「【”社会を良くする事を夢見た少年達の名前は、ノートには無い・・。”ピノチェト独裁政権下、行方不明になった若者達を追悼する陰鬱、重厚なアニメーション作品。】」名前のノート NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”社会を良くする事を夢見た少年達の名前は、ノートには無い・・。”ピノチェト独裁政権下、行方不明になった若者達を追悼する陰鬱、重厚なアニメーション作品。】
ー 近代歴史をある程度学んだモノであれば、知っているはずの、1973年、チリで軍事クーデターを起こし、政権を倒したアウグスト・ピノチェトが権力の座に就き、その後行った蛮行の数々はご存じであろう。
3000人以上が行方不明になり、それに南米に逃亡していたナチス残党が関与していたなどという話まである程である。
今作の監督、クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャは「オオカミの家」で、暗喩的に暗黒のチリを描き出したが、この短編もミニマルな音楽を背景に、強烈なメッセージを発信する作品である。-
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