劇場公開日 2025年4月25日

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異端者の家のレビュー・感想・評価

全200件中、41~60件目を表示

4.0ツボを押さえしっかりとした脚本

2025年5月6日
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狂人の家に入ってしまった宗教勧誘の2人。

冒頭から映像が良い感じで、それは最後まで続いた。宗教を象徴とした流布の哲学等、脚本も新鮮味があって面白い。人間描写も落ち着いていて丁寧だった。

若い女性が2人とも綺麗。予想外に面白くて嬉しかった。
脚本兼監督の意地の様なものを感じた。

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石岡将

4.0いやお前が言うんかいッ!!

2025年5月6日
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怖い

興奮

難しい

布教活動の為にある家を訪れた2人の若いシスターだっだが、そこに住むヤバいおじさんに閉じ込められ…この家からの脱出を目指す物語。

…と言っても、想像していた脱出ゲーム的な話では無く、個々人の宗教観を交えたサイコオジサンと対峙するのがメインですね。

まず…初っ端から2人のお下品な会話。。
そうですよね、信仰心があるからと言っても人それぞれだし…これもワタクシの偏見ですよね。

小難しい宗教の歴史話とかも少々絡めてくるので、学の薄いワタクシには追いつけない部分も多々あれど、とにかく降りかかる不気味な災難の連続に背筋は凍るは手に汗握るはでハラハラしっぱなし!

協力し合わなきゃなのに微妙に方針の違う2人の言動にもソワソワさせられます。

数々の伏線や、アレレ?…と思った細かい変化もしっかり回収してくれるし、次々放たれるリード氏の言葉に観ているこちら自身も疑心暗鬼に…うん、こりゃワタクシも支配されかかってますな。

んで、ちょっと気になったのが割と序盤、「玄関が開かなかったので」…って言っちゃったら、出ようとしたことバレちゃわない?…まぁリード氏からすりゃそんな事織り込み済みだろうから特に影響はないか。

そしてそして!メインキャストのお二人、とても眼福でしたねッ!!

"信仰の扉"と"不信仰の扉"…どちらを選ぶことも難しいが、バーンズちゃんとパクストンちゃん、この2人のどちらかなんてもっと選べないよッ!!

…とにかく、終始のめり込まされる不気味でヒリヒリのホラーサスペンスといった感じでとても面白かった。

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MAR

2.5日本人にはピンと来ないサイコスリラー

2025年5月6日
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昔のモルモン教の時代背景で今の時代にミスマッチでしかも日本人には馴染みが無い宗教のサイコスリラーで女性の蘇りトリックでドキッとして心筋虚血の小生の寿命が縮まり踏んだり蹴ったりな一時でした

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禿ですが…何か。

3.0“Mazzy Starは、Bob Dylanの「反復」…”な映画

2025年5月6日
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海外の映画作品には宗教を取り扱ったものが少なからずあり(特にキリスト教圏)、その宗教的・歴史的背景を知らなければ、鑑賞後もなんだか“奥歯に物が詰まった”ような感覚が鑑賞後も残りがちです。この作品もそうでした。しかも、対話形式の信仰に関する問答が結構長い時間費やされ、作品の重要な要素となっていました。一部うなずける部分があるにはありますが、なんだか分かったような分からなかったような気持ち悪い感じが、鑑賞後もずっと残りました。スリラーとして普通に楽しめる部分もあったのですが、海外での高評価に比して、日本ではやや評価が低くなるのは仕方がないですね。

*キリスト教というのは、ユダヤ教の上書き=“反復”だったのですね。そういう風には今まで見ていなかったです。勉強不足でした。

*エンディング曲は、Mazzy Starの“Fade Into You"のイントロが流れてくるのですが、声が違うので誰かのカバーかなと思ったのですが、歌詞も何となく違いました。あとで調べたら、歌詞だけBob Dylanの “Knockin’ on Heaven’s Door” に変更されていたそうです。つまり、これも“反復”ということだったのでしょうね笑
ちなみに歌っているのは、シスター・バーンズを演じていたソフィー・サッチャーでした。
(2025年5月現在、Amazonなどの配信で聞くことが出来ます)

