「ST系はヤバいですよ」憧れdoll Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ST系はヤバいですよ
歪んだ憧れを持たれた女性と、歪んだ憧れを持った女性の接近とすれ違いの話。
時代の流れか、安っぽい銀座アピールで鼻高々の友人に始まって、なんだか心にもない自己肯定低いんですな逆マウント構ってちゃん合戦を感じさせる序盤。
それは狙ってのものなのか、本質をつけていないというか、なんとなく自分の感覚と製作意図にズレを感じる…。
あらすじ紹介にHSPの傾向がある主人公がなんちゃらとあるけれど、それも承認欲求のひとつというか、最近ホントに何でもかんでも症状や特性に名前をつけて区分とか理由とかをつけたがるよね。
尚美の不気味さというか哀しさみたいなものは伝わっては来るけれど、なんだか少々ベラさを感じて、終盤の説明的な行もそれを補うかの様に感じてしまうし、なんなら茜の方が歪んでいる様な…深読みし過ぎですかね?
同年代の同性の方にはハマりそうな気はするけれど、考え過ぎちゃうオッサンにはどうも刺さらなかった。
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