劇場公開日 2025年2月8日

「【”辛く鬱屈した毎日を、笑いで吹き飛ばせ!”新作落語に拘る2代目と、相方を失った女性漫才師の生き様を描いた作品。】」みんな笑え NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【”辛く鬱屈した毎日を、笑いで吹き飛ばせ!”新作落語に拘る2代目と、相方を失った女性漫才師の生き様を描いた作品。】

2025年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

■50歳の落語家、太紋(野辺富三)は認知症気味の初代(渡辺哲)と二人暮らし。高座に出ても覇気はなく、新作落語に拘るも笑いはない。
 一方、女性漫才師の希子(辻凪子)は、相方がホストに入れ込み、挙句捨てられ一人でステージに立つ。

◆感想

・可なり粗削りであるが、お笑いの世界の厳しさは良く伝わって来た。特に落語家の二代目はキツイだろうなあ、と思う。

<今作を支えているのは、太紋の若き頃の想い人で、今はバーのママを演じた片岡礼子さんの演技と、渡辺哲さんの演技と、辻凪子さんのコミカルな存在と、そして何よりも、ラストで”抜け雀”を気合で演じ切った野辺富三の演技に依るモノであると、敢えて記す次第である。>

<2025年3月9日 刈谷日劇にて鑑賞>

NOBU