新幹線大爆破のレビュー・感想・評価
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A295 まさかのゾクっ へん
2025年配信
乗客が脱出するサマは樋口真嗣らしく緻密。
ヤシオリ作戦を彷彿させ
シンゴジ終盤ほどCGにも粗さがなく
先頭車両のない新幹線が走行って見た目に面白く
なかなか理にかなった方法。
あーそれと109案件として世界観を繋いだのは
素晴らしいと思う。
ま、50年前の出来事なので世代を超えないと
作れないわけで、当時の方たちは回想で登場するのも
よかった。
解決方法も東北新幹線ならではの地理的条件がマッチし
違和感はない。
ただこれだけの大事を起こすには
少々犯人の動機が弱い。
さらに犯人だけで当日この状況を作れるのか疑問。
ツヨポンは樋口版日本沈没でもそうだったが
ヒーローと見るにはこちらが辛い。
あわせて乗客が変に正義の味方づらしたり
必要以上に車掌に喰ってかかるのは
あまり気持ちのよいものではないですね。
でも新幹線といえば東海道新幹線でしょうし
ロケの制約とか前作の因縁とか乗り越えてほしかったね。
のんちゃん、可愛らしい運転手素敵です。
60点
配信 Netflix
良くも悪くも樋口真嗣
終始ハラハラしました
50年前の制作時は国鉄が」「新幹線を爆破なんてとんでもない」と協力が得られなかったと聞いたことがありますが、2025年版は、JR東日本が協力してるんですね。スピード感があり、焦燥感も伝わり面白かったです。今作は、車掌の草彅君が主役で、誠実で責任感ある人物を好演してます。最後に、JKを手にかけようとするシーンでは、もうそうするしかないだろう…という気持ちと、このまま、みんな一緒に線路に散るかのという、緊迫した場面で自然と握りこぶしを作っていました。
ただ、犯人の設定や動機に説得力がなく、爆弾を仕掛けた方法も明らかにされず、かなりの大きさと重量があるだろうに、どうやって複数の爆弾を誰にも気づかれず仕掛けることができたんだと、疑問でいっぱいになりました。それと、50年前の」関係者の娘が高校生の年齢とはおかしいですよね。
多少の不満はありましたが、映像の大迫力と草彅さんの演技とでとても良い作品だったと思います。オリジナルも見てみたい。
列車のアクションはいいんだけどね。
エピソードのスピード感、エンタメ要素は十分。元の新幹線大爆破と同じ救出話もあるがCGとあいまっておもしろくなっており見ごたえがある。ただ最後40分くらいからの真犯人が中二病の一人語りが過ぎ、結構映画の進行にブレーキとなっていた。しかも、爆発物どうやって仕掛けたかが不明だったし。前作のようにヒューマンドラマである犯人側の事情を極力切り捨てたのはいいが、視聴者としてはそのなかでも納得できる形が欲しかった。
でも最後まで見られるから十分いい作品でしょう。
新幹線車内で観たら最高でした
一級の娯楽作品ではあるが
一級の娯楽作品ではあるけど、人間模様の描き方に深みが今一つという感じ。ついつい1975年作品と比べてしまいますが、そもそも同じ土俵で比較する方が無理というもの。1975年作品は、出演者が今から見ると綺羅星の如しで、多岐川裕美さんまで出ています。爆破計画に至るまでの描写や、最後に指令長が辞表を出すことになる理由など、2025年作品に比べ、深みがあります。一方、2025年作品は、JR東日本の特別協力があったこともあり、「特撮」がすばらしく、その意味で一級の娯楽作品になっていると思います。
1975年作品は、喫煙シーンや公衆電話や自動車や女性の出演者が少ないやら、昭和らしさがふんだんに出ていて、なつかしかった。
ドラマの必要性について考える
本作は普通の人間しか出てこないからだろうか、登場人物が全体的にうわついて見えてしまい、いまいち作品に入り込めなかった。
(喚きたてる事によるキャラづけが多かったような…)
