劇場公開日 2025年4月25日

異端者の家のレビュー・感想・評価

全155件中、81~100件目を表示

3.0タイトルなし

2025年4月27日
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鑑賞方法:映画館

決して見たいと思った映画でもなかったし、a24はやはり要注意。好きではない。

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えみり

2.5宣教師さんもマグナムサイズに興味あるんですね

2025年4月27日
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鑑賞方法:映画館

ほぼ3人の演技と会話だけで111分間緊張感を持たせてくれるので、サスペンスとしては一流作品だと思うのですが、私には、あまりに宗教色が強すぎました。

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aki007

3.5異端者の家

2025年4月27日
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鑑賞方法:映画館

モルモン教は厳しい、程度しか知らず、宗教には詳しくありません。
ですが、概ねはセリフで教えてくれるので、大丈夫でした。
伏線も回収出来て、「あっ。」と驚く所も有って、良く出来ていた印象です。
A24お得意の、胸糞悪くなるスリラーでした。

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映画館難民

4.0ちゃんと、エンタメ

2025年4月27日
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まったく予備知識なく観賞。

布教のために訪れた老人の家に閉じ込められた若いシスターの2人を描くサスペンスホラー。

警戒しつつも通された部屋で始まる、宗教論じみた問答。宗教が絡んでくると途端に話が飲み込みにくくなるのは洋画あるあるなんだけど、この問答は中身があるようでないようで。
でも部分的にはちょっと興味深かったり。
このやり取りが正直ちょっと長いので途中げんなりする感じもあるけど、私は面白い話だった。ただ結局お話の本筋とはそんなに関係なく観ることもできるので一生懸命付いていこうとしなくて大丈夫。

展開される物語も、我々観客が目を見張るような新味のあるものでは決してないし、「ん?アレは何か意味あったの?」みたいなパーツも多いんだけど、少しずつ、少しずつ、こちらの予想をずらしてくる感じが楽しかった。
モルモン教についてはちょっと知っておくともっと良かったかな。

おそらく、メインの3人がすごく上手いからなんだと思う。
ラブコメで有名な名優ヒュー・グラントは言うに及ばず、女性2人、個人的には黒髪のバーンズがすごく良かったな。

私はエンタメとして元を取れるくらいに楽しめた。

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キレンジャー

4.0意思決定を相手に委ね、それでも支配するーー恐怖の前半が秀逸

2025年4月27日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

何となく観に来たが、オープニングクレジットでA24制作と知り、期待が高まった。予告編では無邪気な若い女性が監禁されるホラー映画であることしかわからなかったけれど、実際に観ると、そうでありながら、そうではなかった。

ホラー映画らしい怖さの演出は控えめ。しかし、暴力性を排除し、100%相手の判断を尊重しつつ、いつのまにか相手の主体性を乗っ取る知性的な対話の怖さが際立つ。
自我の未熟な人物に、宗教や思想が入り込んでしまう怖さでもあるし、なんか現代の企業組織でもコーチングや1on1とも相似形でもあると感じた。なんかおかしいなと思いつつ、自分の考えを問われて答えているうちに何か最初思ってたのと違ったところに立ってしまっている、そんな違和感を感じたことがある人なら共感して怖がれる映画ではないか。

主人公の二人は、キリスト教系の宗教が多様に存在するアメリカで、ある宗教団体の勧誘活動をしている。ノルマがあるのかはわからないが、勧誘活動に一生懸命取り組むことが良きことであると内在化されている。
その二人が訪れたのは、一神教について深く研究し、自ら宗教論を組み立てた中年男性の家だった。
村上春樹の「1Q84」ではNHKの集金人の姿で、現代の企業活動の潜在的暴力性が描かれていたけれど、この映画ではそうした暴力性に無自覚な勧誘者が、、逆に思想戦に巻き込まれて報復される流れになっていく。

ヒューグラント演じる最初は凡庸で気のいい中年男性に見える人物が、宗教が持つ共通性や矛盾を、論理的に、かつ冷静に語りながら、二人を精神的に追い込んでいく。
しかし、その語り口は終始暴力的ではなく、オープンクエスチョンを使い、相手の自由意思を尊重しながら進められる。それでも会話が進むごとに、明確な力関係が浮かび上がってくる。知識量や意識レベルの圧倒的な差、そして自己著述的な思考の有無が、じわじわと二人を追い詰めていく。

