「最後のアレにはちゃんと意味がある」異端者の家 aossさんの映画レビュー(感想・評価)
最後のアレにはちゃんと意味がある
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ネタバレ無しで感想を書くつもりだったが、最後に出てきた蝶を見て理解していない人が多いのでビックリした。バタフライ効果ではない。この映画は信仰と否定の戦いのものだ。途中でシスター・パクストン(金髪)が「私は蝶に生まれ変わって指先に止まる。それが私の証だと分かるように」と言っていた。つまり最後の現れた蝶はそれを連想させるものであり、もしかしたらそれを一緒に聞いていたバーンズ(黒髪)が真似(信仰)したのかもしれないし、幻かのような表現があったので未来の自分自身かもしれない(信仰を否定しかけたのにコレを切欠に本心から信仰に目覚めた可能性)、そういう奇跡の誕生だったという話しだ。またバーンズが復活したのもキリストの信仰(恨み、支配、憎しみ)そのものであった、という話しで、犯人は幸せの中で死んだのだろうし、何度でも深読みしようと思ったら見返すことができる構成になっている。これは明らかにソウのように意図的に考えられた物しか写っていない。お客とはいえ、なぜ偉そうに映画を見下そうとするのだろうか……。
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