作品的に草彅氏演じる車掌(主)が主役という事になると思うが、こちらもどうも捉えどころがない。冷静に職務を全うするプロフェッショナルという役回りなのだろうが、その人となりがわかるようなイベントは特になく、車掌としての信念や葛藤を魅せるようなドラマが有るのかと思えばそれもなく、ただ感情の薄い人というイメージのまま終わってしまった。
車掌(副)についても、「プロフェッショナルではない方」くらいの位置づけか…と思っていたら中盤、不運な事故(?)で作中唯一の負傷者となり緊張感が走る。いやただの負傷者ではない。瀕死である。そうはならんやろという刺さり方をしているが、それ故に分かりやすく瀕死である。血もすごい出ている。いや出すぎである。予定が調和するから予定調和なのであって、ここまで血が出てしまうと話が違ってくる。客観的に見て明らかに手遅れの相手に向かって車掌(主)が何度も頑張れ、と励ますのだがそもそもキャラが立っていないので励まし方にバリエーションがない。車掌(副)の方も、最早演技を感じさせないレベルの完璧な瀕死状態であり、いくら呼びかけても反応は無く、よって有りがちなお涙頂戴のドラマも発生しない。リアル志向と言えなくもない。しかし車掌(副)がまだ生きている前提で物語が進んでいるのが気になる。そろそろ脈をとったらどうだ。
閑話休題
犯人役の人は非常に難しい役だと思うが好演していたと思う。学校の先生や議員の先生、秘書の人なども安定感があり良かった。
対して草薙さん、のんさんなどの主役陣も自身の色を出すのが難しい役の中で無理のない演技をしているなという印象を受けたが、結果としては作品の山場である筈の「車掌(主)が犯人の首を〆るシーン」に説得力を与える事に失敗していたと思う。(役者云々の話ではなく、本来あそこは列車の安全な運行を守る車掌としての判断、行動と言うものを見せたかったと思うのだが、そもそも彼に何の肉付けも為されていないため、「ただのおっさんがトロッコ問題の常識的な解としてJKの首を締めている」図にしかなっていない)
そう言えばこの首絞めシーン、映像では表情や指の動きから首を〆るのを躊躇っているようにみえるのにSEは首が締まっているようなミチミチ…という音がしており、どっちやねん!となった。まぁそこは最早些事かも知れない。
結果的に誰ひとり犠牲者は出ず、とナチュラルに書きはじめてからお父さんの事を思い出した。まぁ必要な犠牲というものもありますからね(適当)
色々書きたいことを書きましたが、本作は新幹線という馴染みのあるシステムとそれを運用する人たちの活躍を楽しむパニック映画で人の物語の部分は本質ではないという事でしょうか。私はパニック映画だろうが人の行動に説得力や整合性は必要だと思うのであまり本作を評価することは出来ません。
しかし令和の時代に最新VFXを使い、それも新幹線で複線ドリフトをやるのはシンプルに馬鹿だと思う(褒め言葉
新幹線大爆破2
この作品はリブート版というより実質「2」と言っても良いストーリーだなと思いました。
例えるならトップガン=マーヴェリックのような印象と言いますか、前作の新幹線大爆破の話が今作にもしっかり関わってくるのでタイトルに少しだけ違和感を覚えながら観ました。
犯人は意外な人物でしたが…もし新幹線の中に刑事が同乗してたら、コレ前作のノリだったら発砲してるのかな…と邪念が過りながら観てしまってあかん。
映画を観る順番を間違えたか…?いやでも時系列的には前作を観てからこっちを観た方が良いよなと思い直しつつ最後までネトフリで観ました。
犯人の動機の部分は前作の方が感情移入出来たかなあ。
でも映像の迫力は今作の方が凄いと思いました。
音楽や効果音は前作の方が好きかなあ。
でもストーリーの整合性は今作の方がちゃんと繋がってる…。
どっちの映画も一長一短ありましたが、総合的にはどちらも面白かったです。
前作の冒涜
コメディ映画としてみれば、星3つ。
あと、4時間後に死ぬかもしれないのに、談笑し和気あいあいとし、寝ていたりしているそんな映画です。本当なら残り少ない人生で、家族に電話したり、遺書を書いたりする描写があっても良いのに、緊張感が無く時間の無駄でした。
新しい分野の、アクションコメディでしょうか?
