「毎回同じ既視感があるのはなぜだろう?」顔だけじゃ好きになりません yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
毎回同じ既視感があるのはなぜだろう?
今年77本目(合計1,619本目/今月(2025年3月度)11本目)。
毎年この手の映画はまぁ何本かあるんですが、タイトルや予告編等は違っても毎回同じような展開になるのはまぁ公然の秘密ということで。
…ということで、実質的に他の同趣旨の映画とどう違うの?というと結局のところ「原作が違います」にしかならないし、この手の映画でありがちな展開は全部入っているので(それはパクリとか何とかというのではなく、この手の映画はどうしても程度の差はあれそうなる)、まぁ既視感はありますね。
しいて言えば、この手の映画で時々出てくる「明確な邪魔者」がいない(まったくいないわけではないが、積極的妨害をかけてくるわけではない)点が良かったかな、といったところです。また、扱う事項が「SNSの管理、フォロワー増やし」と、今でいえばツイッター(現X)やYoutuberの収益化に似た論点で、それもまた現在風なのかな…といったところです。
どうしても同じような展開にならない趣旨の映画のタイプではありますが、それもそれでまた良いことだし(この手の映画でいきなりホラーになっても困っちゃう…)、たまには…といったところです。
ツイッターでもインスタグラムでも、何らかSNSをされていると理解の上で有利かな、といったところは多々あります(ただ、IT用語は少な目)。
採点は以下まで考慮しています。
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(減点0.2/心裡留保の第三者対抗要件) ※0.2固定
(身分行為ではない)心裡留保は善意の第三者に対抗できません。
(減点0.2/通謀虚偽表示の解釈関係)
通謀虚偽表示は転得者がいる場合、絶対的構成説を取るのが日本の判例の立場なので、厳密には理解が変になるところがあります。ただ、この点はマニアックな論点だし、この手の映画で「消極的にでも邪魔する相手」がいないとストーリーが単調になりすぎるのは確かなので仕方のない部分もあります。
(減点0.3/事務管理と無権代理)
※ 事務管理単独では0.2、無権代理絡みは0.3固定
事務管理の管理者にあらゆる代理権が与えられているわけではないので、第三者と契約を結んでも本人の追認がない限り、(表見代理を満たさないなら)無権代理にしかなりません(緊急事務管理も同じ)。
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