は1000億円。日本国民全員に1000円出させる条件。
額は違えど、手口も事件そのものも“75年事案”と同じ。模倣犯か…?
犯人の目的は…?
犯人と対しながら事の解決に奔走するJR東日本、警察、政府。
乗り合わせた乗務員乗客の命運は…?
概要はオリジナルとほぼ同じだが、異なる点や変更点も多々。
東北南下もその一つ。東北新幹線やJR東日本など、東北人間としては聞き慣れたワードが嬉しい。福島は終盤であっという間に通り過ぎたけど…。
新幹線開通して間もないオリジナル時、タイトルが縁起でもないと当時の国鉄の協力得られなかったが、今回はJR東日本全面協力。オリジナルの高クオリティーのセットや特撮も素晴らしかったが、本物の新幹線や映像、樋口印の特撮やVFXも相まって、躍動や迫力は格段にアップ!
登場人物たちの配置も変わった。大きな変更は、オリジナルでは高倉健演じる犯人グループのリーダーが実質主人公だが、今回は草彅剛演じる車掌が主人公。JR責任者や運転士ではなく、車掌…? 乗り合わせ、直に乗客と接する立場になりより視線が我々に近くなった。
勿論JR側や運転士も奮闘。オリジナルで実質高倉健とW主演だった宇津井健が演じた指令所所長に斎藤工。意外性を突いたキャスティングなのは、千葉真一が演じた運転士にのん! ほんわかおっとりイメージさんに任せて大丈夫…? いやいや、しっかりと操縦してくれた。
オリジナルではメイン所居なかった乗客だが、今回は訳あり面々が乗り合わせる。不倫スキャンダル渦中の女性議員、お騒がせYouTuber、ヘリ墜落事故を起こして世間から責められる観光社社長、修学旅行中の学生たちと引率の先生…。
パニックや各々の立場から揉め事も起こすが、極限状況下で次第に…。
揉め事は新幹線外でも。指令所に派遣された総理補佐官の威圧的な態度。1000億円に渋る官房長官。命を天秤に架け、愚かな対応の政府関係者だったが…。
皆がパニックを起こす中、信念を貫くのは、車掌や乗務員たち、指令所所長。
お客様の命を守る。
私は常々、それを仕事だからと言うのに違和感を感じる。
仕事だから守るのか…?
違う。それが人としての在り方。そこに、仕事の責任。
草彅たちキャストはJR職員から指導。新幹線のみならず、鉄道業務に関わる全ての人たちのプロフェッショナルな働きぶりを描いたお仕事ムービーとなっているのもオリジナルとの大きな違い。
当初は衝突繰り返していたJR側、警察、政府。
JRの各部署の職員。
やがて皆が一丸となって協力し合う様は胸アツ。
序盤のニアミス回避、中盤の大胆な救出作戦、そしてクライマックスの一か八かの停止作戦…。いずれも手に汗握る。
現実だったら大惨事。でも不謹慎な言い方かもしれないが、エンタメ・ムービーである以上、脱線や爆破は見たい…。そのカタルシスもしっかり見せてくれる。
JR東日本全面協力なので圧倒的なリアリティー。
そこに、“シン・シリーズ”で培ったスピーディーな演出。専門用語飛び交い、役職名や場所名がスーパーで表示。本作も立派な“シン・シリーズ”だ。
ツッコミ所や薄っぺらさ、終盤切り離された車両に残された面々のベタさ、犯人像や動機など色々指摘されているが、一番残念なのは配信オンリーである事。本当に本当に本当に、劇場大スクリーンで観たかった…。
昨年の『シティーハンター』もだが、このGW時に公開していれば大ヒットしていたろうに…。にしても、新幹線移動が多いこのGW時にリリースとは、Netflixも攻めるね。
オリジナルでは最初から分かっていた犯人。その過程や動機もドラマの一つ。
今回は犯人は分からず。犯人探しの醍醐味も。
実を言うと、途中である登場人物を疑った。不審な言動やその人物に陰が掛かる演出もあったし…。
でも、犯人役には…。だけど、そうだったら意外性あって面白い。
そしたら、本当に犯人だった…!