この前半が圧倒的に面白かった。だが、日本では宗教に関心を持つ人が少ないこともあり、この面白さに気づかない観客も多いかもしれない。
後半では、この前半の構図が具体的なアクションとなって展開される。ホラー映画としての展開ではあるが、むしろ前半の精神的な支配構造の方が、個人的には強く印象に残った。

ヒュー・グラント演じる男の姿は、自分自身を見るようで、嫌悪感も感じてしまった。彼は終始フランクに、オープンに、相手を尊重して会話を進める。しかし、これまで積み上げた経験と考察の量が違うため、たとえ対等に話そうとしても、力関係は自然と浮かび上がってしまう。これは何ハラスメントと言えばいいのだろうか。
いまの自分も、会社でかなり遠慮しながら意見を述べ、フィードバックを一つの提案として差し出しているが、それでも支配的な構造を生み出してしまうことを恐れ、距離を取ろうとすることがある。しかも今の若者は自己成長に貪欲であり、フィードバックをしないこともまたハラスメントになり得る。どうしたらいいのか、本当に難しい。

話がそれたけれど、この作品は知的な暴力とリアルな暴力、両方をバランスよく描き、A24ならではの多重的な引用を織り交ぜた、非常に知的で面白いホラー映画だった。単なるジャンル映画として消費するには、あまりにも惜しい一作だと思う。

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ノンタ

0.5何やこれ。

2025年4月27日
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宗教的な思想や聖書を読みふけってきた人にはピンとくるのかな。
正直あまりにもつまらなくて、退屈でした。菅のなかに居た蜘蛛?虫にはびっくりしましたが、あとは何だか訳わからん。
見ようとか迷ってるそこのスマホでレビューを見てる君へ。1800円払う価値は正直ないかもよ。それでも見たいならどうぞ。あー金を無駄にした。コナン見れば良かった。

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あつぼー

4.0A24 割とはずれなし。 面白かった

2025年4月27日
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鑑賞方法:映画館

興奮

難しい

本当は、今日はアマチュアを観たかった。
でも、もう朝上映がなくなり、遅い時間のみの映画館が多くなってしまった。
映画は午前中に観たいので、本日は
こちらにしたしだい。
ヒュー・グラントさんの悪役や、
A24製作、監督が65シックスティ・ファイブのスコット・ベックさん。
65シックスティ・ファイブは、映画COMでは、点数低いけど、自分的には好みの作品なので、こちらも期待大。

9:00からの上映。
20人程。ちょっと少ない感じ。
映画館なので、声は出さないけど
家だったら、声が出たであろう場面が3度あった。
心霊物のホラーではないけど
けっこう怖かった。
映画COMのキャスト紹介では、ヒュー・グラントさんとシスター役の2人のみ。
2人を探すエルダー役の紹介がない。
どこかで観た人だなぁと思ったら、
インターステラーに出演した人だった。

幕間では、
65シックスティ・ファイブのアダム・ドライバーさんのメガロポリスが予告であった。
こちらも期待大

今日は映画の後は、足立区にある舎人公園でネモフィラを見に行った。
ここは23区内ではなかなか見れない
ネモフィラがとてもきれい公園。

毎年見に行っているが、とてもきれい
河津桜にはさくらんぼの身がなり、こちらも可愛い。
良い休日だった(もちろんランチこみ😁)

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seiyo

3.0思っとった脱出ゲームと違う!

2025年4月27日
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2025年劇場鑑賞130本目。
エンドロール後映像無し。

ポスターと予告の感じから、殺人鬼の家が死の仕掛けで殺しに来る感じだと思っていたのですが、なんか違う・・・。ラブコメプレイボーイクソ野郎の役の印象が強いヒュー・グラントが珍しくちゃんとした悪役(ちゃんとしてない悪役例 ダンジョンズアンドドラゴンズ)をやっているのですが、もうずっとなんかしゃべってんなこいつ!A24の作品、小難しくて自分にはあまり合わないのですが、今作もそうでした。SAWくらい適当でいいんすわ。

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ガゾーサ

4.0宗教とは支配すること

2025年4月27日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

オープニングのメガコンドームの会話から、モルモン教徒とはいえ、最近の若い子はそうなのね、という雰囲気を醸し出しつつ、例のパンツで、やっぱり信仰している感で。
なんか、日本で有名な信徒の女優さんが、めっちゃ不倫してることなども思い出し、信仰がオジサンに試されているのかな、と思ってみていました。

