早乙女カナコの場合はのレビュー・感想・評価
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#10 ホタルイカ掬いが斬新
多分舞台は東京なのに毎年春にホタルイカ掬いに行く2人。
しかもどう見ても場所は富山じゃなくて三浦海岸。
知らない人が見たら全国どこの浜でもホタルイカを掬えると思っちゃうんじゃないか心配になった。
カナコちゃんみたいな早稲女、昔同僚でいたなあ。
その子は法学部出身で彼氏が司法試験浪人しててヒモ状態で、数年間彼氏を支えてたけど、彼氏が司法試験の申し込みすらしなかった年にお別れしてたわ。
つまりカナコちゃんと長津田は早稲田あるあるな2人なのかしら?
ダメな彼氏をずっと忘れられないカナコちゃんを応援しながら鑑賞。好みの作品です。
面白かったです
順々に人物がフィーチャーされていくのが、物語もオムニバス風の感じになっていて、面白かったです。
指輪の巡りなど、伏線と回収があるのもよくできていると思いました。
脚本が良く、それをよく映像化されていると思います。
「私にふさわしいホテル」とのコラボ、橋本愛とのんの共演は私の中で盛り上がりました。
この二人のツーショットは微笑ましいです。
ラストは少し意味不明(二人の行く末の波乱を含めていると解釈しますが)ですが、明るくハッピーエンド?で終わって良かったです。
主人公の名前が?
中川大志さんの役名、ナガツカケイシさんを意識してますかね。
矢崎監督、久しぶりの快作じゃないですか。「ストロベリーショートケイクス」は大好きですが、その後余りピンときてませんでしたが、今作は面白かったです。テンポよく、いろいろなキャラを、うまく群像に仕上げてます。女優さんのアップと涙を多用しているとか効果的だと思いました。
あの頃の年齢、誰にでも《あるある》じゃないですか。くっついたり離れたり、学生から社会人になって、周囲との関係も少しづつ変わっていって、でも忘れられない記憶を引っ張ったり。
なんか、元カノ(元カレ)に会いたくなるような気分にさせてくれます。
橋本愛さん可愛かったですね~。健気というか、一本通ってるというか、中村蒼さんとのことは年齢ですよ。気が置けないは理解できます。中川大志さんみたいなチョイ悪男はあの頃ならモテます。2人とも携帯番号を残しているあたり、正にあるあるじゃないですか。臼田あさ美の役、わたしは男ですが1番感情移入してしまいました。頑張れと言いたいです。中村蒼さんは損するタイプです。何処かで押し倒す勇気が必要でした。山田杏奈さんとの池のシーン、好きです。
なんだかんだ、人間は成長するんですね。みんな自分の道を進んでいきます。楽しめた作品でした。
あんなヤリサーあるんですかね。何気にあまちゃん復活でした。中村蒼さんの家に行く途中の墓地は「ストロベリーショートケイクス」で中村優子さんの帰路でも使ってませんかね?ホタルイカどこですか。
あの10年を経験した年齢の方々に、おすすめしたいです。
演技の中身が変わらないのでは時間の経過に説得力がない
私としては、期待ハズレでした。
それほど面白くないエピソードが続いて、冗漫な物語になってしまっている気がします。
贔屓にしていた中川大志さんだけれど、この映画では少し幻滅。
橋本愛さんも良くなかった。それほど期待はしていないけれど、演技がこれでは少しがっかりです。
大学入学からの10年間を描いているのに、衣装とメイクで歳をとらせても演技の中身が変わらないのでは、映画の中の時間の経過に説得力がありません。
別れても好きな人
2025年映画館鑑賞30作品目
3月30日(日)シネマ・リオーネ古川
通常料金1900円
原作は『伊藤くん A to E』『私にふさわしいホテル』の柚木麻子
監督は『ストロベリーショートケイクス』『無伴奏』『さくら』の矢崎仁司
脚本は『無伴奏』『さくら』の朝西真砂
脚本は他に『無伴奏』の武田知愛
キャッチコピーは「この男は、バカだ。でもずっと好きな私は、もっとバカだ。」
粗筋
大学生になったばかりの早乙女カナコ
賑やかな各サークルの勧誘
なんやかんやで演劇サークル『チャリングクロス』に所属する大学の先輩で脚本家志望の長津田啓士と付き合うことになった
大学卒業の約束を守らないなど長津田の振る舞いに堪忍袋の緒を切れたカナコは別れることを決心したのだが
自分に置き換えて「あるある」とか「ありえない」と論じることはできない