*全然関係ない話ですが、昔、飛行機で隣り合わせになったことがある人が、日本での2年の布教活動を終えてカナダへ帰国するという若い男性でした(日本語が多少話せる方でした)。活動の見返りとして本国で大学へ進学させてもらえるとのことでした(学費がいくらか出るみたいでした)。日本で好きな娘が出来たが、「さよなら」しないといけなくなったと、少し涙ぐんで話してくれました。あの例の“布教活動”は事務的で冷たく、非日常的な感じですが、私生活は平凡で妙に人間臭い面もあるんだなぁと思ったことを思い出しました。

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stoneage

3.0ヒューさんの演技

2025年5月6日
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鑑賞方法:映画館

知的

なんかお話としてはどっち付かずって感じ。
はっきりホラーか宗教的哲学的お話か…。
幻想なのかサイコパスなのか…。
ヒューさんと彼女ら3人の演技はとても良く
そこは堪能できたんだけど、途中睡魔に襲われた!

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けはえ

4.0帰りの終電の地下鉄で

2025年5月6日
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鑑賞方法:映画館

酔っ払いのイキり陰キャオタクがふたり
大声でポケポケのアルセウスの話してて
「お前は神を背負えるのか?」とか御託並べてるけど
日本の神様って本当にカジュアルで素敵よね。

過去も現在も世界の混乱は大抵は三大宗教と
そのバリエーションによって引き起こされてるし
(まあ自由主義経済が現在の最大の宗教だとしてもさ)
何かを信じさせることで人々を戦いに導いてきたから
結論を聞く限りこの話はその縮図でしかないんだよな。

オリジナルがユダヤ教で
あとは模倣とアレンジでしかないって言われて
それぞれの宗教を信じる人はどう思ったんだろ?
特にモルモン教徒とレディオヘッド教徒は
かなり複雑な心境になったと思うけど
いまいちピンとこない日本に生まれて良かったね。

でも日本には「無関心」と「意地悪」と「陰口」っていう
とてつもない宗教があるからなあ。
お天道様が見てても悪いことするようになってしまったし。

パパ活や風俗がすごいのも倫理観が宗教に根ざしてないから?
と思ってGrokに聞いたら全世界的な現象だったごめん。

そう考えるとシスター・バーンズの改宗させる手段は…?
ビショップとの関係は?とか邪推したりしちゃう。
なんだか所々に性的な話出てくるしね。

あとストーリーの核に荘子の逸話しか持ってこれないのは
西洋文明の持つ閉鎖性を如実に物語ってるわね(私見)。
まあ共通のナラティブはそれぞれの聖典しかないものね。

主演の2人は本当に可愛くて素敵。

ヒュー・グラントはすごい良いんだけど
狂気を演じるにはどうしても上品すぎるんだよなあ。

あと家のミニチュアの演出はすごく良かったです!

それではハバナイスムービー!

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きーろ

4.0布教訪問って正直怖いなって思っていたら、まさかの訪問先が怖すぎた!

2025年5月6日
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みなさんはご自宅に布教訪問されたことはあるでしょうか。
いきなりインターホンでピンポーンってやってきて、玄関開けると聖書を持った人がいるってやつ。
最近は少しずつ見かけなくなってきたけど、飛び込み営業みたいで、正直不気味だなって不安感を抱くことも多いです。

本作ではその布教訪問する人ではなく、逆に訪問された側の人の主が実はヤバかったって映画です。

いわゆる、舐めてた相手がヤバいやつだったの最新作。

「クワイエットプレイス」の脚本を担当していたスコット・ベックが監督を務めていることもあり、音のない緊張感の演出はかなり良かった。

なんといっても「ノッティングヒルの恋人」「ラブアクチュアリー」など出演し、ロマンティックコメディの顔であったヒューグランドが今回恐ろしい悪役を演じていただけで大満足。

また、布教活動する2人の少女には「ブギーマン」や「エクソシスト」などホラー作品に出演し、今注目されているソフィー・サッチャー。「フェイブルマンズ」にも出演しているクロエ・イースト。2人の健気に布教活動に取り組む姿、徐々に罠にハマっていく姿が辛い。

