「ドキワクの30分→息苦しくなる30分→冷や汗の30分→手に汗握る30分→トイレ我慢の30分」ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
ドキワクの30分→息苦しくなる30分→冷や汗の30分→手に汗握る30分→トイレ我慢の30分
毎回ラストはトイレ我慢してる気がするんですよ。だって、長いって。アクション・エンタメとして、これ以上のモノはないだろうって言うのも、毎度ですけどね!
今回は宿敵とのラストバトルです。白黒決着です。潜水艦に潜り込みます。舞台はベーリング海。からの南アフリカ。大都市アクションから、徐々に僻地アクションに転じてきたMIの集大成ですが、地下洞窟も忘れません。またまた見どころの連続です。
もう、満腹感追求の姿勢もクオリティも、更に磨きが掛かってます。
でもでもでも。
コレって、ほんとに最後?
いや、あれを未だ持ってる時点で、ヤバく無いですか?ロシアとか中国とか狙って来ない?ホワイト・ウィドウとか、今回出てきてませんが、あの人、狙って来そうじゃん。
って事で、To be continued を疑いつつ。と言うか、期待しつつ。
次は体調管理をしっかりとやってから、観戦したいと思います。
楽しかった。
とっても。
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5月19日 ミリヲタ視点で追記します。潜水艦関連です。
■K-219から消えた核弾頭ミサイル
K-219は、米ソ冷戦時代のソ連海軍のミサイル原子力潜水艦。15基の液体燃料ミサイル、34発の核弾頭を装備していたと推測されています。1986年10月3日、バミューダで哨戒任務にあたっていたK-219は、漏水に端を発するミサイル発射塔内の爆発と火災に見舞われ浸水。本国は、艦の修復と哨戒の継続を命ずるも、艦長のブリタノフはこれに反発。乗組員全員を曳航船に避難させます。10月6日、浸水は回復不能なレベルとなり、核兵器を搭載したまま沈没。
1988年、ソ連の海底探査船ケルディッシュは、海底の砂地に正立した状態で沈没しているK-219を発見しますが、ミサイルのサイロのいくつかはこじ開けられ、弾頭とともに消えていました。米海軍は沈没位置を正確に把握していました。誰が持ち去ったのかは言うまでもないかと。
■南シナ海での水中衝突
2021年10月2日、米海軍シーウルフ級攻撃型原潜2番艦コネチカットは、インド太平洋国際水域を潜航して航行中、「未知の水中物体に衝突」し、12名の水兵が負傷しました。一か月後の11月、米当局は「衝突事故の原因は海底山脈」と言う調査結果を発表。中国は、衝突事故の発生した座標、原因の調査結果の公開を求めましたが、アメリカは応じていません。
以下は推測ですが、中国ミサイル潜水艦と米原潜が衝突し、中国潜水艦は沈没。米海軍は、この潜水艦からミサイルを回収して調査している。
■相互確証破壊と第一列島線の意味合い
先制核攻撃を受けても、破壊を免れた核戦力によって、確実に報復できる能力を持っていることを「相互確証破壊」と言います。この体制が整っている二国の間では、論理的には核先制攻撃への抑止力が働きます。本作の中で登場した米海軍原潜にも、もちろん核弾頭ミサイルが搭載されています。潜水艦の位置は相手に気取られない。ゆえに、先制攻撃から逃れられる。相手に報復することができる。よって、潜水艦は相互確証破壊成立の、絶対条件。でした。今は、そんな単純な話じゃないけど、割愛。
アメリカは、原潜に頼る戦略。中国は原潜・陸上移動の二本立て。ですが、核弾頭付きミサイルの射程は、せいぜい8,000km。第一列島線を破って太平洋に出て行かないと、意味がありません。中国を取り囲むのは水深500m以下の大陸棚。フィリピン海溝以外、どこへ逃げても見つかります。フィリピン海溝からでは、米本土にはミサイルは届かない。ゆえに、台湾・尖閣諸島の奪取し列島線を突破する事は、中国の悲願でもある訳です。
■アメリカは中国のSLBMの実力を知ってしまった
数年前まで、中国の潜水艦に装備されている、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)巨浪二型の射程は、8,000~12,000kmと言う幅も持った推測が行われていました。今、8,000kmと考えられています。どうしてかと言うと、結局、現物分解して調べちゃったから。としか。
■イーサン・ハントの潜水艦潜入
セヴァストポリに潜入したイーサンの行てを阻んだのは魚雷。原潜は恐らくヤーセン型。左右に5個づつの魚雷発射管があり、そのうちの一つに潜り込み、そこからの脱出を果たします。まぁ、あの水圧でゲートがこじ開け可能かは、突っ込まないことにしてw
いずれにせよ、水深がどれくらいかは不明ですが、過去において、米海軍は少なくとも2回、同様の作戦を決行し完遂しているものと考えられます。MIを実行した人たちがいる、って事です。
た〜し〜か〜に〜!
中国ロシア狙って来そう(°▽°)
ホワイトウィドウもかなりしつこいはずですしねぇーw
出て来なかったのは続編へのお楽しみ??
ミリヲタ視点からの潜水艦解説読み応えありました!
潜水艦映画は何本か観ていますが、あの圧迫感無理過ぎます。
水深想像出来ません。
こわいこわい(°▽°)
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