劇場公開日 2025年2月8日

名前のノートのレビュー・感想・評価

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5.0濃縮された時間・記憶

2025年3月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

事前に作品背景など調べずに鑑賞。

まずはノートに消し直して描かれるために残る、ノートの痕跡に意識が向かう。
普通のコマ撮りは1シーン描いたら新しい紙を使い描き直すため必要な線以外は残らないが、消した跡からノートの同じ1ページに描かれたものだとわかる。
オオカミの家の壁絵を思い出す。

描かれたものが消され、また描かれて消され…この作品が作られるための行為自体が、「消された名前」「無かったことにされた名前」のイメージを生々しく伝える。

一人ひとりの名前が読み上げられるシーンでは、最愛の人の名前をそっと囁くように。

コマ撮りで動きをつくるために次々に目まぐるしく進む時間と、その一瞬にしか使われない1枚のノートに刻まれた線が、次々に進み、あれよあれよと過ぎ去っていく。
日々の生活で、目まぐるしく状況が進み続ける中、ふと意識を向けようとした時にはその出来事は、この作品の一瞬前のページのように消し進み痕跡しか残っていない。

忘却がなければ生きられないけれど、忘却されぬ者の存在を、頭ではなく身体で感じる物語だった。

短いけれど、短いゆえに、濃密な作品。
8分という時間は、∞への祈りを感じる。

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sumu

1.0知ってりゃね、それなりの重みがね

2025年2月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

寝られる

チリの歴史と背景や情勢を理解していないと何の目的で作られたのか分かりづらい、一つの作品として評価するのも難しく、まぁ二度と観ないだろうからこんなもんで、眠くなったし、、、歴史の勉強は大事、、これと似た、近いような短編『エリス』は良かった、デ・ニーロが出ていたし。。。

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万年 東一

3.0不在の点呼

2025年2月17日
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鑑賞方法:映画館
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uz

2.5追悼

2025年2月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

『ハイパーボリア人』の同時上映作。

1973年から1990年までの軍事政権下に置かれたチリで起きた失踪事件をモチーフに、

アウグスト・ピノチェトの独裁政権下で行方不明になり消息が分からない未成年者を追悼する作品だそう。

初めから終わりまで名前が延々と呼ばれます。

観ている時は意味が分からなかったけど終わってから調べて理解できました。

面白いとか面白くないとかの作品じゃないです。

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RAIN DOG

3.5ocho

2025年2月14日
iPhoneアプリから投稿

ノートの上で綴られる追悼ストップアニメーションで、全く薄めずの原液をそのままといったスタイルでした。

ナレーションと音楽、そして燃やし破られのストップアニメーションで行方不明者たちを読み上げる感じで、日本語ではないからか重みはまだ緩和されているものの、日本語だと淡々と聞き馴染みのある言葉が流されるとドッとくるものがあるのではないかなと考えてしまいました。

1973-2023と現在もなお続いているというのが強烈なメッセージとして添えられている作りも良かったです。

単独でタメになる、とまではいかないまでもストップアニメーションのクオリティは高いし、8分という時間に詰め込まれた歴史は重くのしかかっているなと思いました。

鑑賞日 2/12
鑑賞時間 16:25〜17:50
座席 K-11
※「ハイパーボリア人」併映

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ブレミン

3.0「文字」にまつわるアニメ制作を、軍事政権に散った若者たちへの追悼の祈りに変える試み。

2025年2月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

『ハイパーボリア人』の併映にて。
本編の実写長篇のほうはまったく乗れなかったが、
こちらは地味ながら、まだやりたいことは伝わった。

「文字モチーフ」を用いた「手書きアニメ」という、ある意味斬新なチャレンジ。
(「文字のアニメ」自体は、それこそ雨宮慶太『牙狼~GARO』なんかも含めて、いくつか前例は思いつくが、追悼のノートという題材は面白いと思う。)

『ハイパーボリア人』のように妙におちゃらけていない分、政治的側面も含めて素直に観られた。「軍事政権下で無名の者のように喪われた者の個人としての名前を、人々の記憶と記録に残す」という制作意図も明確だし、それを美術館における一般の若者とのワークショップで作り上げていくという、彼ら特有の制作工程にも明快な意味が見いだせる。
何より、アニメーション制作に必要とされる地道で「行」のような作業感と、「追悼」という祈りの行為の「相性」が良い。

逆にもう少しセンチメンタルな雰囲気で作ろうと思えば作れた作品を、敢えて「ざらっとした」テイストに仕上げているあたりが、レオン&コシーニャらしいといえるのでは。

このあいだ、ドゥダメルとベネズエラ軍事政権の確執を扱った映画を観たばかりなので、ことさら、南米ってのは一筋縄ではいかない地域だなあ、と。

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じゃい

2.5居なかったことにはさせない

2025年2月13日
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悲しい

単純

難しい

ピノチェト政権下に行方不明となった未成年者を追悼する作品。

軍事独裁政権時代に市民の誘拐や殺害、弾圧が行われ、3000人以上の被害者がいたチリに於いて、行方不明となった未成年者を追悼するノートをみせる展開。

特に人物や悲惨な描写をみせることはなく、アニメーションでノートや装飾をみせながらナレーションで状況を説明し、その後は名前を読み上げていく。

面白いとか、そういう類の作品ではないので評価は難しいけれど、知らない人には80年代後半までチリはそういう国だったという事実を知るきっかけにはなるかなと。

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Bacchus

4.0名前を読み上げる

2025年2月11日
iPhoneアプリから投稿

何とも切なく痛ましく感じる。

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Oyster Boy

3.0アジェンダ

2025年1月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

2025年1月30日
映画 #名前のノート (2023年)鑑賞

1973年のチリの軍事クーデターでサルバドル・アジェンデ社会主義政権を倒して権力の座に就いたアウグスト・ピノチェト

軍事政権下で行方不明になった未成年者の名前をアニメーションを通じて追悼

@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました

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とし