前半、宗教観を軸に繰り広げられる会話劇によるスリラーから後半、脱出できないし、何が襲いかかるかわからない良い不気味な展開までも面白かった。

単純なホラー映画とはいえない、まさにA24が放つ新感覚ホラーと言ってもいい作品。

ジャンプスケアも比較的多く無く、基本は対話や思想について描かれていく。

いきなり見せずに想像させる猶予がまた怖い。
ブルーベリーの香りするキャンドルに気づいたとにに、キャンドルとカメラが一緒に回るためすぐには視聴者は見えない。
扉を開ける際にも、空いた扉側からのカメラカットになり、一体何があるのかが、すぐには見せてくれない。
このちょっとした猶予が恐怖を煽る。

本作の魅力の一つなのがリードが住む家。さまざな奇妙な仕掛けが用意されており、しかも不気味なのが、微かに気づけるように仕組まれていることである。

気が付かない仕掛けなら意外に怖くないが、気がつく仕掛けほど不安感を抱く罠はない。

オープンに議論しにくいテーマを選んだらしい。それが「宗教」らしい。
たしかに、本来宗教は人を支え、導くもの、救うものから、他のもので例えるさまは非常に興味深かったし、共感する部分も多かった。

神様からの助言であればもともと受けたお言葉が最も正しい助言になるはず。
ただ、実際は時代や生き方に合わせて変化しているのは、結局のところ人の解釈によって調整している気がする。
ようは都合よく人間が解釈しているのでは。
しかも、いろいろ派生していいとこ取りみたいなのって違和感である。
ここに関する疑問視や着地の思想については映画表現として興味深かった。

ただ、本作でもう少し見たかったのは、なぜリードがその思想にたどり着いたのか?
リードは宗教について関心があり、かなり勉強をしていた、ただその結果、信じていた思想が違うと否定された瞬間があったはず。
その結果、本作のリードが生まれてしまったのだと思う。

そのリードが生まれたきっかけをもう少し深く知りたかった。

まさにエスターのエスター0みたいな内容がいずれみたいと思った。

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somebuki

4.0ヒュー様見たさに頑張った💜

2025年5月6日
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ホラーはやっぱり大の苦手。
それでも愛しのヒュー様のためなら、と頑張ったけど終始ビックンビックンしてしまう始末💦おかげで力入り過ぎて頭痛を引き起こしてしまった……

それでもやっぱりA24✨
宗教的なお話を宗教論争に終わらせず、クセありながらもユニバーサルな話に落ち着かせるのはお見事な手法!
良いお話だったなー(怖かったけど😱)

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らまんば

3.5脱出できるよう祈ります

2025年5月5日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

布教のために訪問した家に閉じ込められた二人のシスターの話!

話が通じてるような通じてないような屁理屈おじさんに翻弄されるシスターたち。
ずっとおじさんが上機嫌で喋りっぱなし。胡散臭い話も多いけど、宗教やエンタメの再生産みたいな話は面白かった。
ただ、結局おじさんの目的がイマイチ分からなかった。
大規模にやったら目につくからあそこでチマチマやってるの?

宗教に興味がある人なら楽しめるかなぁ

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ひとふで

4.0宗教の種類はあれども

2025年5月5日
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怖い

知的

難しい

どの宗教も説いていることは同じである。
同じことを説いていても、人種地域生息環境により
説いていることの解釈に差異が生れる。

この差異を比較し何が優れているか?
と違いを強調しオセロゲームを繰り広げてきたのが
一神教の世界だろう。

この一神教を強く支え広く普及することに
貢献してきたのは、間違いなく母となる
女性達であったことは歴史的に
明らかだと思うが、そこに着目し
それが歪んでくるきっかけとなることを
露わにしストーリーへと落とし込んだ秀作が
本作だと思う。

僕はその点で本作を良い作品だと評価したい。

強く支え広げる原動力となりうる女性達は
信仰でありながらも利益追求が短期の現世利益的で
現実的である。

だが信仰は人間が生み出した幻想で理想故
現世利益を求めるものではなく勿論現実的なものではない

この歪みに気づいて宗教的解決が起これば
そもそも宗教の説く最高値は得られるのだから◎

以上、
僕にとって現状の最終地点に到達した
今だからこその名作(^^)ええ鑑賞でした和

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tomokuni0714

3.0普通のブルーベリーパイが食べたいのだよ

2025年5月5日
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怖い

知的

ソフィーサッチャーが自分が超絶タイプの顔面を持っていたために、最初の導入部分を完全に聞き逃してしまった。けど、信仰と思い込みってちょっと似てるし、神様のためというのは時に他責思考だし、信仰する意味とは?って感じの話だった。気がする。

ところで、シスターバーンズのお父さんの病気は何だったんですかね?

