「イベントの渋滞」ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング あーにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
イベントの渋滞
大好きなM:Iシリーズのファイナル、前作デッドリコニングが今ひとつ没入出来なかったその続きという事で、期待値は50%。
最初から大量に投下された登場人物が次々と、かなりの説明的なセリフ展開。
無理やりねじ込んできたであろう多様性に配慮したキャスト。必然性が無い。
のっぴきならない事態なのは分かるが、大仰な会話のやり取りから緊張感は薄い。
最終章だからなのか、懐かしのキャラの登場・お馴染みの相棒の危機、強引かつ唐突な人物背景の登場など、あまりにもイベントや設定を盛り過ぎて筋を邪魔している。
登場人物3分の1くらいに減らしても十分だろう。
随所でイーサンはとんでもないスタントアクションをこなす。それは素晴らしい。
クライマックスに向かうにしたがい、設定の破綻が気になって集中が途切れてしまう。
M:Iシリーズは一貫して、策略と度胸と愛で敵を克服、観客も騙し騙され、最後はカタルシス…であったのに、
今作はあまりにも杜撰な展開。
世界が核で滅びようとする間際に、なぜ敵のガブリエルは目的を達成していないのに、中途半端に逃げ回ってるのか?
ガブリエルはどうやってA Iをコントロールして覇者になれるのかも意味がわからないし、無理やりご都合主義で終焉を迎える。
でもまぁとにかくトムクルーズは大好きだし、冒頭の日本のファンへのメッセージには熱くなった。
長い間楽しませてくれてありがとう、お疲れ様と言いたい。
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