ネタバレチェックを付けるので触れてしまおう。犯人は、修学旅行中の学生の一人、柚月。
まさか女子高生が犯人とは…! 彼女の父親が“75年事案”と関与していた。
犯人グループの一人。山本圭が演じた古賀。
ダイナマイトで自爆死する壮絶な最期を遂げたが、警察は面子を保つ為、事実を歪曲して射殺とした。
犯人を射殺したと虚像されたのが、柚月の父親。
が、その後父親は嘘に溺れ、過信するように。
俺が犯人を射殺した。俺が新幹線を救った。今新幹線があるのは俺のお陰だ。
その傲慢さは娘にDVという形に。
父親へ憎悪滾らす柚月。
そして至った。父親を殺す事、父親が執着した新幹線も爆破させる事。
しかし、女子高生一人で全て出来る訳ない。必ず協力者がいる。
SNSのやり取りから見つけ出す。自爆死した古賀の息子。
柚月への同情心から。本当にそれだけか…?
事件解決後、刑事が問う。ただ大人に利用されただけ。
柚月は反論。そう思う方が楽。父親や何もかも、“嘘の普通”を壊したかった。
ちょっと入り組んだ人間模様や動機、父親役のドキュメンタリー作家・森達也のド下手演技は賛否となっているが、歪んだ内面を体現した豊嶋花が印象残す。
『ちひろさん』のあの女の子だったか~! 改めて注目、ブレイク期待!
今年はJR史上最悪とされたあの脱線事故から20年。
運行トラブルも相次いだ。
一歩危うければ、事故や大惨事…。
それを防ぐ為、鉄道に関わる全ての人たちが日夜毎日頑張っている。
私も仕事(配達)で駅裏に入る事もしばしば。情報は絶えず途切れず、皆忙しく働いている。
本当に乗客を守っている。台詞通り、命を守っているのだ。
私たちが安心して乗れるのも、旅行に行けるのも、鉄道関係者の皆様のお陰。
GWスタート。私も早速電車を利用させて頂いた。これからのGW、新幹線はさらに走る走る走る。
子供が運転士になりたい夢を持つのも分かる。
改めて、鉄道に関わる全ての人たちへ、安全第一で、感謝と敬礼を。
見る価値ありだが
本作を見るためにNetflixに加入した。
見て損なし。
1975年の『新幹線大爆破』の熱烈なファンでこの新しい『新幹線大爆破』を見た人と語り合いたい。
以下ネタバレ。
途中までは、これ前作とストーリー同じやがなと思って見ていた。
宇津井健の役が斉藤工。
千葉真一の役を、のんと草彅剛でシェア。
しかし、肝心の高倉健の役、つまり犯人役が出てこない。前作では、犯人側が視点人物になっていたが、本作では、犯人は誰だ?になっているのだ。
驚くべきは、「ひかり109号事件」が本作の中では歴史的事実であること。つまり、本作は前作の続編とも言えるのである。前作のフィルムの一部が挿入される。前作の登場人物の名前が出てくる。「古賀勝」山本圭が演じた役である。
で、途中で明らかになる犯人。これがまた実にリアリティーがない。どうやって爆弾を仕掛けたのか全くわからない。これは非常に不満な点である。
また、新幹線を途中で切り離し、多くの乗客を救うのだが、これは前作で久富惟晴が「素人考えですがね」と言って提案したアイデアである。これを実行したことにより、救う命の数がすごく減ってしまった。これによりサスペンスが失速した感がある。
爆発を止める方法が事実上ないというのも困った話だ。
最終的な解決策は、いまひとつスッキリしたものではなかったように思う。なるほど!その手があったか!という驚きや納得がないのだ。
それからね、キャストに不満。前作の丹波哲郎・鈴木瑞穂・志村喬・永井智雄・山内明など、良かったなあ。みんな死んじゃったから、これらの人は出せないけど。でも、今なら吉田鋼太郎・柄本明・佐藤浩市・笹野高史・藤竜也・加藤雅也・三浦友和・北大路欣也などを、警察・JR・政府の偉いさん役でちょこっと出してほしいのよねえ。大作感が欲しいのである。
作り手に前作へのリスペクトがあるのはよくわかる。特撮も工夫されている。
それなりに面白いし、ダレるところも少ない。
しかし、あえて言おう。
前作にははるかに及ばない。
贅沢な時代です
サブスクの一つとしてこれが見られるなんてものすごい贅沢です。文句言う人は、劇場作品と勘違いしてるのでは??