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おちゃん

4.5観たことの無いホラー?映画。

2025年5月5日
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笑える

怖い

知的

これ迄に観たことの無い、会話劇、推理劇サスペンスホラーとでも言うのだろうか物凄く面白い映画でした。
ヒュー・グラントのうざ似非アカデミック親爺の人物造形と演技!あまりにも素晴らしい!被害者である2人の少女達の聡明さと宗教的頑迷さが混在した人物造形と演技も負けず劣らず素晴らしかった。
登場人物の誰にも好意を抱けませんが、共感出来るのは圧倒的にヒュー・グラントという意地悪さ、監督さんクレバー過ぎです。モルモンの一夫多妻への突っ込み、ワクワクし過ぎて仰け反りました。
何故か本格推理劇をも織り込みつつお話は楽しく進み、美しいエンディングのまとめ方も素晴らしく感動でした。
レディヘなんて若者は知らないんだよ!って事で傑作です。

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春

4.5エンディングの妙

2025年5月5日
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知的

難しい

斬新

宗教論争?に託つけた、脱出劇かと思いましたが…エンディングの妙味が深い印象を残す作品となりました。最後に絶望に苛まれる主人公を癒すように蝶々が現れる場面や奇跡を弄んだヒュー・グラントが復讐される場面は、思い返す度、意味深いものに感じます。私には、教義に違いさえあれ、宗教の本質が人間の祈りをベースとした“奇跡と希望”であるように感じました。

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kumaka

2.0宗教的な話?

2025年5月4日
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宗教、信仰的な話。よく分からなかった。
ホラー感ありのグロあり。
サイコスリラー。
もっと色んな部屋行って問い掛け的な感じだと思っていたが...

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ニックネーム

2.0ホラーなんだか、スリラーなんだか、サスペンスなんだか・・・?

2025年5月4日
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悲しい

怖い

驚く

えーっと・・・ソフィー・サッチャーってこんなに美人だったんか・・・と、終始ソフィーの美しさに魅了されました。撮り方が素晴らしい。とにかく美人でした。
・・・それだけ?(汗💦

ヒュー・グラントの怪演があってこそ、寝ずに済みました。
がしかし、ほぼほぼ宗教の話で、賛否が分かれるのは明らかでして・・・
宗教信仰というものがいかなるものか、逆手に取って語る手法。そこにホラーのごとき存在を出すことで、なんかゴチャゴチャなホラー?スリラー?サスペンス?なジャンルになってしまっており、面白かった!とはならない。
微妙ですね・・・

GWに映画館で見る映画も尽きてきたところで、最後に観るには、題材が重すぎました(笑)

いっそ、もっとホラーに振り切ってもらった方が良かったという感想ですね。
脱出モノではあるが、予告に裏切られた感が半端ないw

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taka_chan

4.5何故人は祈るのか?

2025年5月4日
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泣ける

怖い

知的

モルモン教の宣教師の女子二人組が主人公という設定が珍しく、面白い。
もしこれがメジャー宗教の信者だったら、
リードおじさんの宗教についての力強い追求、モノポリーに例えた反復という主張に対する脆さ、危うさのようなものは描けなかったのだと思う。
実際、金髪の方の女の子はかなり信仰が揺らいでいたように見える。

前半は不気味な家の中での恐怖の演出がよく出来ていたけれど、
リードの軽妙で飄々とした振る舞いがプッシュされ始めてから、純粋なホラーというよりは知的スリラーのような雰囲気を帯び始めるので、あまり怖くない。
後半部分はどうもリアルさに欠けて、失速したような雰囲気があった。

「無意味とわかりつつ何故祈るのか」という問いに対する金髪の女の子の返答はとても考えさせられた。
宗教に生きる者として美しい返答だと思う。

黒髪の女の子の体内に入っていたアレのこともあるし、
後半の知的を気取った感じを無くして、主人公達の友情と絆をもっとプッシュすれば、怖くも美しい映画になれたと思う。