モノポリーのくだりで、宗教戦争というか、土地の奪い合いを比喩しているのかと思わせておいての、宗教とは支配することへ。
キャンドルでブルーベリーパイを焼いていると勘違いするがごとく、復活も奇跡もトリックだと若い女性信者も気づいている。
など奥深さを振り撒きつつ、サイコスリラーの要素もいっぱいあって、どうなっちゃうんだろう、エルダーも殺られちゃうのかしら?というドキドキもあり、あっという間の時間でした。
細かい描写を見つつ、音を聴きつつ、もう一度見たいなぁ。

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su-zu

3.5賢くも愚かな男の理解しがたい変質的な行動

2025年4月27日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

予告であらすじはだいたいわかっていましたが、この家の主人がどういう意図でシスターを監禁したのか、そこにどんなオチが待っているのかが気になって、公開2日目に鑑賞してきました。客入りはまあまあといった感じでした。

ストーリーは、布教のために家々を回ったいた若いシスターのパクストンとバーンズは、森の中の一軒家を訪ね、そこの主人リードの招きに応じて家の中に入り、お茶を飲みながら談笑していたが、徐々に不穏な雰囲気に包まれ、施錠された玄関から帰ることもできず、携帯も繋がらなくなった二人が恐怖に怯える中、この家の秘密とリードの罠が明らかになっていくというもの。

初めは冗談混じりの宗教談議から、徐々に自説を展開するリードによって、二人の美しいシスターがじわじわと追い詰められ、絡め取られていくような展開に引き込まれます。穏やかな笑顔に隠された狡猾さがしだいに露わになる、サイコ感満載のリードが、強かで気持ち悪いです。

そんなリードに対峙する二人の若きシスターが、美しい顔立ちもさることながら、対照的な人物像で描かれている点もいいです。身の危険を感じつつもことを荒立てないように必死で打開策を探り、リードの本性が見えてからは知的に抗い、恐怖に心が折れそうになりながらも耐え続ける姿に、心から応援したくなります。

全体の構成としては、脱出ゲームの様相を呈してはいますが、最も強く感じたのは宗教に対する考え方の相違です。リードが持論を歪んだ形で立証しようとしたことが、本作のタイトルにつながっています。結局、賢くも愚かな男の理解しがたい変質的な行動を描いた作品であると言えそうです。

ただ、これがリードの初犯ではなく、今回もシスターの足取りを簡単にたどれるし、家の精巧な模型まであるので、露見しないことはありえません。賢いリードがそんな危ない橋を渡るのかと、人物像にも矛盾を感じます。と、野暮なツッコミをすると楽しめないので、考えないほうがいいです。

それにしても、宗教の知識も関心ももちあわせていない自分には、リードの言葉がすんなりと入ってきてしまいました。特に、モノポリーの例えはメッチャわかりやすくて、感心してしまいます。人の考えに簡単に取り込まれないように、日頃から自分で情報を集め、自分の頭でしっかり考えるようにしないといけないですね。

主演はヒュー・グラントで、本作の雰囲気を一人で醸し出すような怪演が光ります。シスター役は、ソフィー・サッチャーとクロエ・イーストで、逃げ場のない恐怖の中で協力してもがく姿が印象的です。

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おじゃる

3.0宗教色の強いワンシチュエーションスリラー&サスペンス

2025年4月27日
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前も書いたんですがA24の映画は政治色や宗教色が強めでどうも好きになれないんです。
まあ、でも今回の作品は何となくA24色が薄そうかなと思ってみることにしました。

一言で言えば宗教色の強いワンシチュエーションスリラー&サスペンスと言った感じでしょうか。おそらくかなりの低予算映画。
正直言ってリード氏の目的が何なのか良く分からなかったし、この映画が伝えたいことも良くわからなかった。
ストーリーとしては面白いとは思いませんでしたが、セリフが素晴らしかった。これはなかなか秀逸だと思う。意味が分からなそうでギリギリ分かるまさに絶妙な塩梅。
最初は打ち解けていたのがだんだんと不穏な空気に包まれていくのが良い。
ヒュー・グラントの怪演も相まって2時間は飽きることなく最後まで見れました。
ボブ・ロスは懐かしかったです。

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canghuixing

2.0宗教的背景がわからないと面白さが半減

2025年4月27日
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怖い

知的

難しい

何故R15+作品なのかな?、オープニングのシーンなのかなと思ったら終盤だった。
最近、リバイバル上映でヒュー・グラント主演作品を立て続けに観ているがやはり上手い。
シスター役の2人も知らない女優だったが綺麗だし演技もしっかりしていた。
今作はいかにもA24制作といった感じで万人受けはしないと思う。宗教的要素が入り込んでいるので難しかったかな。

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よう

4.0近年の胡散臭いヒュー・グラントの集大成ですね。レディオヘッドのウン...