内容も面白いし映像もリアルだし、本当に素晴らしい作品でした。見始めた動機は、予告ののんちゃんの演技がアレだったので笑うつもりでみた恥ずかしいものですが、見終わったらのんちゃんを見直してすらいました。本当に下劣な自分が恥ずかしい
シン・ゴジラは、「めちゃくちゃ面白いけど夢物語でしょ」って感じだったけど、本作は「なんか、現実でもギリいけそうじゃん??」って感じられた
こういうときに「日本人は〜」てきなホルホルする人大嫌いだけど、本作は「日本人すげー」にならず「なんかこれ日本ならあり得なくもないな」ってなる不思議。どれもこれも脚本家の方々や、演者の方々の絶妙な技がなせるもの。
とても素敵でした
本当に唯一、強いていうならですが、もやっとするのは犯人の柚月ちゃんへの刑事への声かけですかね
クラファン集まったの見せて「世の中捨てたもんじゃないだろ」てきなこと伝えてたけど、それも柚月ちゃんがみたくてもみられなかった世界で起こった話で、当人は母が死んで以降父親の、性的を含めた虐待に遭ってたわけで、それを言われたところで「根本が違うんだよ」としか思えないと思うし、逆に「こんな素敵な人らがいる世界なのに自分の世界は醜く、取り返しのつかないことをして棒に振ってしまった」としか思えないと思う。
でもやってしまった罪は罪だし、上っ面で泣いてくれる同級生もいることにはいたから、難しいね
とにかくものすごく面白かった!!
リアル&スピード感のあるストーリーで話に引き込まれていくが…
こちらのサイトで面白い映画はないかなと検索してたら出てきた作品。
調べてみたら過去に同タイトルの作品があることが判明。まあなんかメッチャ気になったので即チェック。
で、感想。
まずは出演者の演技がスゴい!!
超リアル!!映画の内容が終始緊迫した展開なんですが、その緊迫感がスゴく伝わる!!
次に世界観。先述した通り過去にも同タイトルの映画があることからオマージュなのかなと思って観てたんですが、どーやら過去作の続編的な感じで作られている。ただ、初期の作品を観ていなくても全然楽しめる内容でした。
設定が現代の新幹線でテロが起きた場合と言うことで物語が進んでいきます。
日々の穏やかな日常。新幹線を旅行、ビジネス、単なる移動手段で。ありとあらゆる人々が新幹線を利用しているのが表現されていてリアルを感じた。
また、登場人物も現代ならではキャラ設定で、こーゆー不足の事態が実際に起きたら、今の時代ならこーゆームーブメントで物事が進んでいくだろうって感じを上手く表現されてた。
上記の世界観から、物語への没入感が早く、すぐに映画の世界観に引き込まれていきとても観やすく楽しめた。
ただ、正直後半は退屈。と言うのも前半がリアルなのに対し、後半がハッピーエンドにさすためにリアル感がかけているのがなんかモヤモヤした。
例えば、主人公の草彅くんの後輩が人命救助のためかなり大ケガするんですが、ケガして2~3時間止血処理もしてなくダラダラ血が出てるのに助かる方向だったり…
次に、ピエール瀧の出し方について。
問題解決の糸口にならないピエール瀧役の過去作の息子出した意味もわからん。無理矢理過去作との因果関係にこじつけたかったん?と感じた。
出すんやったら、犯人を◯さずにできる爆弾解除方法を警察に伝え、残り8人の乗客救出に関与してくるとかそーゆー使い方にして欲しかった。
一番引っ掛かったのはオチ。新幹線を脱線させさせて救出って…120kmで走ってるの無理矢理脱線させて1人もシ者やケガなしで済むのなんて無理がありすぎるのでは??って思ってしまった。
それなら、いっそのこと、犯人を◯して観賞者に倫理を問いかけるとか、身代金のファンドを貯まった事を犯人に告げ、爆弾解除のために自◯。後に、犯人からの心情が書かれた手紙が発見され…みたいな。
バットエンドな終わり方でも良かった気が…
とにかく後半は眠気を感じてしまいました。
でも、トータル映画自体は楽しめたし前作にも興味が沸いたので僕のなかではオススメかなぁー??
色々な人の意見も聞いてみたいので皆様も是非Netflixで☆
脚本をもっと練るべきだったと思う
ドラマがない!
