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主演の傳谷英里香さんのファンで、この映画の完成を撮影前の段階からクラウドファンディング等で応援していた者です。
世間的には低予算映画の部類である事や、撮影開始から完成まで約2年を費やしていることからも、公開に至るまでには大変なご苦労があったであろう事がうかがえます。
先ずは、映画が無事に公開された事にお祝い申し上げます。おめでとうございます。
そして何より、大好きな傳谷さんの主演映画が観られた事に感謝しています。
■良かった点
映像がとても綺麗で、特に屋内での照明の当たり方や屋外での夜のシーンの光の当たり方等がオシャレでした。
また、俳優さん達も個性的な方や舞台経験が豊富な方が揃っていた(竹中直人さんまで出演していた)のでコメディ映画としては、しっかり成立している内容になっていると感じました。
王道のコメディというよりは、非現実的でシュールな笑いという感じだったので、
個人的にはあまり好みのジャンルではないのですが、
それでも、竹中直人さん演じる"ブラトップ和尚"と、"内職のレジェンド"達が登場するシーンはあまりのシュールさに笑ってしまいました。
特に、マドモアゼル北川(カトリーヌみよ子さん)が、堂々とセリフを嚙みまくっているシーンは予想外すぎて腹筋崩壊です(笑)
■不満に思った点
他の方のレビューにもありましたが、「フラッシュモブコメディ」と銘打っている割にはフラシュモブの規模が小さかったのが残念でした。予算的な制限やスケジュール等の都合上仕方のない部分はあるのだと思いますが、もっと大人数でダンスシーンもしっかり撮影したほうが映画の画としては迫力があったんじゃないかなと思うので、そこは妥協して欲しくなかった点でした。
そして、綺麗なタイトルとは裏腹にかなりシュールなコメディ映画だと感じた(狭いオフィスにいきなり大人数がいる、登場人物も癖が強め)ので、観る人によっては好みが分かれる内容であろうことが気になりました。自分も個人的にはあまり好きなジャンルの笑いではなかったです。
■総評
良い部分もありましたが、低予算映画であることもあり、手放しで喜べない部分もありましたので、総評は星4とさせていただきました。
普段はこのようなサイトに感想を書く事はしないのですが、
大好きな傳谷さんの主演作品を一人でも多くの人に観て欲しいという思いでレビューを書きました。