「最高の映画シリーズを観させてくれたトムと製作陣に感謝と敬意を」ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング ただのトム好きさんの映画レビュー(感想・評価)
最高の映画シリーズを観させてくれたトムと製作陣に感謝と敬意を
○前置き
・先行上映初日、IMAXに観に行き、オンライン上でグッズは全種買いました
・トム•クルーズ、M:Iシリーズ、スパイ映画の大大大ファンとしてのざっくりとまとめた感想
○良かった点
・最大級のスタント
今作の目玉であるプロペラ機にしがみつく、5の飛行機と6のヘリのスタントを組み合わせような、スタントはシリーズ最高のスリルだった!
このスタントを62歳でこなすトムは、まさに不可能を可能にする男!
・過去作オマージュ
(過去作のシーンを彷彿させる)
1→ダンローとナイフ、キトリッジ、ジム
ダンローとの会話はファンをニヤニヤさせる台詞が多い
2→盗人のヒロイン、ナイフアクション
3→ AIの元となる ラビットフット
4→最後の人混みに紛れ込む終わり方
5→序盤の尋問、潜水シーン
6→ラストの仲間との連携、CIA長官(エリカ)だった人が大統領として再登場
7→今作の前半部分、仲間の犠牲や仲間の元へ駆けつける際のトム走り
全体→5秒後に消滅するメッセージ
テーマ曲:歴代のメロディーを合わせた、集大成らしさを最高に感じるテーマ!
・最もドラマチックな物語
ほぼシリーズ皆勤賞のルーサーが死亡
→最後のメッセージや自分の運命を受け入れて、イーサンの背中を押す様な姿が泣ける!
最後、イーサンが仲間と顔を合わせた後、ルーサーを思い出してるかの様な寂しげな表情にしんみりした!
前作のイルサは、女優の人とのキャラの方向が合わなく、あっさりと死亡して退場してしまったが、ルーサーは物語全体を通して素晴らしい描き方をされていた!
・現実味を感じるAI
世界中の防衛システムに侵入して各国の核を制御する
→スパイ映画らしく核がメインなのと、規模感の演出として、非常に良かった!
・イーサンのチームへの愛情
ルーサーとの最期の会話やグレイスが殺されかけた際、執拗に敵を倒す(彼らしく無いなとは感じたが)などチームを大切に思っている事が良く描かれていた!
・グレイスが頼もしい
前作でお荷物キャラだったグレイスが頼もしいIMFのエージェントととして登場!
○気になった点
・スパイ映画としては、薄い
頭脳プレイやカーアクション等は過去作と比べると薄め。
デジタルデバイスだと、AIの影響を受ける為か、登場するスパイ道具もかなり少ない。
・イーサンの過去についてあやふや
回想シーンに出ていた、あの女性(マリー)は?、なぜガブリエルが?、女性とイーサンの関係性は?など色々疑問に残ってる事が多かった。
特に、幻影?にキスされて蘇生されるシーンでは、いつイーサンの過去が明かされるのだろうと気になったが、結局明かされなかった。
・物語が薄め(二部作に分けてる)
元々一つの作品に収めるはずだった脚本な為、内容で言ったら0.5作品分で薄め。
(元々は、デッドレコニング パート2と言うタイトルだった)
・展開が駆け足
先に撮りたいシーンを挙げて、後で脚本の整合性を合わしている手法かつ、規模が非常に大きい為、駆け足的な展開になっている。
(5とかもそうだったらしいが、スパイ映画として最高だった為、惜しさを感じる)
・ルーサー有能すぎ
世界を制御するAIを破壊する毒薬や理論上可能なだけの五次元光学データフィルム?を恐らく一人で、最先端でも無い環境で作り上げたルーサーは一体何者?(ト○ー・スターク?)
・イーサンの弱体化
全世界の命運を握ってるのに、麻酔銃で寝かせられたり、海に飛び込んで死にかけたり、取っ組み合いで押されるなどやはり、過去作と比べる歳を感じてしまう。
(5では、格闘、運転、頭脳戦等、全盛期だったと考えれる)
(ジェームズ・○ンドなんかは、毎作捕まるのが定番と化しているけど)
しかし、プロペラ機にしがみつくシーンや尋問から抜け出すシーンは最高にかっこよかった!
・ガブリエルが悪役としての魅力が薄い
過去作では、全く容赦のない3、徹底的で常に行動を先読みしてくる5、超大物俳優の6とこれまでは、魅力的で印象な悪役が多かったが、今作はAIがメインな事もあり、ガブリエルは、なんか因縁のあるリアクション面白おじさんにしか見えなかった。
・どんでん返し的な展開はない、目的は最初から変わらない
→5の様などんでん返しは無い
→潜水艦からデータを取り、南アフリカへ持っていく
・各シークエンスが長い
大まかに
ロンドンパート
潜水パート
洞窟(プロペラ機)パート
の3つでスパイ映画としては、場面ごと色んな場所を巡り回る様な感じでは無い、ほんの少し間延びを感じる
○感想
・トムや制作陣の作り出した、圧倒的な映像体験は素晴らしい!
・トムの大大大ファンとしては、彼の活躍と情熱の"集大成"を観れて、非常に満足
しかし、シリーズやスパイ映画のファンとしては、気になる点が多く挙がり、惜しさを感じる。
・シリーズ最終作な事もあって、エンドロールや劇場から帰る際に寂しさを感じた。
・これからのシリーズの行く末
トムとマッカリー監督はこれからも製作を続けたい言っており、ファンとしては非常に嬉しい!
(トムはハリソンの影響で、80歳までやりたいらしい)
しかし、トムの加齢や世代交代、制作費の高騰(約4億ドル)、トランプ関税など大きな課題がある。
だが、彼らの情熱を込めた最高の映画シリーズは、これからの世代にも愛され、ドラマ版から映画版へフランチャイズが受け継がれた様に、これからも末長く続いて欲しい!
○最後に、君(トム)への愛情は永遠だ 兄弟
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