皆さんの評価が高いので、正直言って、私の頭が変なのか、と思った。
尾野真千子の政治家は何をさせようと配置したのか?賑やかし?全然活躍しない。
コントロールセンターも弱い。色々代案を出すけど(それなりに功を奏する案もあるけど)、なんか芯がない。斎藤工の苦悩顔演技しか思い出せない。その上司にももう少し役割を振るべきだと思うし。
途中に出てきた西野恵未の役もうまく機能していない。多分「シン・ゴジラ」の市川実日子の役のような味を出そうとしたんだろうけど、不発。
それに真面目に演じている草薙さん、それなりにいい演技ですが、説得力がない!
極め付けは、犯人。全然ピンとこない。
父親役の森達也には驚いたけど、面構えもいいけど、あんなになってしまう意味がわからない。なんで英雄視されるのかがわからない。そのために前作をある意味、悪意のある解釈をしているし。そんなになるかな〜。自爆させたことが警察のミス?射殺ならOKって意味わからない。
100歩譲って父親が英雄視されたとして、そのために妄想狂になるって??で、自分の子供を虐待って?結構こじつけだと思う。
爆弾犯がピエール瀧なのはいいけど、それが前作の山本圭の息子って?それもそうだったとして、何か恨んで犯行を起こすとして50年前だよ?その間に平成もあったし、もっと前に犯行を起こすのでは?
豊嶋花がいい演技をしているけど、考え方が少し分かるが、こんなこと起こすのがちょっとリアリティがない。ピエール瀧との出会いもこじつけっぽい。
映像は素晴らしいし、演技もそこそこ。
結局、脚本をもっと練るべきだったと思う。
人名救助が最優先
爆弾を仕掛けられた新幹線。爆弾はスピードを時速100km以下になると、爆発してしまう。さて、どうやって乗客を助けるのか?爆弾の場所を見つけても高速走行しながら、外せるのかなぁ?なんて考えてたら、全然、爆弾を外さないんですね。まず、救助のための新幹線が来て連結して乗客を移動させる。その後、無人となった爆弾が仕掛けられた車両は、潔く線路上で爆発させる。犯人だろうと何者だろうと目的地まで安全に運ぶんだという人名救助最優先の精神を強く感じました。全体的に良く出来てる作品だと思いますが、犯人の動機が1975年の事件と繋がっているエピソードが、こじつけっぽく、爆弾を設置出来た経緯も明かされなかったので、4点としました。
パニック超大作再び!
リブートって聞いたんで、新たに作り直されたものかと思ったら、作中の1975年に事件があったものとして展開していきます。
1975年版の「新幹線大爆破」を見てから、本作を鑑賞することを勧めます。
本作品の主役は車掌を演じる草なぎさん。淡々と話す草なぎ車掌が、なかなか渋くて合ってたんじゃないかな。
冒頭の車両爆発も前作と同じだけど、50年の歳月を経た撮影技術の大迫力で、のっけから掴まれます。
そして、前作と異なるのは、前半犯人が登場しないこと・・・
この犯人こそがキモで、判明する後半から事態は一変していく。
【ネタバレ】
前半から1975年の事件の話がチラホラ出てくるんだけど、結局は有りきの話だった。
あの時の犯人(高倉健)の息子が絡むうえに、あの事件で狂わされた家族が要因になっている。
ただ、これがちょっと現実離れしている気がして、ちょっと引いたかな。
先ずあんなに可愛い女子高生が犯人ってところに違和感。家庭内暴力を受け続けて、心身ともに崩れちゃったのかもしれないけど、そんな様子が彼女からは受けられなかった。
新幹線の乗客が脱出出来たのは、進歩が感じられて良かったんだけど、車内で暴れたあの人は何?迷惑ばかりかけてたくせに、後半では大人しくなっちゃった。
とにかく、このドラマ部分が急にチグハグしてきた感じで、中だるみしちゃったかな。
でも、前作では想像だけだった新幹線の爆破シーンが、撮影技術の進化した現代で見事に映像化された迫力場面は見応え十分でした。
このクライマックスで持ち直したって感じ。
大興奮!新幹線の極限アクション!
有名なハリウッド映画、『スピード』の元祖と言われている1975年公開の『新幹線大爆破』。
こちらのリメイクかと思いきや、まさかの続編でしたか!
イントロで見せ場のカット出し過ぎで、予告再生しちゃった??と慌てたが無事タイトルがどーん!
いや、しょっぱなから見せすぎでしょ、、、
息子も大好きはやぶさが舞台のアクションスリラー。
でもR13だから、大人向けな映画。
罵倒や殴り合い、流血もあるので下手に小さい子に見せたらショックがでかそう。でもこんな予告見ちゃったら見たがるよなー。
アルファXとの並走とかはやぶさの追走連結なんて、もう大興奮しちゃったよ!
