「M:I = トム・クルーズ = IMF 「不可能を可能にする」男の集大成を見逃すなかれ!」ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング ななやおさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0M:I = トム・クルーズ = IMF 「不可能を可能にする」男の集大成を見逃すなかれ!

2025年6月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

ドキドキ

トム・クルーズという人は、知れば知るほど唯一無二の存在だ。
彼が無謀に思えるアクションをほぼ自身でこなしているのは、今や誰もが知るところ。だがその限度が、毎回“桁違い”にイカれている──そして、回を重ねるごとにさらに増しているのだ。

私は物語重視で、じっくりと人の内面を描くような映画が好みだが、トムの映画は別腹。
彼の挑戦は、もはや“映画”という枠を超えた彼自身の生き様であり、信念であり、挑戦そのもの。

「そこに山があるから登るのだ」とエベレストに挑む登山家。
「いつか成功できる」と信じ、転んでも立ち上がるSASUKEの挑戦者たち──。
トム・クルーズを観ていると、そんな魂の炎を感じずにいられない。

そしてふと思う。
私たちは、本当にそこまでの無謀さをトムに要求しているだろうか?
デジタル技術が進化した今、CGで済ませられるシーンを、何ヶ月もの準備期間を経てまで“自分で”やる意味とは何なのか。

それこそが、この映画の“肝”なのだ。

だからこそ、
M:I = トム・クルーズ = IMF
この方程式が成り立つのだと思う。

主役は“アクション”。ストーリーはあくまで2番手。
でも、それでいい。いや、それがいい。

観終えた後の率直な感想は──

言葉にならない感謝と、畏敬の念。

1962年生まれ、還暦を超えてなお挑み続けるトム・クルーズ。
俳優でありながら、もはやプロアスリート。完璧を追求し、自らの限界を更新し続けるその姿は、まさに「神々しい」という言葉がふさわしい。

全編、全力で「走る・飛ぶ・登る・落ちる」!
「さすがにもうネタ切れでは…?」と思わせてからの、“まだその手があったか!”の連発。

アクションの迫力だけでなく、今回はストーリーもしっかりとシリーズの伏線を回収しており、「ファイナル」と呼ぶにふさわしい完成度だった。

監督・脚本を務めたクリストファー・マッカリーとのコンビネーションも抜群。
5作目以降、作品としての“成熟”をひしひしと感じさせてくれる。

最後に一言だけ。

トム様の汗ひとしずくを瓶に詰めて、家宝にしたい──。

本気でそう思わせる一本でした。

エンドロールの間、思わずシートの上で正座して、心の中で手を合わせたくなりました。
「トム様、同じ時代に生きてくれてありがとう」

今年、映画館で観るべきNo.1作品です。
できればぜひ、Dolby CinemaやSCREEN Xといった極上の環境で!

「映画は配信で十分」と思っているあなたにこそ、ぜひ映画館で体験してほしい。

不可能を可能にする男の集大成。
ぜひ、見届けてください。

ななやお
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