こちらは観ないで、昭和のだけ観てください。
脚本の詰めが甘くない?
女子高校生が厳しい点検の合間を縫って3両の、しかも車台に複雑な働きをする爆弾を設置できたのはナゼ?という違和感。
犯行動機ももうひとつ納得できないし、まあそれを受け入れたとしても、だったら犯行が完了するまで父親を生かしておいた方が復讐としては良いのでは?とか。
映画全体としては結構良かっただけに、詰めの甘さが目立ってしまいます。
ピエール瀧の無駄遣い
「リブート」と言ってるんだからオリジナルと比べちゃダメなんだろうけど、純粋に映像作品として気になる点多数。ま、サブスクじゃなかったらかなり怒りの作品だな。
①役者が下手 草彅は無表情ぶりはもののによっては良いが、余りに感情のないロボットのよう。演技が紋切り型でつまらん。斎藤工もまんまシン・ウルトラマンで感情なし。紋切り型。このふたりが組織のアンドロイドのようでまるで中国人かよ?と。まばたきもなし。
②脚本が最悪 卒業制作並みなので一体誰がやってるのか色々調べちゃいました。事故イベントや撮影、特撮は素晴らしいがプロットと筋立てが学芸会。うすっぺらー!
というか所詮はマンガ、アニメの悪いところが出てる。なんだ?あの犯人の動機と立ち居振る舞いは?マンガの読みすぎだよ。出る人間にリアリティがまったくない。もっと過去の映画見て勉強しろ。
③汗が足りない パニック作品で人間が主人公、決死の判断のときはどうなるか?冷静なわけがない。吹き出す汗と身体の震えは当たり前。ここでも人間がまったく描けないオコチャマアニメノリの悪いところが出た。まぁウルトラマンなら身体もふるえんだろう。
総評価 前半の運行パニックのところは面白いしよく出来ている。楽しめます。しかし肝心の犯人像が、んなアホな?で実は子供がいて復讐とかマンガ並みの発想。心底いただけない。山本圭が泣いてるぜ。まだ沖田こと健さんの息子が、ピエールだったとしたほうがいいし、ピエール瀧を犯人の中心にしないとダメや。
最後のスタッフロールで知り合いが重要なとこに関与してたので文句は言いたくないが、このレベルが今のベスト日本映画界ってのは勘弁。
庵野くさくてちょっとねぇ。なんだかマンガ屋、特撮屋のオタクの席巻がけっか悲惨なことになってるな。
よかったです!が…
犯行動機など犯行の詳細設定が雑
記録映画のような描写に映画として引っかかるところはあったものの、中盤までハラハラドキドキな展開でしたが、犯人が判明してからは???の連続であり、結局最後まで腑に落ちず、消化不良に終わりました。爆薬の設置を単独でやるのはどう考えても非現実的であり、説明口調の展開でありながらこっちの説明が全くなく消化不良でモヤモヤが残ります。
映画としてはまあ楽しめたため、75年版もネトフリで観ました。こちらは犯行動機が明確にあり、特にラストシーンは日本映画随一の美しい描写でしたので、令和版を観てこちら未視聴の方は是非観た方が良いですね。
犯人設定無理あり
のんちゃんや草薙くん、斎藤さんが頑張っていたので、楽しめる映画ではあります。
しかし犯人が女子高生は無理がありすぎ。