2025年4月27日
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近年の胡散臭いヒュー・グラントの集大成ですね。レディオヘッドのウンチクもそうですが渾身のジャー・ジャー・ビンクスのモノマネも若い二人には通じてなさそうなのが最高でした。

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teraox

3.0日本人の方が異端者でゴメンなさい。

2025年4月27日
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怖い

知的

この人、日本人に出会ったら宗教観異端すぎて泣き出すんじゃないかwww

ヒュー・グラントの演技が大変気色悪くて良いですね!狭い密室の中でジリジリする感じが良かった。
この映画一神教の信者さんには色んな意味で恐ろしく感じられるんだろうけど、なんせこちとら異端者過ぎてそういうとこさっぱり響かないんですよね。
ラストの展開面白かったし最後まで飽きずに見られて良かったですが、日本人向けでは無い映画だなぁ。

密室脱出劇としてしか観られなかったので後半は楽しめたけど前半の宗教問答はちょっとダルかったです。あの家かなり細かい設定がありそうなので、もっと家の要素が沢山見たかったです。

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ゆたかちひろ

4.0蘊蓄マンスプレイニングおじさんホラー

2025年4月27日
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蘊蓄マンスプレイニングおじさんホラーという新ジャンル。
宗教もマンスプもミソジニーも「支配」なんだというキッパリとした表明。素晴らしい。
なかなかA24じゃなければこのバランスでは出来なかったのでは、と想像するしヒュー・グラントじゃなければあんなに易々と誘い込まれなかったのでは、とも思う。
シスター役のお二人も見事。

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ぱんちょ

3.0不気味なサイコスリラー

2025年4月27日
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若いシスターが布教のために森の中の一軒家を訪れたことで巻き起こる脱出系サイコスリラー。異端者サイコパスを演じたヒューグラントの演技が本当に不気味で恐ろしさを感じた。
ほぼ3人で展開される会話劇であり、実際に起こり得るようなストーリーも絶妙で引き込まれた。

2025-67

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隣組

3.5あなたは神を信じますか~♪

2025年4月27日
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鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

驚く

教会本部からの指示で
森の中の一軒家を布教に訪れた
二人のシスター、
『バーンズ(ソフィー・サッチャー)』と
『パクストン(クロエ・イースト)』。

迎え入れた『リード(ヒュー・グラント)』は
人当たりの良さそうな初老の男性。

彼には妻もおり、今は家の奥でパイを焼いているとのことで、
心を許したシスターたちは居間に通りソファに腰を下ろす。

そこで『リード』は宗教、
とりわけ彼女たちが信仰する「モルモン教」についての論争を挑んで来る。

ただならぬ気配を感じ逃げ出そうとするが、
玄関のドアは閉ざされ、携帯の電波は届かず、
外への連絡を取ることもできない。

家の奥へと誘い込まれ、
家から出るには
「信心」「不信心」と書かれたドアのどちらかを選ばなければならない、
と『リード』から提示される。

究極の選択を迫られた二人は
片方の扉を開けるのだが、
その先には更なる恐怖が待つ、との{サイコスリラー}。

幾つかのサインは最初から示されている。

『リード』の外見は、
年齢こそ異なるものの、
有名な「シリアルキラー」の『ジェフリー・ダーマー』に酷似。

そして部屋の中に閉じ込められた蝶。
終盤に語られる「胡蝶の夢」との繋がりは明らかも、
〔コレクター(1965年)〕でも象徴的に使われ、
片や蛾だが〔羊たちの沈黙(1991年)〕でも重要なアイテム。

観客は映画の行く末を、かなり最初から予見する。

『ヒュー・グラント』が素晴らしい。

知能は高く用意も周到。
最初は気さくに、
次第に自説を言い募るも激昂することはなく、
しかし不気味さを感じさせる『リード』を
絶妙の空気感で演じる。

登場人物の口を借りてはいるものの、
キリスト教に対しての疑義を
これだけあからさまに提示した作品も珍しい。

「モルモン教」は全世界で一千万以上の信者が居るらしいが、
その教祖や教義に対しては明確に異を唱える。

「旧約聖書」も、
「洪水物語」であれば、
それ以前に成立した「ギルガメシュ叙事詩」に酷似した記述はある。

先行する幾つもの宗教や言い伝えを纏めた書物とのフラットな見方は
しかし「キリスト教福音派」からすれば噴飯ものだろう。
が、現代のアメリカ社会へのアンチテーゼなのは間違いのないところ。

