「俳優トム・クルーズの真骨頂」ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング toshijpさんの映画レビュー(感想・評価)
俳優トム・クルーズの真骨頂
・長かった(169分)
・ジョン・ウィック コンセクエンス(2023年製作/原題:John Wick: Chapter 4)
と全く同じ上映時間
・最終作と謳っていなくても、主演・製作者を兼ねる俳優がこれが最後のつもりで
見せ場を詰め込めるだけ詰めた感じが共通する
・インド映画なら歌って踊る場面が小休止・気分転換になるがトム・クルーズは
歌ったり踊ったりしないので、どれだけ面白くても休憩時間なしに最後まで
突っ走る今作は観ているこちらも疲れる
・上映中にトイレに行く人が普段より多く感じた
・自分もトイレが近い方なので念のため通路側の席で鑑賞。ぎりぎりセーフだった
けれど危なかった
・60代トム・クルーズの全力疾走!
・観客を楽しませるためにできることは何でもやる気力と体力
・アクションを自分自身で演じ切れる体を維持するための節制と鍛錬は常人とは
比較にならないだろう
・トム・クルーズの映画製作に対する情熱・ファンへの熱い想いが伝わってくる。
彼の姿勢には迷わず満点を捧げたい
・前作で明かされていないイーサンの過去・ガブリエルとの因縁が明かされ
その決着も含めた物語になるのだと勝手に思い込んでいたが違った
・自分が理解した限りでは今作で過去として描かれるのは1作目以降(「IMF」の
一員になってから)だけで、「IMF」の一員になる経緯やガブリエルとの因縁に
ついてごく簡単に触れてはいるが具体的な話は出てこなかった
・物語が1作目から最新作までの一連の出来事を纏めて関連付けているのが
興味深い。走馬灯のように映し出される過去作の名場面。今作がいかにも
集大成といった趣。
・1作目で左遷された人(名前は失念)が重要な役で出てきたり前作から登場した
人物が実はジム・フェルプスの息子だったり、シリーズを通して観た人の方が
より楽しめる内容になっていた
・期待値を上げすぎたためか100点満点にならなかったがそれでも並の映画が
束になっても敵わない面白さ・力強さがある
・撮影の規模や連続するアクションはさすが。複数の場所で同時進行する緊迫した
場面など映画としての見せ場がたっぷりある
・パリス役のポム・クレメンティエフがいい味を出していた。主にフランス語で
話すところ、ベンジーが重傷を負い介抱しなければならないならない場面で
「医療行為の経験は?」と聞かれて「私殺し専門だったので・・・」と返す
のが面白かったしアクションも見事だった。
・今後、日本語吹き替え版・IMAX・Dolby Cinema・4Dなど様々な形態で
鑑賞予定。その度にトイレの心配をしなければならない。
・1回目の鑑賞では最後まで緊張感をもって観られたが内容を知ってしまってから
2回目以降を観ても同じく緊張感を保てる自信がない
・潜水場面とプロペラ機のアクションはこの映画の中で特に重要だし力を入れた
場面だと思うが、時間を割きすぎた感もある。編集の工夫などでもう少し
短縮できていたらよかったと思う。上映時間を2時間半程度に纏めてくれたら
「ああ面白かった。お代わりもう一杯!」といった感じでリピートできるのだが
3時間弱あると思うと体調を万全にして覚悟して鑑賞する感じ。
・水圧に耐えながら不安定な潜水艦内部を移動する、あるいは風圧を受けながら
プロペラ機から振り落とされないようにしがみつく、もうそれだけでも
超危険でハラハラさせられるのは間違いない。
・ただし地上でのアクションに比べたら動きの自由度が低い分不利というか、
アクションのスピード感や切れという面で見ると銃撃戦や格闘、カーチェイス
などの定番のアクションに軍配が上がってしまうのが残念
・いずれにせよトム・クルーズが真骨頂を発揮した今作はお勧めの一本だ
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① 2025年5月19日(先行上映)
TOHOシネマズ日比谷 SCREEN1 PREMIUM THEATER
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