東京駅で東海道新幹線に繋げるって、それもATCや信号装置が違うし、電気の周波数が西と東では違う。
E7系なら走れるかもしれないけど、E5系は不可能です。
悪くなかった
さすがNetflix制作なだけあり、海外アクション映画のような迫力があった。災害・緊急事態の際の対応や描写もJRの協力もあってリアルである。
意外だったのはやはり、犯人が女子校生だったことか。この高校生が良い具合に中二病、いや高二病を拗らせており、「嘘の普通をぶっ壊したい」みたいなことを恥ずかしげもなく言って大人に反抗する様子が後半長く描かれるのだが、如何せん観てるこちらとしてはどうでもよい動機なので少し飽きた。
総じて、全体的にそこそこ楽しめる映画だった。
設定自体がちょっといまいちでリアルにかけていた
まあ、Netflixで観た作品だし、映画館でお金を払って観たわけではないから、この程度でも仕方ないのかもしれない。
新幹線や線路の描写はリアルだったが、それに比べて肝心の犯行部分があまりにも雑だった。女子高生が爆弾を4つもどうやって仕掛けたのか。あれだけの荷物をどうやって青森駅まで運んだのか。単独犯では現実味がないし、むしろピエール瀧が犯人だったほうが説得力があったと思う。
女子高生という設定に焦点を当てすぎた結果、肝心のストーリー構成が粗くなってしまった印象だ。このバランスの悪さを生んだのは、脚本を書いた人の責任が大きい。
アプリ連動型の爆弾なんて、女子高生が実際に扱えるような代物ではないし、あまりに現実離れしている。リアルさを追求しているなら、せめて現実の延長線上で物語を組み立ててほしかった。
「シン幹線大爆破」まさかの現実化! 傑作新幹線スペクタクル映画誕生!実写+CG+ミニチュア特撮の迫力! 劇場公開してほしかった!
「シン幹線大爆破」まさかの現実化!
不謹慎でも「ワクワクする」タイトルの魅力は健在!
1975年版の映画を原作にリメイクではなくリブート。
JR東日本完全協力の下で、実写、CG、ミニチュア特撮を組み合わせた迫力シーンの数々が圧巻。
是非、劇場で観たかった!
これまで実現してなかった様々な角度で撮影された通常の運行シーンはもとより、並走、接触、脱輪、脱線、大爆破まで、とにかく新幹線の映像が素晴らしい。(オリジナル版含め「日本沈没」の樋口監督もやるやる詐欺返上)
JR側を代表する車掌・草彅剛と運転手・のん、総括指令長・斎藤工らの安全運行のためのプロに徹した一貫した姿勢が見事に描かれてます。
オリジナル版に比べて、本作ではあくまでも現場中心。
政府やJR、警察側の捜査本部など上層部は大きく割愛した分、より展開はスピーディーになった。
役者陣も若返り、重厚さ、層の厚さは減ったが、実際政府はテロリストとは交渉しないの一点張り。
身代金は一般市民のインフルエンサーが先導して国民が用意。
路線のJR東海への接続を承認しないなど、中央やお偉方は役立たずどころか足を引っ張るだけで全く機能しない。
この点は、人命優先の緊急事態だから、現場独断で誰かが責任を取って押し切っても良かったのに。
実際は、東西の電気の周波数の違いの問題もあり不可能らしい?