なぜならそういうことはできない性分だから
しかも野暮天ときてる
だがそんな自分でもラブコメディーとして楽しめた
早乙女カナコは別れた後も長津田啓士が好きで
三行半を突きつけられた長津田啓士も早乙女カナコが好きで
本田麻衣子は長津田啓士が好きだけど早乙女カナコの代わりにはなれなくて
吉沢洋一は早乙女カナコが好きだけどワイルドな長津田啓士に勝てず
吉沢洋一の元カノ慶野亜依子はけっこん願望が強く縒りを戻したいようだが覆水盆に返らず
あの歳の女性で結婚する予定がダメになるって結構きついはず
世の中というものは心身ともに逞しい人物だけで構成されているわけではなく鬱になる人もいるかもしれない
こうしてみると橋本愛のスタイルが良い
かっこいい
チェックのシャツにジーンズというステレオタイプなオタクっぽいコーディネートも彼女だとサマになる
165センチらしいがもっと大きく見える
背中とか細身なのになぜか広く見える
川島芳子とか男装の麗人が似合いそう
その点でいうと山田杏奈や臼田あさ美などとは好対照といえる
まかり間違って男に生まれていたら抱かれたい男No.1のイケメンになりそうな風格
脚本が書けないからスランプだとぼやく長津田
「打率3割が当たり前のバッターが2割5分で終えたシーズンがあるとしたらそれはスランプだが打率2割5分が当たり前の選手が1割台で終えたとしてもそれはスランプではない」
というニュアンスの発言をノムさんが自書で記していた記憶があるがそれを思い出した
やはり『私にふさわしいホテル』でもそうだが能年玲奈と橋本愛のツーショットを見ると顔は自然と綻び嬉しい感情が込み上げてくる
なぜかチョイ役でよく見かける吉岡睦夫
どうやら脚本の最終改稿で登場したキャラらしい
カナコが亜依子にプレゼントした京都の出版社が発行している手帳は守衛さんへのクリスマスプレゼントに
大谷翔平を彷彿させる5年先10年先の計画は卒業か
チャリングクロス
ロンドンの中にある地名である
だからチャネリングファックで有名な代々木忠監督とは関係ない
ジャスティスというサークル
早稲田大学のイベントサークル「スーパーフリー」を彷彿させてしまう
いかにもチャラチャラした感じがして如何わしいムードが漂い怖かった
明治には親しみを感じるが早稲田とか慶應とかお高くとまった感じで生理的に好きになれない
小悪魔だとかしたたかというがあの程度でそうなら大馬鹿を除いたほとんどの女はしたたかで小悪魔ってことになる
お弁当を作っている麻衣子の隣に登場した若い男はパンイチだった
セフレかと思いきや弟だった
姉と弟だから成立するのかもしれない
兄と妹なら駄目だろう
それにしても小学生じゃないんだから姉の前でパンイチはないだろう
スピードが違う
ベクトルが違う
好き
ゴールが見えない
話の落とし所が見えない
逃げるカナコ
追いかける長津田
ジェットコースター
衝突するカナコと長津田
終わり
えっ!?
エンドロールは端役まで登場場面の顔写真つき名前付きで紹介する親切ぶりは好感が持てる
どの映画もこのくらいやってほしいものだ
配役
「早瀬大学」の学生の早乙女カナコに橋本愛
演劇サークル「チャリングクロス」の演出家兼演者で脚本家希望の長津田啓士に中川大志
「インカレサークル」に所属する「日向女子大」の学生の本田麻衣子に山田杏奈
麻衣子の弟の本田一成に西山巳喜多
麻衣子の友人でK大の怪しげなサークル「ジャスティス」所属の相沢美奈子に久保田紗友
「ジャスティス」のメンバーの鬼怒川に姫子松柾
カナコの内定先「永和出版」の社員の吉沢洋一に中村蒼
研修中のカナコの教育係に任命された営業部の慶野亜依子に臼田あさ美
出版社の守衛に吉岡睦雄
出版社の営業部長の澤木に草野康太
亜依子の親友で新婦の明美に紀那きりこ
明美の新郎に当来庵
亜依子の親友の聡美に川瀬絵梨
亜依子の親友の駒子に篠崎しの
カナコの親友でルームメイトの立石三千子に根矢涼香
三千子の元カレの篤志に松田真織
「チャリングクロス」の役者で法学部の杉野雄二に平井亜門
「チャリングクロス」の仲間の町田蓮に石田泰誠
「チャリングクロス」の仲間の溝口鼎に中村莉久
「チャリングクロス」の仲間の山中早に大串有希
売れっ子作家の有森樹季にのん
サンタのコスプレ店員に二宮絵梨香
トナカイのコスプレ店員に嶋村連太郎
居酒屋の店員に野津克哉
赤ちゃんに紫恩
都の西北に棲む男女でなければ成立しない?