指令所の専門用語が飛び交い、トラブルに臨機応変に対応する慌ただしさ。命を預かる仕事は冷静かつスピードが大事だなと改めて思った。現場の人達も汗水垂らして一生懸命に仕事をしている。鉄道会社ってすごい!
頭にのこるは「やわ!やわ!やわ!」
犯人がおっとりな女子高生で、自白から豹変する演技は素晴らしかった!でも犯人にとっては新幹線が憎しみの象徴になってしまったのは悲しなぁ。
1975年の『新幹線大爆破』では犯人グループの人情をみせるシーンとか逮捕劇が多かったが、今回はほぼ新幹線と指令所!身近なプラレールやNゲージを使った作戦会議も興奮もの!
SNSやインフルエンサー、政治問題など現代要素が盛り込まれまとまりよく作られてる感じ。
事件が解決した後、サッと日常に戻す作業に取り掛かる姿はもう、お疲れ様だけどありがとうございます!!って気持ちになった。
息を呑む新幹線アクションスリラー、面白かったです!!
オリジナル版50周年に企画制作された事は良かったが、内容自体は微妙に感じた!!
内容そのものよりは、オリジナル版50周年に企画制作された事が凄いと思います。東北新幹線だあとワクワクした序盤や、電気工事士の皆さんが頑張っているあたりは良かったです。政府が何もやりませんし、犯人のエピソードは微妙に感じました。先頭のロングノーズ部分に原子力電池が入っている為、東京に到達する前に適当な箇所で脱線させるという米軍の動きもあると思いますし、一人で脚本を仕上げるのは難しいのではと思いました。犯人が分かった後は、大爆破なんてしないんだろうなと、観ている側は消化試合になる所も弱点だと思います。
二重のトロッコ問題
モロにトロッコ問題ではないですか。しかも、ダブルになっていて、ラストシーンもトロッコ問題を解決する物理スキームでまとめられていて、かつ、東日本と西日本の線路がつなげられていない理由まで説明してくれて、よく出来ている娯楽作品です。
それにしても、一番肝心な場面が丸ごと抜けているんですけど。
そう、爆破物を仕掛ける場面が全く描写なし。どう考えても内部の協力者不在では出来ない所業。あれだけの爆破物を如何に「運搬」し、如何に秘密裡に「取り付けた」のか、描写は一切無し。もう一人、システムオタク的な協力者無しであそこまでの仕掛けが作れるのだろうか?という疑問も残る。しかし、その場面を描いてしまうと御協力いただいたJRを裏切ることになるので、やはり描けないかな。その部分はブラックボックスにしちゃえということだったのだろうと推測します。
あの抱擁シーンは何だったのか?とも思うが、そこは、「2」に御期待ということなのか? と疑問が残り、ゴジラ-1.0的な終わりかたでした。
犯人の背景描写に新鮮味を感じなかったので、星は一つマイナスにしました。
それにしても、新幹線は、今も日本文化や技術のシンボリックアイコンなんだなと思う。
決断。
新青森から東京へ向け定刻通り発車した「新幹線はやぶさ60号」に乗る乗員・乗客に起こる話。
運行状況を管理する総合指令所にある1本の電話、「はやぶさ60号」の時速が100キロ以下で爆破、その爆弾を解除したければ1000億と犯人から要求されることになるが…。
1975年に製作された作品のリメイクとのことだけど現代設定、SNS、クラウドファンディングと絡めながら観せる本作。
本作観ようと思ったのは“のん”さん出演、本作はのんワールド殺して新幹線の運転士、緊迫感のなかで求められる操作、スピードを維持したままの線路の切り替えとBGM効果もあり最初から最後までハラハラドキドキ。
何か中盤手前のやり取りで犯人は察せちゃったものの面白かった。配信=世界配信はいいけどテレビサイズで観るのはちょっと勿体なさも感じたかな。劇場で観たならもっと評価は上がると思う。
劇場で見れないのが実に悔しい
リブート版かと思いきや、まさかの75年版の続編ってことに驚き!(スピードでさえも2は船になったのに……)
前作は爆弾を爆破させることなく新幹線は止まったが、今回はタイトルに偽りなし!と言わんばかりか、しっかり新幹線が大爆破されるのも意外で面白かった。
そして監督の樋口さんの腕の見せ所でもある迫力の特撮やCG、細かな機械描写は見応えあり。(多少、ストーリー展開に無理があっても、アレだけの映像を見せてくれたら大満足してしまう)
ただ、この作品が配信限定であるということが非常に残念で仕方がないです……。
何年か前にこの映画は流行った。
解決策は一応学習したみたいだが。
さて、何年前?こんな映画がもてはやされた。
でも、1975年と言えば、
「1975年 4月30日」はベトナム解放の年。さて、日本は
50年前の題材で、似たような話しを作る。
もうすぐ、ベトナム解放から50周年。
ベトナムは大きく変わった。しかし、日本は相変わらず、こんなク○映画。
ホーチミン似て、2025年4月23日23時08分
日本は4月24日 1時23分 見終わる。
前の作品の失敗だけは学習したが、テロを英雄視するなと言いたい。
ちなみに、新幹線はお猿さんでも運転出来る。そう、我が亡父は言っていた。我が亡父は新幹線の運転手になりかった様だ。
我が幼き頃、国有鉄道のアパートの隣の人が、東北新幹線の初代大宮駅長の家族だった。
最高!