「支配」する側に都合の良いのが「教義」との説は
全ての宗教に対する痛烈な皮肉にも取れる。

もっとも彼の言い分は、
自身の欲望を満たすに構築されたのは結末を観れば明らか。

高説も使い方次第と鼻白む。

二人のシスターの服装は暗示的。

「Black and White」の明確な配色は、
繰り返し問われる、
「信心」「不信心」にも関係しているよう。

{ワンシチュエーション}の後半は
閉ざされた屋内からの{エクソダス}モノに収斂。

緊迫感はあるものの、
先に挙げた理由により、示された真相にさほどの驚きはない。

{ホラー}的な描写は軽く、
謎解きの要素が強く出され終幕に至る。

そうした{サスペンス}的な側面よりも、
披瀝される宗教に対する見識に
どうしても興味が向いてしまう。

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ジュン一

3.5宗教とは・・・何?

2025年4月27日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

若いシスターのパクストンとバーンズは、モルモン教の布教のため森の中の一軒家を訪れた。出てきた優しげな男性リードは妻が在宅だと言い2人を家に招き入れた。シスターたちが布教を始めると、リードは宗教についての持論を展開し始めた。不穏な空気を察した2人は密かに帰ろうとしたが、玄関のドアには鍵がかかっていて開ける事が出来ず、携帯も圏外となっていた。教会から呼び戻されたと嘘をついたが、帰るには家の奥にある2つの扉のどちらかから出るしかないと言われた。実はその家には、恐ろしい仕掛けが有り・・・さてどうなる、という話。

家に入って行った時点で妻が直ぐに出て来ず、おかしいな、と思ったが、あの風雨で妻も居ると言われたらつい入ってしまうだろうとも思った。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教と一神教の経緯から始まったから、宗教論争が展開されるのかと思ってたら、ゲームの名前や歴史だったりで、そのあたりは興味深く観れた。
玄関の鍵のカラクリも面白かったし、家の模型も迷路のようで、なるほどと思わせる作りだった。
ラストはイマイチだったが、宗教とは何だろうと考えさせられた。支配?権力?なのかなぁ。
2人のシスター役のソフィー・サッチャーとクロエ・イーストはどちらも勇敢で賢くて良かった。
ヒュー・グラントが演じた男は不気味で怖かった。地下室での檻の女性たちは2人と同じようなシスターだったのだろうか?

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りあの

3.5まるで舞台劇

2025年4月26日
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怖い

難しい

若いシスターの二人パクストンとバーンズは布教活動で森の中の一軒家に訪問する。訪問先主人リードはシスター達に自身の宗教観を半ば強制的に展開し始める。身の危険を感じたシスター達は脱出を試みるが迷宮のようなからくり屋敷の中に閉じ込められる。密室からの脱出を描いたサイコスリラー。

A24という製作会社は、短編原作っぽい題材を話題作として提供するのが上手い。気がつけば、今年もVODも含め何本も鑑賞している。

ヒュー・グラントが怖い、怖い。男前俳優は、猟奇的な役も合うのだなと感心。長丁場の語りもその表情をずっと観ていられたのは、彼の俳優としての力量の高さだ。
さて、ゲームマスターのリードだが、結構な勘違いおじさんだ。自説の宗教観の長口上には、さすがに温厚なシスター達もこれはヤバいと逃げようとする。
このヤバいおじさんの宗教観うんちくよりも、からくり屋敷の謎解きに放り込まれたシスター達の活躍が見物。リードの長口上を削って、もう少しからくり屋敷の冒険があった方が良かったかもと鑑賞後の感想。

まるで舞台劇を見るような映画で、ヒュー・グランドの怪演に注目です。シスター達の奮闘をご覧ください!

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ihatakaeight

3.0A24だよ全員集合

2025年4月26日
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新宿ピカデリーで鑑賞
空席を除けばほぼ満席でした

ホラーだと思ってたらサイコスリラーでした
もっとおどろおどろしいやつを期待してたのですが、
うーんマイルド

ヒューグラントが上品するぎるのかな?
ヒロインのソフィーサッチャー、
クロエイーストはとっても魅力的でした

ホリーズのあの歌、言われてみれば
確かに似ている⁉︎

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ぼろんてーる2
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