劇場公開日 2025年4月25日

「キリスト教に興味がある人なら引き込まれる会話」異端者の家 60代の男ですさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5キリスト教に興味がある人なら引き込まれる会話

2025年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

サスペンス的な動きのある盛り上がりは、終盤に集中。
「ダ・ヴィンチ・コード」でのイアン・マッケランのような感じに、ヒュー・グラントがキリスト教の正体について延々と講釈をたれるのを、若いシスター2人がいやいや聞かされ続けるシーンというのが全体の半分以上を占めているので、雰囲気が凄くホラーっぽくて緊張感がみなぎっているのだが、宗教にまったく興味がない人には会話が長すぎると感じるだろう。
日本でモルモン教という俗称で呼ばれるキリスト教の一派があるということ程度を知っている人なら、問題なく楽しめると思う。

ヒュー・グラントが繰り返し問いかける質問、「究極の絶対的な宗教は何か」の答えが聞きたくて興味が引っ張られ続けたが……
終盤で語られる答えを聞くと、質問が変だった。
あの答えなら質問は「究極的に言えば、宗教とは何か」がふさわしい。
字幕の訳が、面白く聞こえるようにアレンジされたものだったためなのかもしれないが、(英語力がないので直訳かどうか分からないので)ともかく、あの質問に対して主人公があの答えを返して、それを正解だと言われるのは、ちょっと違和感があった。

60代の男です
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