朝の火

劇場公開日:

朝の火

解説・あらすじ

平成と令和の狭間で現代社会から取り残された人々が狂気を共鳴させていく姿を描いたドラマ。

平成が終わり、官房長官が新元号「令和」を発表していた頃。ごみ処理施設で働く次郎は、穴を掘り宝探しをすることを日課にしていた。そんな彼の姿を、同僚の祐一は無気力に眺めていた。ある日2人は、年老いた女性とその娘ユキコが暮らす団地の部屋へ、粗大ゴミを回収しに訪れる。孤独を抱えた者たちは、それぞれ胸のうちに秘めていた狂気を共鳴させていき……。

大学在学中に制作した「残光」がイメージフォーラム・フェスティバル2014のジャパン・トゥモロウ部門、続く「ひこうせんより」が第4回なら国際映画祭のNARA-WAVE部門に選出されるなど、国内の映画祭で注目を集めてきた広田智大監督が長編初メガホンをとり、実際に平成最後の時期にあたる2019年3月の撮影から5年の歳月をかけて完成させた。「王国(あるいはその家について)」の笠島智がユキコ、学生時代から広田監督作に出演してきた山本圭将と福本剛士が祐一と次郎をそれぞれ演じた。

2024年製作/82分/日本
配給:マイナーリーグ、boid
劇場公開日:2025年4月26日

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(C)2024「朝の火」

映画レビュー

1.5手遅れ

2025年4月27日
Androidアプリから投稿

悲しい

単純

難しい

2019年、栃木あたりのごみ処理施設で働く男たちや、周辺人物たちがズレて行く話。

痴呆?と思わせる婆さんから始まって、今度は駐車場で…そしてごみ処理施設で働く2人の鬱屈とした感じをみせて行く。

水槽のいたずらに、人を扱き下ろしていい気になるクソ男、情緒不安定?なバス運転手等々を見せていき、なんだか何もないけれど少しずつズレて行くような…。

1人はそこそこだったけれど、どうした?大丈夫?壊れた?と心配して終わり程度のズレた人たちをみせて行く話し…と思ったら最初から?

メタルメンタルな自分には、頭ではまあなんとなくわかるようなわからないような…ただ、同様に追い込まれた様な環境にある人にはハマるのかな…という感じ。

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Bacchus

3.5往年の文学座アトリエ公演を思い出した。

2025年4月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

若い監督は知っているのかな?ベケットの不条理劇からインスパイアされて、和風の『言葉=代名詞』で構築した異世界なる、別役実の恍惚たる舞台劇を。でも、そんな懐かしき匂いがする。

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t2law