「「シン幹線大爆破」まさかの現実化! 傑作新幹線スペクタクル映画誕生!実写+CG+ミニチュア特撮の迫力! 劇場公開してほしかった!」新幹線大爆破 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
「シン幹線大爆破」まさかの現実化! 傑作新幹線スペクタクル映画誕生!実写+CG+ミニチュア特撮の迫力! 劇場公開してほしかった!
「シン幹線大爆破」まさかの現実化!
不謹慎でも「ワクワクする」タイトルの魅力は健在!
1975年版の映画を原作にリメイクではなくリブート。
JR東日本完全協力の下で、実写、CG、ミニチュア特撮を組み合わせた迫力シーンの数々が圧巻。
是非、劇場で観たかった!
これまで実現してなかった様々な角度で撮影された通常の運行シーンはもとより、並走、接触、脱輪、脱線、大爆破まで、とにかく新幹線の映像が素晴らしい。(オリジナル版含め「日本沈没」の樋口監督もやるやる詐欺返上)
JR側を代表する車掌・草彅剛と運転手・のん、総括指令長・斎藤工らの安全運行のためのプロに徹した一貫した姿勢が見事に描かれてます。
オリジナル版に比べて、本作ではあくまでも現場中心。
政府やJR、警察側の捜査本部など上層部は大きく割愛した分、より展開はスピーディーになった。
役者陣も若返り、重厚さ、層の厚さは減ったが、実際政府はテロリストとは交渉しないの一点張り。
身代金は一般市民のインフルエンサーが先導して国民が用意。
路線のJR東海への接続を承認しないなど、中央やお偉方は役立たずどころか足を引っ張るだけで全く機能しない。
この点は、人命優先の緊急事態だから、現場独断で誰かが責任を取って押し切っても良かったのに。
実際は、東西の電気の周波数の違いの問題もあり不可能らしい?
うがった見方をすれば、この緊急時に至ってもJR東海とJR東日本は協力せず対立。
セリフにもあった「JR東日本の管轄内で解決」しなくてはならない。
若い便乗車掌が易々とインフルエンサーに車内放送させてしまう(本当にイラッとした)とか、完全協力してもらいながらもネガティブな点も描いていたのは良かった。
また、犯人像にリアリティが希薄、複数個所も爆弾をどうやって仕掛けたか全く描かれないのは非常に残念。
本作はオリジナル版を作った東映や、樋口作品を多く製作した東宝など映画会社でなく、NETFLIXだから実現できたということが非常に残念。
NETFLIXでは内容に関するチェックがかなり厳しいらしく、また撮影現場でも日本では珍しくケータリングありだとか。