うがった見方をすれば、この緊急時に至ってもJR東海とJR東日本は協力せず対立。
セリフにもあった「JR東日本の管轄内で解決」しなくてはならない。
若い便乗車掌が易々とインフルエンサーに車内放送させてしまう(本当にイラッとした)とか、完全協力してもらいながらもネガティブな点も描いていたのは良かった。
また、犯人像にリアリティが希薄、複数個所も爆弾をどうやって仕掛けたか全く描かれないのは非常に残念。
本作はオリジナル版を作った東映や、樋口作品を多く製作した東宝など映画会社でなく、NETFLIXだから実現できたということが非常に残念。
NETFLIXでは内容に関するチェックがかなり厳しいらしく、また撮影現場でも日本では珍しくケータリングありだとか。
新幹線は迫力ありました
新幹線が脱線したり爆発たりしするシーンで泣いた。たぶん恐怖。細かいことは全く分からない素人にとってはとても迫力あるCGだった。
ストーリーについては、爆弾作るスキルと受信用スマホアプリ作るスキルと心臓の機械から信号飛ばせるようにするスキルは全部違うと思うので、爆弾職人と女子高生がやったと言われても違和感あった。
最後も、女子高生殺さずともスマホぶん投げれば良かったのでは?心臓の機械にWiFiまで積んどらんやろ。
これは、日本映画がまだ本気を出せるという証明だ。
これは、日本映画がまだ本気を出せるという証明だ。
そして、前作を観ていなくても、心を掴んで離さない作品だった。
1975年の傑作『新幹線大爆破』から50年。
その名を継ぎつつ、単なるリメイクにとどまらず、
今この時代だからこそ描ける“新しい物語”がここにあった。
爆弾が仕掛けられた新幹線。
絶望的な状況下でも、草彅剛演じる車掌が静かに放った
「皆様は、私たちのお客様です」
という一言。
落ち着かせようとするその姿に、車掌という職業の誇りと誠実さがにじんでいた。
のん演じる運転士も素晴らしい。
緊張の極限状態の中、「アップルパイ食べたい」とふと漏らす言葉に、
張りつめた空気がほぐれ、“人間らしさ”と“現場で戦う人のリアル”が滲み出ていた。
物語の核を握るのは、爆弾を仕掛けた女子高生・柚月。
「そう言ってないとやってられないんじゃないんですか?」という彼女の一言には、
痛みの中でしか自分を肯定できない、揺らぐ心の弱さがにじんでいた。
そして忘れてはならないのが、
ピエール瀧が演じた爆弾作成者・古賀。
彼は、1975年に“ひかり109号”への爆破テロを起こした古賀勝の息子という設定で登場する。
かつて父が果たせなかった復讐と理念を、今度は少女の手を使って遂げようとする第二世代のテロリスト。
爆弾は彼が製造し、実行は柚月に託す――
自らの手を汚さず、他人の怒りを利用して目的を果たそうとするその姿は、あまりに冷酷で恐ろしい。
激情を抑え、淡々と語る口調の中に宿るのは、
確信に満ちた冷酷さと、歪んだ正義への執着。
柚月に「自分と同じだ」と語りかけるその言葉は、
共感ではなく、自分の正義を正当化するための独善にすぎなかった。
ピエール瀧の演技は、ただ“怖い”だけではない。
過去の亡霊のようにじわじわと近づいてくる、重たく静かな恐怖を刻みつけていた。
登場人物すべてが「どちらか一方に寄りすぎない」バランスで描かれている。
善悪ではなく、“その時その人に何ができたのか”というリアリズムで構成されているのが素晴らしい。
YouTuber、無職、政治家、JR職員、乗客――
それぞれの立場の人間たちが、“自分にできること”を模索し、やがて動き出す。
その姿が、今の社会に必要な“人としての責任”を描いていた。
前作を観ていなくても安心して楽しめるのは、
劇中で自然に挿入される旧事件(109号事案)の映像や台詞があるから。
過去を知る人にも、知らない人にも優しい構成で、
「ただのリブート」ではなく、きちんと“続編”として成立している誠実な脚本だった。
そしてやっぱり、JR職員たちがヒーローに見えた。
爆弾を恐れながらも、乗客を守るために立ち向かう姿は、
どんな映画のスーパーヒーローよりも現実的で、強くて、美しかった。
彼らの行動は、政府や官僚たちも動かしていく。
現場の力、プロフェッショナルの力が世界を動かすという描写に、胸が熱くなった。
監督・樋口真嗣。
“現場”と“誇り”を描かせたら、今の日本映画界で彼の右に出る者はいない。
シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバースで磨かれた視点と演出が、
この映画で極限まで生きていた。
誰かが本気で作った映画を、
私たちが本気で観る――
その瞬間こそが、邦画の底力。
これは骨のある邦画だった。
そして、私が久しぶりに見入った、間違いなく“観るべき一本”だった。
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