早乙女カナコの場合はのレビュー・感想・評価
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染み染みもう一回観たくなる作品
『35年目のラブレター』『知らないかのじょ』、そしてこの映画という恋愛鑑賞3連夜。
すべてがそれぞれの2人の愛のカタチ、それぞれが染みわたる。
さてこの映画、人気作家 柚木麻子さんの小説『早稲女、女、男』の原作では 早稲⽥⼤学、⽇本⼥⼦⼤学、⽴教⼤学、学習院⼤学、⻘⼭学院⼤学の⼥性と、慶應義塾⼤学卒の⼥性を描いているらしい。
今では遠く淡く甘い想い出の大学生活、いいなぁと。
ダメ男だけど一緒にいると明るく楽しく心から笑えるワイルド系イケメンと優しく思いやりがあってまっとうなエリート、でも生真面目なイケメン。
どちらに預けるのか『スピードが違う人』『ベクトルが違う人』とっても深い。
染み染みもう一回観たくなる作品。
刃先はゆるく鈍い
欲しいものはいつもガラスの向こう側
絡み合う恋愛模様をシュールな演出で!
魅力的女優
薄っぺらいバカしか出てこない群像劇
かけがえのない大切な人の存在を表現した感じの作品。 今本年度ベスト級。
中川大志&橋本愛&山田杏奈さん目当て。
ロン毛姿で登場した長津田役の中川大志さんは、最初は誰だか全く解らず(爆)
山田杏奈さんのこれまで見たことのない鮮やかなファッションやメイクも新鮮で印象的だった!
のんサンも売れっ子作家としてチョイ役だけど登場。
チョイ役だけど存在感が凄かった。
大学卒業を目前にしても脚本を書こうとしない演劇サークルの長津田。学生時代からの憧れの出版社でアルバイトを経て念願の就職を果たした早乙女カナコを中心に展開するストーリー。
恋人同士の長津田と早乙女。
価値観のずれから徐々に距離が生まれていく感じ。
そんな中、サークルの新入生である麻衣子(山田杏奈さん)と長津田の距離が近づいていく一方、出版社で働く早乙女もまた、会社の上司との関係性を深めて行く展開。
さらに、その上司の元カノが登場。
一気に人間関係が複雑&泥沼化していく予感に引き込まれる(笑)
意外にも恋敵同士である麻衣子と早乙女が、それぞれの想いを語り合い心を通わせていく展開は斬新。
従来の恋愛映画とは違う感じが面白かった!
本作は「替えの効かないもの、人」の存在を描いた作品だって感じ。
長津田と早乙女の関係性を通して象徴的に描かれる一方、毎年同じ手帳を使い続けていた出版社の先輩である上司の元カノが、真っ白な新しい手帳に変わることで、過去を乗り越え、新たな一歩を踏み出す姿も印象的だった。
ラストシーン。早乙女が何かを決意したように走り出すシーン。
一体どこへ向かっているのか?
観る者の想像力に委ねられた感じだけど自分には想像も出来ず(笑)
でも彼女の未来への希望を感じさせる印象的なラストって感じ。
池に小石を投げるシーンのエピソート。
思わず笑ってしまいました( ´∀`)
腐れ縁の恋
普通の恋愛映画
自分の気持ちに素直になれば
自分の気持ちに素直になれないカナコ(橋本愛)と長津田(中川大志)の
非常にまどろっこしい恋愛模様。
長津田を好きになる麻衣子(山田杏奈)、
カナコを好きになる洋一(中村蒼)、
洋一の元カノ亜依子(臼田あさ美)。
いずれの想いも成就しない中、それぞれがそれぞれの気持ちに気づいていく。
その中でも成長著しいのが、自らもダメ男と自負した長津田だ。
カナコへの想いから、ダメ男を脱却していく最後半はすごく痺れた。
ダメっダメな中川大志の演技から、少しカッコいい演技になるところも良かった。
これはビジュアルも含めて。
最後の最後にならないと、カナコも自分の本当の気持ちに気づけなかったか
認めようとしなかったかもしれない。
きっとハッピーエンドなのだろうと思う。
それにしても、たったこれだけの内容なのだが、119分は長尺に感じた。
もうちょっとテンポ良く進行できると、もっと面白くできたかもしれない。
私としては、山田杏奈演じる麻衣子が最もリアルに感じたし、
山田杏奈の演技自体もリアルで、
途中、本作の主役は山田杏奈なんじゃないかと思ったほど。
そのくらい存在感があったし、素晴らしい演技だった。
ちょい役ではあったが、のんの存在感は抜群だし、
吉岡陸雄も良い味を出していて、本作のスパイスになっていると思う。
いろいろと惜しいとこもあるが、橋本愛のこういうキャラクターを見るのは初めてだし、
鑑賞後感も良くて楽しめた。
心持ちの良い映画 A film that leaves you with a pleasant feeling
「私にふさわしいホテル」で
予告編が流れていたのと
「あまちゃん」で名コンビだった二人なので観たくなった。
物語のメインストリームにいたのは
弱さやコンプレックスを抱えた人たち。
それだけじゃなく、
比較的序盤に【見た目の良さ】という
ある意味常時ダダ漏れしている【才能】ゆえに
そのハンドリングを間違え、コントロール不能になっている
なかなかにおぞましい連中も出て来る。
そんな彼らとの対比で、
より主人公の近くの人達の人間味が増している。
すぐに気持ちを切り替えれられない不器用さが
物語を動かしていくさまは
誰しも見覚えのあるところだと思った。
その気持のゆらぎと迷いが
丁寧に綴られていたので、
最後まで気持ちよく見ることのできる映画だった。
I wanted to watch it because the trailer was shown after The Hotel That Suits Me, and also because the two actors had great chemistry in Amachan.
The main characters in the story were people struggling with weaknesses and insecurities.
But not only that—relatively early on, the film introduces rather unsettling characters who, due to their good looks—a kind of innate talent that constantly radiates from them—fail to handle it properly and end up losing control.
In contrast to them, the people closer to the protagonist become even more human and relatable.
The awkwardness of those who cannot easily switch their emotions on and off drives the story forward in a way that feels familiar to anyone.
This wavering and hesitation of emotions were carefully depicted, making it a film that I could enjoy watching until the very end.
真っ直ぐ好きになる気持ち
人それぞれの生き方
高校卒業まで恋人がいなかった早乙女カナコは、大学の入学式で演劇サークルの脚本家・長津田と出会い、初めて付き合うこととなった。3年後、就活でカナコは大手出版社に内定したが、長津田は脚本も書かず、大学を卒業する気も無い状態だった。長津田との関係がギクシャクする中、カナコは内定先の先輩・吉沢から告白された。編集者になる夢に向かって進んでいくカナコは長津田と別れる決心をし・・・さてどうなる、という話。
まず、中川大志演じる長津田のクズぶりがなかなか素晴らしかった。彼有っての本作なんだろうと思った。
橋本愛はあまちゃんの頃から知ってるけど顔が好みじゃないし演技が素晴らしいとも思わないので、カナコ役に適任のようにも思ったが興味が持てなかった。
麻美役の山田杏奈は太った?顔が変わったように感じた。
臼田あさ美は相変わらず綺麗で魅力的だった。
人それぞれ、生き方があるよね、って思った。
私にふさわしいホテルでの作家・有森樹李役でのんが観れて良かった。もっと長く見たかったが。
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