「ヴォルデモート的なエンティティの"それ"」ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング HAL9900さんの映画レビュー(感想・評価)
ヴォルデモート的なエンティティの"それ"
前作がとても面白かったので待ち遠しくて初日に鑑賞しました。
前作はストーリーの流れが整理されていて分かりやすかったが、今回は少々ある表現に気になる点があって、いちいち「ん?」となっていました。
それは戸田奈津子さんの翻訳。
(前作も同じだったかもしれませんが)敵のAIであるエンティティが終始「それ」と訳されており、何故にそのような遠回しな表現をするのだろう?と気になって仕方なかった。
ハリーポッターのヴォルデモートが「あの人」とか言われていたのと同じ感じですが、ハリポタはそう表現される必然性が感じられましたが、本作の場合、「それ」という字幕が出て来るたびにいちいち違和感を感じました。
セリフ(原語)ではちゃんと"エンティティ"と言っていたのだから翻訳も「エンティティ」でよかったのでは?
戸田さんの翻訳騒動と言えば、かつて「ロード・オブ・ザ・リング」でアラゴルンのことを"韋駄天"と表現して原作ファンから失笑を買われたと記憶している。戸田さんは何かとスタンドプレイに走りがちでしょうか・・・・w
まぁ、今作のラスボスは人間ではなく、AIということであえて"それ"と表現されたと思うと分からなくはないが・・・
肝心なストーリーは八方塞がりな展開が続く中、毎回突破口が開かれて最後はイーサンが世界を救うという流れは、なんとなくご都合主義的なイメージを受けなくもないけど、トム・クルーズの老体に鞭打ち風圧で顔のシワが波打つほどの演技に、もうほんとエンターテイメントへの情熱を感じずにはいられず結局は感服したわけであります。
最後のチェイスはブルーバックでの撮影やCGを巧みに使っているのだろうけどやけにリアルな迫力がありIMAXで観て正解な作品だと実感しました。
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