「映画では乗客を守る(守りたい)を信じたい」新幹線大爆破 シューテツさんの映画レビュー(感想・評価)
映画では乗客を守る(守りたい)を信じたい
75年版「新幹線大爆破」をNetflixが50年ぶりに樋口真嗣監督で現代版にリブートした作品。
私は半世紀も経てばリブートは全然OK派の人間だし、オリジナルもほぼ(ディテールは)忘れているので、久しぶりの爆弾パニック映画として楽しみましたよ。
ただ、やはり物語設定に関しては無理矢理感というかご都合主義が過ぎるので、何度か素に戻される(冷める)事もありましたが、最後の激突シーンで名作のリブートよりも、丁度20年前のJR福知山線脱線事故の方がフラッシュバックして、ちょっと厳粛な気持ちになってしまいました。
あの事故現場は(当時の)私の家の近くだったので、あれを思いだすと心が落ち着かなくなるのです。
20年前の事故当日(4/25)の二日前に配信するというのは、当然JR側も知っていての配信だと思うので、恐らく名作のリブートよりもあの事故を忘れない意味で作られた作品だと思い、私もその意識で鑑賞させて貰いました。
コメントする