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Omi

4.0最後まで恐さが続く

2025年5月4日
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鑑賞方法:映画館

怖い

驚く

ドキドキ

期待はずれのレビューがありましたが、自分的には最初から最後まで怖さが続いて中弛みもなく良かったです。ヒューグラントは何のかんのと講釈を語ってはいたが、女性の生と性を支配したかっただけの変態野郎で、そういった神に成りたかっただけなのでは。ホラーと言うよりはサスペンスです。ラストもそうなるだろうなとは思っていても驚かされます。お金を払って見る価値はあると思います。

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こんち66

2.5期待してたのと違った

2025年5月4日
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鑑賞方法:映画館

怖い

どなたかのレビューで、「思っていたのと違った」というのがありましたが、まさしく私もそう感じました。
中盤での、ヒューグラントが語っていた宗教観に関してはある意味興味深く、面白かったけど、私としては脱出ムービーと思っていたので、ちょっとそれとは違うかなと。
定番のドキッとする場面はあったけど(恥ずかしながら身体がビクッとしてしまった)
ユナイテッドシネマで、早くも狭いスクリーンに移り、しかも、かなり上映期間が短そうだなと嫌な予感がしたけど、実際に入場者も少なく、やっぱりそういうことですね。
アメリカ(それともカナダ?)とかではああいう森の中の一軒家とかが良く出てくるけど、こんなとこに女性二人で訪問させるなよと思ってしまったのは私だけですか。

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yosci56

4.5あの家には布教に行きたくありません。

2025年5月3日
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家の外観がスクリーンに映し出されると、もう定番のような
雰囲気なので、それでグッとストーリー展開に対して期待値が
上がった。
最近いろいろな役を演じているヒュー・グラントが刃物を持って
襲ってくる殺人鬼でもなく、理路整然と自分の考えを述べるだけで、
部屋の内装と相まって、漂う空気や雰囲気が怖い。
アメリカだと本当にこういう内装の家がありそう。
ストーリー展開はタイトルの「異端者の家」というところから、
宗教絡みかなと想像していたけど、それ以上でした。
シスターを演じた二人の女優さんが役の入り込み具合がすごくて、
特にパクストン役のクロエ・リードが素晴らしくて、
今後確実に伸びてくると思います。
それにしてもA24って作品を見つける嗅覚が鋭いと思う。
ハズレもあるけど。

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マイタケ

3.5「脱出系オバケ屋敷を期待して入ったらすぐに出口だったけど、途中の展示はけっこう良かった」

2025年5月3日
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怖い

知的

劇場予告を見て「仕掛け満載の迷路みたいな家から脱出する話なのかな?」と思ってたら全然違いましたわい。
(YouTubeのCMは、その勘違いを更に加速させる作りになってて、なんともかんとも)

ヒュー・グラントん家にモルモン教の宣教にやって来たシスター二人は快く招き入れられるが、実はヒュー・グラントは、あらゆる宗教を研究した既存の宗教を論破したいオジサンでした。しかも、内面は非常に邪悪なクソ野郎で、二人を招き入れた目的は…。

ホラーと言うより、会話がメインのサスペンス。2つの扉を選んでから脱出までのハラハラを期待すると肩透かしを食らう。実は2つの扉に行く前がサスペンスの山場だったんだよなぁ。

家に入って、にこやかに対応してくれるヒュー・グラントだけど、「あれ、なんかこの状況、ヤバくない?」「でも相手は常識の範疇の振る舞いだし、ここで帰りますって言うのも失礼になるし…」「何とか退室する口実を見つけないと」と、モタモタしている内にどんどん状況が悪化して行く感じは、キャッチセールスや、まさに宗教の勧誘に引っ掛かった時に似ていて、他人事なら無茶苦茶面白いサスペンス。

しかも、ヒュー・グラントの話すモルモン教(他の既存の宗教も)の教義の矛盾点や、バーガーチェーンやモノポリーの普及発展に例えた宗教の話が、「こんな講義授業があるなら聞いてみたいな」と思えるくらいに結構面白くて、聞き入ってしまいましたよ。

「宗教の教え」と「システム」の問題など、観賞後、家に持ち帰って色々考えたりも出来る、小ぶりながらも中々の良作。

例えるなら「脱出系オバケ屋敷を期待して入ったらすぐに出口だったけど、途中の展示はけっこう良かった」という印象でした。

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