いや、めちゃくちゃ面白かった!
新幹線ならではのスピード感と緊迫感!
思い切った救出方法
ほんと海外のアクション映画顔負けの素晴らしい作品だった
そしてドラマでも映画でも何より現実でも日本政府っていうのは国民の命を蚊レベルでしか考えてないんだなぁと再認識
東北新幹線と東海道をつなぐ工事の認可を出さない下等国交省とか観ててムカついた
そしてそんな国交省に指示も出せない官バカ長官が後で協力するみたいな素振り、本当白々しい
爆発や脱線など見どころ盛りだくさんでとにかく凄かった!
2時間越えだけど、また観ようと思う
映画館の大音響で観たかった!
久々に面白いものを見た!
罪に気づく素振りもなく犯人も徹底していたし、アクションはノンストップだし、まさか『スピード』が原作を元にしていたとは!
何よりJR東日本の会社名をきっちり出しているのには驚いた!
よくこれだけの日本映画を作ったもんです。
人間関係は複雑だけど、深みは無い‼️
これは75年版のリメイクかと思いきや続編だった‼️75年版の主要キャストが高倉健、千葉真一、宇津井健に対し、今作は草彅剛、のん、斎藤工・・・‼️まぁ勝負にならないですね‼️75年版は主要キャスト以外も脇に至るまで当時のオールスター・キャストだったので、やはりキャスト的にはスケールダウンしてます‼️そして75年版は一人一人のキャストの苦悩をはじめとする人間ドラマが充実していたのですが、今作はアクションやスペクタクル描写に重きが置かれてます‼️救助作戦やクライマックスの展開を、事前に模型を使って説明してくれるので大変分かりやすい‼️そして連結を外し、後続の救助号をドッキングさせ乗客を移動させたり、ラストの新幹線を脱線させたりするのは75年版よりも「スピード」の影響を受けてる気がしました‼️アクション・スペクタクル映画としてはそこそこですね‼️そして犯人‼️75年版の山本圭さんを射殺した刑事は、その後、自分が事件の解決者だと周囲に自慢し、家族にもパワハラをするようになる。それに耐えかねた女子高生の娘が父親殺害と並行して、新幹線に爆弾を仕掛けることを思いつき、山本圭さんの息子で父を射殺した刑事を恨んでるピエール瀧と知り合い、ハッパ師であるピエール瀧に爆弾を作らせる‼️この女子高生のサイコパスぶりも含めて、なんかワケわからん‼️無理矢理75年版と結びつけなくてもよかった気がする‼️そして75年版は前述の3人の人間描写に重きが置かれていたのですが、今作はどちらかと言うと群像劇ですね‼️草彅剛の車掌、のんの操縦士、斎藤工のJR東日本の責任者も、他のキャストに比べて目立った活躍があるわけでもなく、あくまで多数のキャラの一人みたいな扱い‼️あまり印象に残らないし、感情移入するほどの魅力的なキャラもいない‼️やはり妻子に顔を確認され、滑走路で背中を撃たれる健さんのラスト・カットが鮮烈だったので・・・‼️そして75年版は当時の国鉄がまったく協力してくれず、ミニチュアを駆使したり、ゲリラ撮影を敢行してまで完成にこぎつけた、当時の映画人たちの熱意を感じることが出来るのですが、JR全面協力の今作にはあまりそれが感じられない‼️繰り返しますが、アクション・スペクタクル映画としてそこそこです、人間描写は薄っぺらいですが・・・‼️
新興奮大爆走…お仕事映画に大胆リブート!