原作が『早稲女、女、男』(柚木麻子著)。何年もグダグダ卒業せずに演劇サークルを率いている、という設定のカレ。映画では、どこかも分からない大学の設定だが、ココは思いっきり『早稲田』であるべきだった。でないと、長津田のキャラクターが、単にFランの怠け者クズになってしまう。原作通りに早稲田であれば、こういう大器晩成の、生活破綻型の天才が、熟成を待っている、という環境に納得ができるだろう。さらに、自意識過剰な地方女子高出身のワセジョを幾人か知っているが、まさに本作の早乙女のような早稲田ならではの女子大生だった。とはいえ、原作者の柚木麻子は立教OGなんだな。
思い切り『慶應義塾』のカーストを残酷に描いた「あのこは貴族」(2021年 岨手由貴子監督)は、そのヒエラルキー描写の見事さで、腑に落ちた。それは舞台が慶應である前提が故だからだ。本作では、どこに忖度したか、許可が下りなかったか、プロデュースの力不足か、大隈講堂をバックにした映画になり切れなかったところが、中途半端な普通のこじらせ恋愛ドラマに成り下がった理由だろう。
腑に落ちないことだらけ
仕事を選びながら着実にキャリアを積み上げていると思っていた橋本愛主演。
他にもなかなか良いキャストが出ているので見てみた。
全体的にスッキリしない。
登場人物に感情移入できない。
新入生の彼女があのキザでダサくて古臭い手口のダンス一発でなぜ恋に落ちるのか?
そして二股かけられてもなぜあんなにも達観していられるのか?
先輩がそこまで魅力的に見えない。
臼田あさ美も元彼を引きずりまくって往生際が悪い人たちの天丼状態。
物語の進行もタルくて退屈。
昔のフランス映画みたいな変なスキャットの入った劇伴の音楽も陳腐。
なにこのセンス?昭和かよ?
と思ったら監督は結構な妙齢な方。
衣装もなんか役者のサイズに合ってないし、安っぽくてダサかった。
そして恋愛ものの邦画あるあるだけど、ラスト近くに物語がいったん落ち着いたところで
「〇年後」
というテロップ一発で時間を飛ばしてそれでも二人の心は色褪せてなかったみたいな安い演出。
月日が経っているはずなのに髪型も化粧も衣装の感じも一緒。
予算と撮影スケジュールがないからこそ、そこはディテールにこだわるべき。
他にもインターン学生に手を出したにも関わらず常識人みたいに描かれている職場の先輩もなんか変な奴。
山田杏奈が演じた後輩だけちゃんとしてる人だった。
WOWOWとかでやってるのを1回見てすぐ消去しちゃうタイプの映画。
求めているものとはちょっと違った……
『私にふさわしいホテル』をとても楽しめたので、その関連作ということで拝見しました。
が、ちょっと期待外れでしたかね。橋本愛さんと中川大志さんの腐れ縁モノ、ということでもう少しロングスパンの話を描くのかな、と思ったら、物語の大半は大学時代の話。二人が悪かったわけじゃないが、もっと若いキャストでやるべき話のような。
長津田とカナコの馴れ初めもあっさりして、二人が熱愛していたころの描写も少ないため、その後に気持ちを引きずるカナコにあまり共感できませんでした。長津田くんがあの年代の女性にもてるのは理解できますけどね。
どちらかといえば、カナコと麻衣子、カナコと亜依子といった女性同士関係の方がよく描けているため、長津田に加え、洋一との関係も消化不良気味。
クロスオーバーとはいえ、有森樹李とのカナコの関係性もそこまで描けておらず、カナコのバイト先を「私に~」の書店にしちゃって、久々の対面みたいにした方がよかったのでは?
最大の不満はチャリングクロスの描写。飲んでばかりいて、演劇サークルとして、演劇している感じがまったくないところですかね。あれでは例のプールでバカ騒ぎしているテニスサークルともやってることはあまり変わらんような。
忘れられないや嫌なことを言ってしまうって若い頃ありましたね。舞台設...
