「『信じてくれ』を信じた結果、物申す」ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング 礼さんの映画レビュー(感想・評価)
『信じてくれ』を信じた結果、物申す
今作は集大成ということもありストーリーはシリアスに進行していく
要所要所でクスッと笑えるM:Iを求めている体は徐々に拒絶反応を起こしました
また序盤に感じた違和感、それは雑に展開されるストーリー
皆勤賞のルーサーあっけなく死ぬ(お涙頂戴?)
前作のイルサの死にいまだモヤモヤしている自分がいたのですが、これを見たらそんな靄も吹っ飛びます
(ルーサーも吹っ飛びました)
エンティティに見限られた(?)ガブリエル、衝撃的小者化
なんか大物ぶっていましたが急に馬鹿になりました
とりあえずイーサンに全部任せてラスダンで待つ男
相変わらずたいそうなこと口にしますがあの手この手からぶりしてます
この男の最期は笑わせにきたのか?
未来を予言していた男への意趣返し?なら納得です
ここ一番笑えました
あと過去の因縁とか結局どうなったんだ?
(正直どうでもよくなっている)
ディヴィアンやソロモン・レーンの敵としての風格と比べると格落ちにも程があります
『再登場キャラの存在意義』
ダンローの登場には熱く(映画と同調)なりましたが
その他再登場キャラの存在と活躍に疑問符
あの人が大統領に!
あの男の息子!とか「おおっ!」とはなりません
無理やり設定を生やしてないですか?
その設定、活きてましたか?
その程度なら出さなくてよくないですか…?
イルサ、ルーサーと入れ替わりに仲間になった2人、
あまりやることない…とりあえず戦力にはするが…
ドガなんて終盤に自分で自虐している
屈指の人気キャラ、ベンジーの存在もこの湿ったシナリオではどうにも面白くならない
生きていたけどキャラとして死んでしまっていた
こんなボロクソ書いてて悲しくなりますが、
その心を清めたのはやはりトムの体(命)を張ったスタント、アクションシーンでしょう
それでも老いを感じざるを射ませんが、まぁ毎度楽しませてくれるトムには頭が下がります
M:I:2よりは面白かったかな?と、その程度の作品に収まるかどうかの今作
どうしてこうなってしまったのか
前作も今作も観なかったことにして私的にはフォールアウトで集大成にしようと思います
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