Netflixで鑑賞(Netflixオリジナル映画)。
原作映画は鑑賞済み。
オリジナルを「分かっている」監督がつくった、リブートの歴史上最高のリブート作品だ。原作への愛をふんだんに盛り込みつつ、「お仕事映画」として令和の世に蘇らせている。
原作では得られなかったJR(当時は国鉄)の協力で実現した映像のリアリティと説得力が凄まじい。「乗客を守る」―その一念で奮闘する職業人たちの姿に、目頭が熱くなった。
仕事に対する使命感は、果たして極限状態でも成立し得るのか。エゴが剥き出しになる車内で「仕事」に奮闘する主人公が、葛藤の末に尚も使命を全うしようとする様は感涙ものだ。
打ち出される数々の作戦は「シン・ゴジラ」のヤシオリ作戦を想起させ、興奮の坩堝に突き落とされる。しかもその瞬間が何度も来るから堪らない。手に汗握りっぱなしだった。
当時は技術上の問題で描けなかったのだろうスペクタクルシーンを、樋口監督十八番の特撮とVFXの融合で描出。そのクォリティーは言うまでもなく、世界に通用する迫力だ。
原作と世界観を共有した物語だったとは完全に嬉しいサプライズである。原作の事件が「109号事案」と呼称されているのがかなりリアルだった。さすが樋口監督、愛が深い。
原作の事件を今回の事件の背景に取り込んでいるのが素晴らしい。109号事案に人生を狂わされた者たちが嘘だらけの世間に復讐を企てる。原作の犯行動機に通ずるものを感じた。
原作は悲劇的で後味の悪い結末を迎えるに至ったが、本作では「世の中捨てたものじゃない」と云う希望を持たせたラストシーンで締める。見事な原作へのアンサーではないか。
やはり、樋口真嗣は「分かっている」。
[余談]
原作は何分男臭い映画であったのに対して、本作では女優陣の活躍が目立っているのが良い。これも現代風だろう。
のんの運転士役が様になっていた。個人的には、原作の千葉真一よりものんの方が断然演技が上手いように思う。
プロとしての矜持が透ける演技が見事で、「死んでも止めませんから」に宿った意志の強さに胸を打たれた。
意外な犯人役の豊嶋花は、本作で演技が開花したのではないかと思わせるくらいに、しびれる名演で魅せてくれた。
キャラの背景を全身から滲ませ、「嘘の真実」と称する人間の本性を暴く壮大な社会実験を引き起こした犯人を熱演。
冒頭から違和感を感じさせる些細な芝居や、犯人だと明かされた後の表情の怖さは一級品だ。ブレイク間違い無し。
※修正(2025/05/24)
息詰まる展開
期待の新作は、期待を裏切らない良作。
1本の電話から始まる驚愕の事件。鉄道事業者のみならず、政府、警察、官庁を巻き込みながら事態が肥大化、各所の思惑が絡み合い難航する救出計画、意図せぬトラブル、解明される背後関係、犯人の辛く悲しい犯行動機、そして極限状態のなか展開する救出作戦。1975年公開の前作を、単なるオマージュではなく深い位置での伏線としていることも見逃せない。
ほぼダブル主演の草彅剛とのん、この役はこの2人以外に適役はいないだろう。そして、そこで出てきたか、と思わせるピエール瀧。Netflixでなければこの配役は実現しないだろう。
(民放ドラマがお手軽化して衰退するわけだ)
鉄オタ的視点で見れば『いや、それは元の設定上無理やで』と思う点が無きにしもあらずだが、クライマックスの仕掛けは『なるほど、そこを使ったか。』と唸らせるもの。JR東日本グループ全面協力の名に恥じないリアリティと迫力はさすがの一言。
タイトルなし(ネタバレ)
あれ?森達也氏?!
ちょい役で出てきて目を疑ってしまって停止して調べたらやっぱり本人だったw
ハマリ込んでマスです
視聴続行w
続行後のレビューいまになってしまた
なんと世界でも2位とかすごくね?
勿論とても良かったです!
前作観てる者としても旅編満足しましたよ!
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