学生時代を思い出す‥‥
飾り気ないのに美しい早乙女カナコ、指輪もバイクのローンも彼女に支払わせちゃう、ダメダメ男の長津田、大学デビューでメイクもファッションを頑張っちゃう麻衣子(山田杏奈ちゃん、可愛いー🩷)、なんか学生時代にいたよねーー、って感じのキャラ設定でした。
特に長津田、こうゆう人いたなぁー。留年続けて、長瀬智也ばりの長髪で、ヤマハSRに乗ってる、先輩!異様にモテるんだよなぁーー。
6年後からのくだりは、ちょっと長かったかなーー。90分くらいの映画にまとまりそうと思った。
「私にふさわしいホテル」の有森先生の登場は嬉しかったけど、普通の大人?に成長していたのが、少し残念💦
迷惑男と真面目な仲間達?追記有り
原作未読
ようやく鑑賞
ちょっと油断すると上映回数が減っていて🙄
この作品橋本愛さんをはじめとして主要キャストは好きな俳優さんばかりで観ると決めていました
カナコvs各登場人物の1対1の会話がどの場面もいい感じでゆったりのんびり楽しめましたし飽きなかったです
あのサークル以外はいい人ばかりなんですがその中の1人のクズ男?(長津田さん)に皆んなが直接、間接的に振りまわされるお話し?ですかね
(個人的妄想によるラストの改変🙇♂️)
ラスト10分をカットして6年振りの電話が繋がった時のカナコのリアクションで終わりにしたらどうでしょう
鮫島賞ネタはエンドロールの後に2人がパソコンを見ているカットを入れるとか
(オマケ)
有森樹李先生はあいかわらず、身近なネタ(新作はカナコさんとその仲間達がモデル)で書いているようですが直林賞は受賞されたのでしょうか?🙇♂️
⇨劇中ポスターに直林賞作家と記載(追記)
このメンツが集まったらそりゃ観ますよw その点でまず最高w 基本み...
有森樹李の場合は
スピードやベクトルが違うから
共感はできないが、どっかにいそうな人たちの話。
冒頭から長津田は、ずっとモテてきたんだろうなぁ、と。
別れてるのに家で待ち伏せしてたり、最後の電話なんかも、相手が自分を好きなの確信してるヤツの行動だ。
まぁそれに惚れるのは構わないし、ダメ人間から離れられない人もいるからそこも気にならない。
しかし「ズキンとするうちは…」とか言ってた真面目なカナコも、彼氏いるのに自分から長津田を家に泊める。
同じタイミングで吉沢も亜依子を泊め、おデコとはいえキスまでするが、それは優しさとは言えませんよ。
内定段階の相手に告白する時点で大概ですが…
大学デビュー感がリアルな麻衣子は、長津田や美奈子にキレるまでは非常によかった。
ただ結局また恋愛脳に戻った上に2ヶ月で破局して、最後はワンオペ育児って、もうよく分からん。
亜依子だけは、カナコへの複雑な愛憎含めて理解できた。
要するに性格や収入といったカタログスペックではなく相性が大事という話でしょうか。
残念ながら自分と相性のよさそうなキャラはいなかった。
演技は主演2人もよかったが、『正体』に続いて恋する乙女な山田杏奈が抜群。
他キャストも隙がなく、平井亜門はもっと見たかったし、吉岡睦雄の使い方は贅沢。
9年前の写真をずっと残してるカナコは長津田好き過ぎ。
長津田が就職もしてて賞も取ったならハッピーエンドなのだけど、応援したくなる感じでもなかったなぁ。
ファーストカットが桜の作品は多いが、窓に映ったものは初めてで、これは面白かった。
試みとしてはよいけど、橋本愛がカリスマ書店員と別人ならクロスオーバーは不要かも。
三千子は家にいなさ過ぎで、女性の名前が全部『〜子』。笑
カナコの指輪が、右薬指→左中指→右薬指と変わっていたのはどういう意味?
染み染みもう一回観たくなる作品
『35年目のラブレター』『知らないかのじょ』、そしてこの映画という恋愛鑑賞3連夜。
すべてがそれぞれの2人の愛のカタチ、それぞれが染みわたる。
さてこの映画、人気作家 柚木麻子さんの小説『早稲女、女、男』の原作では 早稲⽥⼤学、⽇本⼥⼦⼤学、⽴教⼤学、学習院⼤学、⻘⼭学院⼤学の⼥性と、慶應義塾⼤学卒の⼥性を描いているらしい。
今では遠く淡く甘い想い出の大学生活、いいなぁと。
ダメ男だけど一緒にいると明るく楽しく心から笑えるワイルド系イケメンと優しく思いやりがあってまっとうなエリート、でも生真面目なイケメン。
どちらに預けるのか『スピードが違う人』『ベクトルが違う人』とっても深い。
染み染みもう一回観たくなる作品。
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