今日の海が何色でも

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今日の海が何色でも

解説

タイ南部の海辺の町で出会ったふたりの女性がひかれあう姿を、環境問題をテーマにしたアートを交えながら美しい映像でつづったドラマ。

イスラム教徒が多く暮らすタイ南部の町ソンクラー。かつてこの町には美しい砂浜があったが、高潮によって侵食され、現在は護岸用の人工の岩に置き換えられている。保守的なイスラム教徒の家庭に生まれ育ったシャティは親から結婚を急かされているが、親が決めた相手と結婚させられることに疑問を抱いていた。そんなある日、シャティは町で防波堤をテーマにした美術展を開くため都会からやって来たビジュアルアーティストのフォンと出会い、彼女を手伝うことに。正反対の環境に生まれ育った対照的なふたりは、互いを深く理解していくなかでひかれあうようになるが……。

本作が長編劇映画デビュー作となるパティパン・ブンタリクが監督・脚本を手がけた。2023年・第28回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門にてNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞。

2023年製作/93分/G/タイ
原題または英題:Solids by the Seashore
配給:Foggy
劇場公開日:2025年1月17日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
パティパン・ブンタリク
脚本
パティパン・ブンタリク
  • アイラダ・ピツワン

  • ラウィパ・スリサングアン

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映画レビュー

5.0タイLGBTQ映画の傑作

2024年12月10日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

知的

幸せ

萌える

大阪アジアン映画祭で鑑賞しました。その後、気になっていましたが、来年1月の公開が決まったようです。

タイはLGBTQに寛容かと思っていましたが、この映画の舞台のタイ南部にはイスラム教徒が多く、LGBTQの権利はまだまだ守られていないようです。

2人の美しい女性の物語ですが、防波堤の環境問題をテーマにしたアート、宗教の考え方、伝統と家族との接し方等、深いテーマの映画で、まるでテレンス・マリックのような演出と映像美には息をのむ感じだったと覚えています。

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afroninja