「物語とは何か。。。」ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング TetsuBuddyさんの映画レビュー(感想・評価)
物語とは何か。。。
前作からの続編ということもあって楽しみにしておりました。
アクションに次ぐアクション。ノンストップでアクションが続きます。
まるで80~90年代のスタローンやシュワちゃんの映画、もしくは爆発大好きマイケル・ベイの映画のように。おかげですっかり馬鹿になり切ってなーんも考えずにトム・クルーズと一緒に目先のことだけ追っていたらほぼ3時間があっという間に終わりました。
惜しむらくは、、、
1:物語がスッカスカのスカちゃん
2:字幕がとにかくひどい
3:ルーサー。。。( ノД`)シクシク…
でしょうか。特に1と2は本当に酷いですね。
字幕に関して言えば見なきゃいいという選択もあるのでまだしも、物語の内容がスカちゃんで薄っぺらいのは本当に残念です。
これまでのMIシリーズは少なからずイーサンやイーサンの仲間の人間としての苦悩を描いてきていたのですが、今回はそれがほとんどと言っていいほどない。これまでの過去作から積み重なってきた歴史の振り返りと集大成のための、問題解決に集中し過ぎていて、物語として何を訴えたいのかがまったく見えてこない薄っぺらさ。結果としてルーサーがあっさりとその薄っぺらさの犠牲になってしまい、序盤で退場です。。。前作でレベッカ・ファーガソンを退場させた時から嫌な予感はしていたんですよ。あの時も観客置き去りで退場させちゃったとしか思えなかったし。問題解決とガブリエルへの観客の怒りを煽る進行の為だけにあっさりルーサーを頃しちゃうのは悪手だったと思いますよ。それでいてラストシーンではエスキモーのおばさんとその旦那のCIAのおじさんは、オリンピック記録張りの超ダッシュで核爆発から生き残ってるし。もう物語が破綻しているとしか思えなかったです。
そして字幕。。。The entityが「それ」って。。。。Entityという言葉は日常使いでもビジネスでも日本人からすると訳しにくい単語の一つであることは間違いありませんがだからって「それ」はないでしょ。。。字数制限があるにせよ「エンティティ」でいいじゃんと思ったのは私だけでしょうか?鬱陶しくなって途中で字幕を追うのを止めました。そんな難しい英語は誰もしゃべっていないし。(笑) それにしてもよくこんな頭の悪い字幕を許したなぁ、配給会社も。。。。
ただ、とにかくトム・クルーズ62歳が観客をひきつけて、アクションを続けていくので、その勢いだけで気付いたらほぼ3時間が経っているという。勢いだけで観客を3時間完走させてしまうトム・クルーズの凄さだけは見ごたえがありました。
核爆発じゃなくて解除した雷管の爆発なので小規模なものですね
爆発までの猶予は10秒ぐらいって言ってましたね
深海から浮上といい、たしかにツッコミ所満載の設定でした
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