「 娘をカルトに奪われた男と、そのカルトから脱退した女とのバディも...」神は銃弾 sugsyuさんの映画レビュー(感想・評価)
娘をカルトに奪われた男と、そのカルトから脱退した女とのバディも...
娘をカルトに奪われた男と、そのカルトから脱退した女とのバディものロードムービー、そして実話が元、という外枠からは想像を絶するヴァイオレンス満載のトンチキ映画である。現代を舞台にランボー×マッドマックス!?みたいなノリで、最終決戦は石切り場で大爆発に大殺戮!警官とはいえ事務方で堅物そうなイケオジが、パンク娘に導かれ、カルト潜入のためとはいえ全身タトゥーまみれになるのはなかなかの性癖…とか脱カルト者の苦悩とか、そういうのリアリティラインもろとも全部吹っ飛ぶやり過ぎ感。色々と盛り込み過ぎて冗長だったり、カルト首領を単なる暴力チンピラに描きたいのか、複雑な背景を入れたいのかはっきりしなかったり、警察周りの陰謀譚は余分だろう、とか言いたいことはたくさんあるが、ラストシーンの余韻ですべて許せる気もしないではない怪作。
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