近江ミッション　願いと 祈りと 喜びと

解説

余命宣告を受けた人々やその家族、彼らに関わる医療者たちを取材し、人々の願いと祈りと喜びを500日間にわたり見つめたドキュメンタリー。

滋賀県近江八幡市にあるヴォーリズ記念病院のホスピス（緩和ケア病棟）を題材に取り上げた、2013年製作のドキュメンタリー「いのちがいちばん輝く日　あるホスピス病棟の40日」を手がけた溝渕雅幸監督が、再び同病院のホスピスを取材して完成させた本作。コロナ禍を経て社会や病院・医療を取り巻く環境は変容せざるを得なかったが、患者と家族の願いと祈る心、そしてそれに応えようと懸命に尽くす医療者たちの姿は変わっていなかった。たとえ病の中にあっても人には願いがあり、その願いがかなうようにと祈る人々がおり、願いがかなえばそこは喜びの空間となる。

病の中にあっても感じることができる喜びを、近江八幡の季節の移ろいと伝統行事を織り交ぜながら映し出ていく。

2024年製作／100分／G／日本
配給：アスツナグエイゾウ
劇場公開日：2025年1月10日