「端正なお顔立ち」帰ってきた正直政治家 チュ・サンスク TWDeraさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0端正なお顔立ち

2025年1月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今週(1月10日~)公開の新作に興味が湧かず、新宿武蔵野館で開催中の企画上映ポムミチョッタ! シネマコレクションから「みんな大好き、ラ・ミラン」主演の本作をチョイス。サービスデイ10時15分からの回はそこそこの客入りです。
ちなみに、シリーズ1作目の『正直政治家 チュ・サンスク』は現在アマゾンプライムビデオで配信中。今作の冒頭に軽い振り返りはありますが、「正直政治家(英題は「Honest Candidate」)」と言うタイトルが意味するギミックをすんなりと受け入れるためにも、やはり順番通り観るのがお勧めです。
と言うことで鑑賞後の感想は、前作と通じてアイディアは素晴らしいと思います。また、コメディとしてもバカバカしくて終始笑えます。(劇場も要所要所で笑い声)ただ、ストーリーとしてはやや弱く、また強引さもあるのでノレないとちょっとしんどい部分も。前作は途中でやや飽きを感じましたが、今作はより振り切っていますし、更に思いもよらぬ展開もあって最後まで笑ってノリ切ることができました。また新しいキャラクターも活きており、中でもサンスク(ラ・ミラン)の義妹を演じるパク・ジンジュが絶妙。他のキャラクター達と異なるリズム感と雰囲気で緩急が出て、彼女の一言についつい吹き出しそうになります。そして、今回最大の見所と言って過言ではないパク・ヒチョル秘書室長を演じるキム・ムヨル。前作ではあくまでサンスクの引き立て役という立ち位置でしたが、今作ではまさかの展開からサンスクを悪目立ちさせる立場となり、二人のコンビネーションプレイはもはや漫才。端正なお顔立ちでその悪ノリな演技は反則ですw
とは言え、やはり劇場鑑賞が必至と言う作品ではないかな。。3作目も想像させるエンディングでしたが、パターンは決まっているためあとはインフレさせていくしかないような気もするし、、(このシリーズは)正直配信でも十分な気がします。申し訳ないっス。

TWDera